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【ジム・クレイマー】買収されるTwitterに無い強さを持つ、今持つべき株の典型例!経験豊かな経営陣が様々なチャレンジを乗り越えていく、そのことこそが強さの秘訣なんや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今週は上昇で始まったで。ダウは+0.70%、SP500は+0.57%、そしてナスダックが一番あがって+1.29%やったんや。朝はかなり醜かったんやが、上昇で終わったで。今の状況で成功することは多くの会社にとって難しいんや。やけどその中で成功しとる勝者を見つけたら、それがどうワークしとるのかじっくり見る価値があるというものや。今はかなり危うい状況で、決算の数字が悪かったら叩き売られるような地合いや。

 

その中でTwitterが今日5%以上も上がったんやが、ついにイーロンマスクが買収するというニュースがでたな。Twitterの取締役会が全会一致で承認したんや。マスク側が株式を1株あたり$54.20で取得するんや。買収総額は$440億や。買収後は非公開企業になると言われとる。わいはイーロンマスクはまだ解き放たれていないTwitterの価値というのもがわかっとって、これからどんどん価値をあげていくと思うで。そうするには非公開企業になった方がやりやすいやろう。長い間Twitterは改革が必要やと言われとったわけやが、結局外圧に変化をゆだねたということなんや。

 

まあTwitterの場合は買収されて価値が上がるやろう会社で、買収に際して株価も上がって株主にとっても悪くないやろう。やけど今のような難しい状況でTwitterはレアケースや。例えば買収が不可能なようなもっと大きな時価総額の会社が今苦しんどったらどうやったら株は上に行くんや?今日のような日はたまたま株式市場全体が上がって、そういう時につられて上がる時はあるかもしれんが、そうじゃなくてもっとクリアにぐんぐん株価が上がっていくにはどうすればええんや?

 

そういうことを考える上では、イーロンマスクの買収に際した株式上昇はたまたまの側面が大きいからあまり参考にならんくて、その代わりにもっと強固な、今日その実力が改めて確かめられた勝者がおるんや。それがCoca-Colaや。この株のことを考えることが、今の勝者とは何かを考える素晴らしい例を提供してくれると思うんや。ここに並べとるボトルは100%リサイクルボトルや。コカ・コーラをただの砂糖水やと思っとるやろ?やけど今日のこの企業が発表した決算で明らかになったのは、この企業のブランド力とそのアイコン具合がどれほど強いものかということやったんや。

 

株を買う時は、その業種でのベストの優良会社を買えと言うてきたやろ。イーロンマスクが買収して変えたくなるような悪い会社ではなく、や。別にCoca-Colaが何も問題がないわけではないんや。他の会社と同じような問題を抱えとるんやで。やけどそれを飲み込んで前へ進む力がCEOのJames Quinceyとそのチームにはある。こういうところはTwitterに見られんかったものや。彼は決算のカンファレンスコールをどのような言葉ではじめたか?「今年のスタートはプロ三シングだと思われていたが、すぐ経営環境が変化した。とても重大な地政学上の紛争や、至る所でのCOVIDの感染者数の再拡大や、記録的なインフレの過熱や、引き続き存在するサプライチェーン問題がある。」

 

そうや、Coca-Colaも他の会社と同じような問題を等しく抱えとるんや。やけどQuinceyはこう続けたんや。「にもかかわらず、私たちは去年からのモメンタムを安定して持続することができた。速度を持って変化しながらビジネスを行って、今期の決算も強いグロースを達成した。」わいはここで強調したい。こういう株こそが今のような時に持つべき株や。リッチな人が買収してくれんかなと多くの人が願うような株じゃなくて、こういうCoca-Colaのような株を買うんや。

 

