こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの4/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はまた下落の日に逆戻りしたな。ダウは-0.33%、SP500は-1.21%、そしてナスダックは-2.14%やったんや。マーケットのアルゴリズムは、金利が上昇した時はテクノロジー株は売りとなっとるんや。自動的にな。昨日は金利が下がったからナスダックは上がった。そういうことや。昨日は買い手はまるでインフレはピークをつけとると思っとるかのようやったが、今日はインフレの過熱ぶりは全然終わってないかのような動きやったんや。こうなってくると個々の会社の動きはあまり関係がないよな。金利とかで大きく株価が動いてしまうから。まあでもTwitter株は別やけどな。イーロンマスクが騒がせとるよな。しかもその動きも、一日も持たなくて、今日の終わりには株価の上昇は無かったことになっとる。
こういう日々の株式市場の動きに埋もれるかのように、しかしその背後には確固としたブルマーケットがあるんや。そのブルマーケットは、実際にものをつくって、実際に利益を出して、その利益を自社株買いや配当で株主に返しとる会社によって形成されとるんや。今はグロースでもハイグロース株の時期じゃないんや。グロースがありかつリーズナブルなバリュエーションの株がええんや。注意深くいかなあかんから、わいのファンドは今キャッシュを積み上げとるで。そういうことを踏まえて、来週のゲームプランをいっていこうやないか。
まず月曜日やが、毎週言うとるようにロシアとウクライナの戦争の状況がどうなっとるかを注視しようやないか。アメリカ政府はこれまで、状況がどうなるかの予測が結構あたっとるんや。まあ予測があたったからといってロシアの蛮行を止めれるわけやないんやが。月曜日はさらにBank of Americaの決算発表があるで。銀行の決算としては、GSは良かったんやが、JPMはまあアベレージと言ってよくて、WFCは悪かったんや。わいはBank of Americaは世界でナンバーワン銀行として輝くと思うで。今回の決算もあなたを失望させることはないと思うで。
CEOのBrian MoynihanはBank of Americaをテクノロジーパワーハウスにしたんや。複数世代の人間をモバイルバンキングに誘導したんや。デポジットのグロースはどんどんいっとるやろう。金利上昇が追い風や。一方でコストはどんどん下がっとるやろう。そして経営はどんどん良くなっとるやろう。嫌う理由がないで。同時に、Brianは銀行がこれからいかにもっと社会正義に則していかなければいけないかを主張するスポークスマンでもあるんや。彼は決してリップサービスで言っとるわけでもなんでもなくて、そういう姿勢が国内で、また多くの場合で国際的にも、この銀行がコミュニティー銀行として根付く礎を作っとるんや。
火曜日は多くのグレイトな会社の決算発表があるで。わいのファンドで最も大きなポジションの一つになりつつある、石油サービス会社のHalliburtonとか、会社の分割が価値を上乗せする予定のJ&Jとか、退屈やけどめちゃええ保険会社のTravelersとか、物流施設専門の不動産投資会社のPrologisとかや。過去10年間でのeコマースの発展がPrologisのストーリーを素晴らしいものにしとるんや。この株はもっと下がってくれればええのになと思うで。そしたらわいのファンドで買うのにな。
火曜日は更にIBMの決算発表があるんやが、今日Morgan StanleyのアナリストがIBMをequal weightからoverweightに格上げして、目標株価も$147から$150に上げたんや。わいは今回の決算こそがCEOのArvind Krishnaが素晴らしい数字を出す決算になると思っとるんや。IBMという会社のスローなビジネス部門を切り離して、早い成長のビジネスを残したんや。IBMは輝く時が来とると思うで。火曜日は更にNetflixの決算発表があるんやが、これはタフやで。わいは昔にFAANGという言葉を作ったんやが、Netflixはその略語のキーやったんや。ただ今のストリーミング戦国時代には、人々は昔よりもNetflixの存在感を感じないようになってしもうた。わいはNetflixの製品は好きで株価はバーゲンやと思うんやけどな。だから株価は上昇することもあると思うが、10年前の状況と比べて、ここからどうやって勢いを取り戻すのか、考えると難しいで。自分はHBOを見てる。自分はHuluを見てる。そういう風に多様化してきとるんや。
水曜日は注目決算が本格的に目白押しとなる始まりの日で、多くの注目決算があるんやが、最も注目度が高いものだけに絞らせてもらうで。まずはP&Gや。わいのファンドでは最近買ったんや。もしこれが下がったら買い増していくで。自分のファンドで最も大きなポジションになってもええと思っとるで。今マーケットは方向転換、ピボットがおこっとると言うとるやろ。そのポスト・ピボットの世界で最も魅力的なのがこの株や。
水曜日の引け後はTeslaの決算発表があるで。イーロンマスクはわいらの時代で圧倒的な存在感やから、わいはこの決算も驚かせてくれると思うで。どういう意味かというと、ロックダウンで心配されとる中国での生産も大丈夫やと思うで。Nikeがこの前ええ決算を発表したんやが、Nikeの中国での数字が良かったら、Teslaも大丈夫なんやないんか?イーロンマスクやで?わいは素晴らしい数字を発表してくれることに賭けるで。更にドイツ工場についてやが、素晴らしい数字を発表してくれると思うんや。三つ目として、サイバートラックが実は準備ができとるかもしれん。いや、しらんよ?しらんけども、Twitterでこうやってわいわい騒いで、裏でTeslaで素晴らしいことを発表する、いかにもマスクらしいやないか。
さて、今週の決算で最も重要やったのはDelta Airlinesの決算やったんや。CEOのEd Bastianは3月の予約状況はこの会社史上最も強いと言うたんや。United Airlinesの決算発表が水曜日にあるんやが、同じような発表をしてくれると思うで。木曜日はAT&Tの決算発表があるで。何が発表されるやろうか?わからんけど何も面白くないかもしれんで。グロースではT-mobileや。配当ではVerizonや。AT&Tはわいはビリーバーじゃないで。木曜日は更に、わいが長年あまり気にかけてこなかった会社であるFreeport Mcmoranの決算発表があるで。銅の採掘会社や。なんで今注目しとるかというと、銅というのは中国経済の素晴らしい代理人になって、Freeportは銅がどこに行っとるのか教えてくれるんや。つまり、銅の、そしてFreeportの動向を探ることで中国経済がどこに行こうとしとるのかわかるというものや。わいはウクライナの状況と共に、中国の状況もめちゃめちゃ気になるで。オミクロンを封じ込めようと過激なロックダウンを続けるなら、彼らの経済は崩壊して、わいらにもそれは波及するやろう。ショッキングやがおこり得る未来や。
金曜日は今めちゃめちゃ買いやと思うAmerican Expressの決算発表があるで。Delta Airlinesの決算でのカンファレンスコールが素晴らしかったと言うたやろ。ということはAmerican Expressもええに決まっとるやないか。株価はもといた高値に戻っていくと思うで。後、わいの今お気に入りのセクターの一つが石油なんやが、金曜日にはSchlumbergerの決算発表があるから注目しようやないか。ヨーロッパでの最大の石油サービス会社や。この会社の動向で、ロシアの石油ガスの動向も読み取れるやろう。あえてジェノサイドというが、ロシアが今ウクライナにやっとるジェノサイドによって、ロシアのエネルギーはますます孤立するやろう。ロシアは採掘を止めていくやろう。
結論やが、来週もワイルドな週になるやろう。債券市場と債券金利、ウクライナでのジェノサイド、そして、中国政府が自国の国民にしているひどいロックダウンの仕打ち、これらが株式市場にとってとても大事な週になるやろう。
来週も荒れそうですね。
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