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【ジム・クレイマー】今のような利上げ局面で注目すべきなのは、これらの配当ブースト銘柄達や!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは+1.23%、SP500も+1.23%、そしてナスダックは+1.33%とプラスの日になったな。ここのところずっと下落相場やったわけやが、珍しくここ数日間の株式市場は上がっとるんや。このレアなケースを逃さん方がええで。わいはまだまだマーケットが真のボトムをつけるまでには痛みを伴うと思っとる。昨日も一昨日もそういうチャーティストの説明があったやろ。ここのところマーケットはリバウンドしとるが、やけどわいらの状況は別に変ってないんやで。

 

Fedはこれからもどんどん利上げをしていくんや。今週0.25%の利上げを発表したが、今年は7回の利上げがあるやろうということや。それは株式市場にとって好ましいことではないんや。やけどFedはインフレの過熱ぶりを抑えんとあかんからやらんとあかんわけや。長期的にはFedの動きは株式市場的にも正しいやろう。やけど短期的には利上げ局面になって、株式市場で勝者を選ぶのがより難しくなってしまうということなんや。ということで、今のマーケットのリバウンドはもしかしたらあなたのポートフォリオを整理して組みなおす機会にした方がええということや。わいはこの2022年はこれからも全ての種類の株において難しい株式市場になると思うで。

 

去年の11月からFedがタカ派発言してからずっと、わいは利益を出す会社に注目しろと言ってきたよな。リアルな製品を作って売ることで、リアルな利益を上げていて、それだけでは十分じゃなくて、最も大事なところは、その利益を配当や自社株買いで株主に還元している会社、これに注目しろと言ってきたやろ。その中でも配当にフォーカスを当てようやないか。今のような株式市場が乱気流にのまれている時は、ウォール街がそれぞれの株をどれぐらいのPERとして評価するのが適切なのか、誰もわからなくなるんや。利益が出てなくてPSRでしか評価されない株なんか論外や。

 

そういう中で配当というのは、リアルにあなたのポケットに入ってくるお金や。強いで。配当がこれからカットされない限りは、債券の利率をしのげば素晴らしく安全な投資になり得るんや。配当が将来カットされなければ、という仮定が重要で、だからいい配当株を選ぶときは必ずバランスシートをチェックせんとあかんのやけどな。ええ配当があってもそれが安全じゃなかったら魅力的じゃないわけやから。そして今、どういう配当株に注目していけばいいかというと、最近配当をブーストした会社たちや。

 

配当を上げるということは、バランスシートが盤石ならば、それは経営陣がその会社の将来に自信を持っとるということや。しかもこれから金利が上がっていくなかて、配当株は配当をブーストせんことには、債券との競争に負けてしまうから、やはりブーストが必要なんや。ということで今回わいが注目したいのは、2022年でどの会社が最も大きく配当をブーストしているかということや。幸いにも情報には不足してないんや。SP500のウェブサイトは毎週毎週配当の情報を更新しとるからな。

 

それらの情報を見とって、わいはええニュースと悪いニュースがあることに気づいたんや。まずは悪い方やが、SP500全体をひっくるめてみると、去年の末の配当はここ20年間で最低やったんや。まあこれは去年は株価が好調なことも関係しとって、今年は株価が既に大きく落ちとって、既に結構配当が上がっとるんやけどな。

 

良い方のニュースは何かというと、こっちの方はめちゃめちゃええニュースや。先週末の時点でSP500の会社のうちほとんと4分の1の会社が今年に入って配当を上げとるんや。119もの会社が、や。24%や。そしてこれらの会社を詳しく見ていくと、バランスシートが素晴らしく強固な会社が多いんや。60もの会社が配当を10%以上も上げとる。27もの会社が配当を20%以上も上げとる。わいらはここで、インフレを大きく凌駕する配当ブースト株を探したいわけやから、この27の会社に注目して、その中でもわいが特に注目しとって特に好きな11の会社について言っていきたいんや。

 