さて、Coca-Colaにとって巨大な市場の中国を考えてみようやないか。中国は巨大なゆえに重要なところなんやが、COVIDの影響は大きいんや。やけどQuinceyは何と語ったかというと、ボトルをそれぞれの地域で手配できるようにローカルな企業にあたったと言うたんや。これをわかりやすく翻訳するとどうなるかというと、Coca-Colaは今の状況はタフやということがわかっとって、この状況を乗り切ろうとするどころか、この状況を逆手にすらとって、他の地域のマーケットシェアを広げにいっとるんや。もし中国のロックダウンが終わったらCoca-Colaはめちゃめちゃ伸びとるという算段や。今のような難局にはまさにこのような会社のかじ取りが必要なんや。中国はmRNAワクチンの使用を拒否して自国のワクチンにこだわることで自分で自分の首をしめとるわけやが、遅かれ早かれロックダウンが解かれる暁には、Coca-Colaはますます成長しとるやろう。KO株のチャートを見てくれ。今のようなひどいマーケットでこれほど好調な株は珍しいやろ。

 

じゃあヨーロッパはどうや?これもQuinceyの言葉を聞いてみようやないか。「我々はウクライナの戦争からのスピルオーバー効果を注視し続けている。消費者の健康に対応して変化していく準備はできている。」カロリーゼロのコカ・コーラの売り上げはパンデミック前のレベルに戻っとるんや。更にトポチコ・ハードセルツァーを市場に投入しとるんやが、これはCoca-Cola社の歴史の中でも最もエキサイティングなローンチの一つや。まあ100年以上前に売られとったコカイン入りの飲料の方がエキサイティングかもしれんがな。

 

2017年にCoca-Colaはトポチコブランドを買収したんや。$2.2億でな。この買収は今世紀でも有数のスティールやったんや。Quinceyは昔メキシコでビジネスをやっとって、アルコール飲料のビジネスの素晴らしさを既に知っとったんや。今トポチコ・ハードセルツァーを売っとるのを探すのはめちゃめちゃ難しいで。全ての場所で大人気で売り切れが続出しとるんや。生産がおいついてきたら至るところで席巻するはずや。

 

さて、それではCoca-Colaのアメリカでのビジネスはどうなんや?アメリカはもしかしたら結構タフかもしれん。もちろんリオープニングで皆外出をするというええ面があるやろう。だからこの会社のオーガニックグロースがアド六べき18%という高さやったんや。ただアメリカは今ひどいインフレで苦しんどる。わいがQuinceyと今朝しゃべった時も、アメリカでのビジネスが原材料コストの高騰で厳しいと言うとった。例えば缶の値段が大きく上がっとる。プラスチック価格も上がっとる。いいニュースとしては、Coca-Colaは昔から缶の製造のキャパをあげようとしとって、それができとることや。こういうことになっとるから、このひどいインフレが終わった暁には、生産量がぐんと上がった企業がどんどん見られるやろう。そうでなければFedはただ経済をクラッシュさせてしまうで。ただCoca-Colaに関しては生産量をあげるのが至上命題でそれに取り組んどるんや。

 

あとは輸送コストの問題もあるよな。トラックドライバー不足の問題はかなり深刻やQuinceyは言うとったんや。多くのドライバーが50代とか60代で、しかも前倒しで引退して老後を過ごす人も多いという話なんや。同時にCOVIDで新しいドライバーの育成が滞ったからドライバー不足は構造的な問題になっとる。結果としてトラックドライバーに高給を払わんとあかんくて、コストが上がっとる。Fedのパウエル議長はトラックドライバーを作ることはできんが、やけど経済が良くなったらいろいろ物事が正常になるかもしれんけどな。

 

そういう事情がありながらもCoca-Colaの決算が強かったのは何でや?この会社はTwitterができんことをやっとるんや。世界中で顧客のことを考えて、彼らがどこでどれぐらい商品を必要としとるかを把握して、Doordashとかとも契約を結びながら、スーパーとかとも幅広く契約して、商品を行き渡らせるどころか更に成長をしとるんや。結論やが、もう皆が知っとるんや、今の世界で成功することが難しいということを。やけどCoca-Colaは今のような状況で、経験豊かな経営陣が様々なチャレンジを乗り越えていく様をわいらに見せてくれとるんや。まるで病院で病気を治すようにな。そのことそのものこそが長く続く強さの秘訣なんや。今の時期はこういう株を蓄えておくんや。

 

 

Coca-Cola、素晴らしいですね。

 

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