こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの3/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。
株価が大きく下落したクラウド株はどこでボトムをつけるんやろうか。Oktaに注目してみようやないか。エンターブライズ向けのIdentity managementの会社や。パウエル議長が金融引き締めと利上げのことについて語ってからOkta株はやられとるんや。問題はOkta株はまだまだ高いということや。高いというのは売り上げに対してという意味や。そして今のマーケットはハイフライングなグロース株に容赦ないんや。Oktaの今回の決算は素晴らしかったで。売り上げもEPSも予想をビートや。ただ今期と通年、双方においてのガイダンスにおいてはまちまちやったんや。売り上げ予測は強いんやが、利益が出ないということなんや。これはどれほど問題なんか?Okta株を持っとる人はどうすればええのか?CEOのTodd Mckinnonに聞いてみようやないか。Mr. Mckinnonよ、ようこそMad Moneyへ。
また来れて嬉しいよジム。
Toddよ、今回の決算、数字はおおむね良かったと思うんやが、わいらはどのようにとらえたらええんや?
とてもいい決算だったと思います。自分のチームが成し遂げたことは素晴らしかったと思います。数字もトップラインとボトムラインをきちんとビートしましたし、私たちには今15000もの顧客がいるのです。そして私たちは顧客がよりクラウド化して、リモートワークもできて、しかもそれらが安全で、新しいテクノロジーにも適応することを助けているのです。Identityはこれらのことの中心に位置するものですから。
なるほど。あなたはIdentityの分野で大きく勝ってきておるが、もっとお金のことに集中してきいていいか?どうやって儲けていくのか。そして利益が予想よりも圧迫されているのはなぜなのか。今のマーケットでは前の四半期の数字がどれほどよくても、将来のプロジェクションが悪ければ株がひどく売られてしまうという状況になっとるから、よけいにそういうことを聞きたいんや。
はい、どうやって儲けていくのかは大事なポイントです。私達はもはや6-7年も安定して業績をあげてきました。私たちのいる業界には大きな大きな商機があります。TAMは800億ドルなのです。だからまだまだ成長しなければいけないからこそ、儲けたお金は全て、さらなる成長のためにつぎ込んでいるのです。私たちは別にお金を燃やしているわけではありません。自分たちのキャッシュフローはポジティブです。残存パフォーマンス義務(RPO)もどんどん伸びています。しかし私たちはもっともっと顧客を捕まえて彼らにより素晴らしい価値を与えていかなければいけないのです。今までの軌跡が物語っている通り、自分たちがやった投資はこれまでとても効率的で、これからもそうありたいと思っています。
なるほど。それは納得なんやが、やけど同時にNonGAAPではオペレーティング・ロスが発生しとるよな。それもアナリスト予想よりも大きな。こういうことは重要やないんか?なんでアナリストも納得するような数字にならんのや?
投資におけるメインアイディアは成長を加速させるということです。私たちは成長のために投資していて、しかも効率を重視しているということです。Auth0も買収しましたし、この買収に伴う費用やこれからの利益についてどのように取り扱うのか、もしくは予想するのかというのも含めて、私たちはとてもいい仕事をしていると自負していますし、これからも成長は続いていきます。
さて、今潮流はゼロトラストセキュリティーということなんやが、このことがどうあなたの会社と関わっていくのか説明してくれるか?
ゼロトラストセキュリティーとは、今のこの業界が向かっている未来です。すべてのユーザーやデバイス、接続元のロケーションを基本的に“信頼できない”ものとして捉えて、オフィスにいようがクラウド上だろうが、重要な情報資産やシステムへのアクセス時にはその正当性や安全性を常に検証することで、マルウェアの感染や情報資産への脅威を防ぐ新しいセキュリティの考え方です。誰も信頼できないというこのモデルで大事になってくるのはやはりIdentityなのです。Identityなしには他社の誰も信頼できないということは成り立ちません。誰がどこにアクセスしようとしているのかを明らかにしなければはじまりませんから。そういう意味でOktaの商機は大きいと考えています。
なるほど。ところでロシアはどれほど脅威なんや?サイバー攻撃が盛んになってて、ロシアがアメリカ市民のような顔をしていろいろなところからデータを盗もうとしとるわけやが。
全ての人にサイバーアタックの危険があります。別に特定の地域というよりは、もしくはどこの業界で働いていても、地球上のどこにいてもオンラインにつないだら脅威に囲まれているのです。本当に多くの人がインターネットでつながっている現代は素晴らしいですが、その裏には大きなリスクがあるのです。だから皆サイバーセキュリティーを重視していて、ゼロトラストということに向かっているのです。ファイヤーウォールが個々のシステムを守っていたのはもう遺跡なのです。今は確固たるIdentityシステムを含めた防衛が必要で、継続的に誰が良いもので誰か悪者なのかをモニターしていくことが大事なのです。
ただゼロトラストには壁もあるよな。ペンタゴンも防衛セクターのいろいろな会社も、秘匿性が高ければ高いほど他にexposeしたくなかったりする。そういう場合はどうなるんや?
はい、様々はregulationがありますし、壁もありますが、私たちが将来的に描いているビッグビジネスはアメリカ政府とのものです。今年中には発表できるかもしれませんが、例えば連邦政府と組んでidentityの強化に取り組めたらと思っています。regultaionがあるのは当然で、私たちは常に、システムを導入したときにそのリスクがベネフィットを上回っていないかどうか確認しなければいけないのです。
ウクライナ政府からヘルプの要請が来たりはしてないんか?
ウクライナの状況においてもっとも大事なプライオリティーは人々の安全です。顧客にも従業員にもウクライナ人や関わる人が大勢いて、私たちはまずはその人間の部分がとても大事なのです。そのうえでサイバー攻撃が至る所でおこっていますから、世界中をどのように守れるかという視点を常に持ちながら進んでいきたいと思っています。
なるほど。わいは実際世界中の政府がゼロトラストを真剣にとらえて、Oktaのような会社を使ってはじめにサイバーセキュリティーにもっともっと取り組んでほしいと思うで。今日もええ話をありがとう。Todd Mckinnonでした。
Okta株は持ち続けているので、どんどん行ってほしいです。
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