高配当のエネルギー株から言っていこうやないか。Devon EnergyとPioneer Natural ResourcesとCotera Energyや。わいの番組を見てくれとる人ならなじみがあるはずや。わいは事あるごとにこれらの会社の名前を番組で言うとるからな。石油ガス会社は固定された部分と可変の部分、2つからなる配当の構造になっとることが多いんや。エネルギー価格がどんどん上がるにつれて、配当もどんどん上がっていくんや。これからも大きく上がっていくはずや。Devonはわいのファンドで持っとるが、この会社が可変の部分の配当の仕組みを作ったパイオニアや。そして彼らは素晴らしく規律を持って、株主還元第一の姿勢を貫いとるんや。ここまでDevonは大きく株価が上がってきたが、それでも配当は7%もあるんや。わいは彼らが大好きや。CEOのRick Muncriefは素晴らしいんや。

 

Pioneer Natural Resourcesはパーミアン盆地のピュア・プレイや。6.3%の配当や。わいはほとんどDevonと同じぐらい好きやで。Coterraはより天然ガス比率が高いんやが、9%の配当や。これら3つは素晴らしいんやが、もう一つ、Halliburtonを上げとくで。これは石油サービス会社で、その分野の主要3社の中で最も北米でのビジネス比率が高いんや。わいのファンドで最も最近に新規買いした株や。原油の1バレル$100はまだまだ行くで。なぜならロシアのエネルギーが市場から締め出されようとしとるからや。北米でのビジネス比率の高さは今のような状況では理想的や。配当は167%ブーストされたと言うても1.2%しかないんやが、やけどわいは期待しとるし、ロシアにコミットしとる会社の株は間違っても買うんやないで。

 

5つ目の銘柄としてリテールを挙げたいで。Tractor Supplyや。これはアメリカでも最もよく経営されとるリテールの一つや。行ったことない人は店舗に行ってほしいで。素晴らしいからな。この会社は配当を77%もブーストしたんや。1.6%や。20億ドルの自社株買いも発表しとる。6つ目もリテールや。Best Buyや。この株はここ何カ月かで株価が大きく下がって来たんや。最も最近の決算の数字はやや軽かったんやが、やけど長期のガイダンスは素晴らしかったで。配当は26%もブーストしたんや。50億ドルの自社株買いも発表しとる。3.6%の配当で、わいはこの株はめちゃ好きやで。

 

7つ目としてもう一つ、ボーナスリテール銘柄を言っとくで。Dollar Generalや。今朝の決算では予想通りの数字とまちまちのガイダンスを発表したわけやが、配当は31%もブーストしたんや。27.5億ドルの自社株買いも発表しとる。これはめちゃめちゃ株主に報いとるで。8つ目は半導体株や。NXP semiや。車業界を中心にスマート家電もコミュニケーション機器もやっとる。この株はここまで大きくやられてきとるが、やけど最も最近の決算は素晴らしかったで。経営陣は車業界での半導体不足は今年いっぱいは続くというとったが、それはNEPにとってええニュースや。‘‘50%もの配当ブーストをしとって、20億ドルの自社株買いも発表しとるんや。

 

9つ目はPrologisや。物流のリートのキングや。2%とそれほど高くない配当ながら、長期で安定した勝者なんや。そしていつも安定して配当を上げて来とるんや。まだまだ物流施設がこの国で不足しとることを考えると、この会社は勝ち続けると思うで。わいはこの会社が好きやで。10個目は銀行をいこうやないか。わいのファンドも大きなポジションを持っとるWells Fargoや。この銀行は素晴らしいターンアラウンドのストーリーなんや。特にFedが利上げをする局面ではより利益を出すんや。

 

最後の11個目はAmerican Expressや。昨日CEOのSteve SqueriとMad Moneyでしゃべったが、旅行がすごい勢いで戻って来とると言うとったで。やけどリオープニングプレイというだけではなく、20%もの配当ブーストをしとることを忘れんでくれよな。自社株買いもどんどんやっとるしな。ということで結論やが、Fedが利上げをする局面では、配当をブーストしとる会社に注目するんや。利益を出してそれを配当や自社株買いで株主に還元する会社に注目するんや。今のような局面ではそういう、あなたにお金を返してくれる銘柄が強いんやで。

 

 

配当株、いいですね!

 

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