こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの5/16のMad Moneyはどうだったでしょうか。
わいは週末中ずっと考えとったんやが、やはり今のマーケットは憎まれるに値するぐらいどうもならん。何も前に進んでなくて惨めさが募るだけの市場や。今日のマーケットだって、悲しいことに、世界中で今実際におこっとることを反映しとるような動きやったんや。マーケットは売られすぎの状況で、この前の金曜日は大きく上昇したにもかかわらず、やっぱり今のマーケットはBearの牙から逃れられんのや。今日はダウは+0.08%とプラスやったが、SP500は-0.39%、そしてナスダックは大きく下がって-1.2%やったんや。ナスダックは高値から27%も下落したところにあるんや。今日だってABNBもDOORもSQもとにかくただただやられとるんや。
なんでこんなにBearが優勢なのか、めちゃシンプルな理由があるで。なぜならわいの今のマーケットには上に行く権利が無いからや。かつては株式市場はめちゃめちゃ力強かったもんやが。。昨夜、わいは今週のマーケットのための準備をしとって、先物とかも見とったんやが、昨夜の先物は強かったんや。金曜日のマーケットの動きは強かったから、そこからまた積み重なるものがあるのかと期待したんや。やけどそれは結局バカみたいな考えやったんや。何か積み重ねるものがあるだって?何というジョークだろうか。
まあわいが朝四時に先物を見た時には既に下がっとったんや。なぜかというと、中国経済の失速が報じられとったからや。工業生産と小売売上高が本当にひどい落ち込みを見せとったんや。やけど違った結果を予想した人なんかおるんか?COVIDウイルス感染を徹底的に抑え込むゼロコロナ政策の代償は大きいやろうことは当然予想できることやろう。今の状況で中国ビジネスがいい状態になるなんてありえないで。中国で今ものがたくさんつくられて売られとると思うか?ただこういう当然のニュースでも株式市場は繰り返し打撃を受けてしまうところが今のマーケットの信じられないところや。習近平国家主席がmRNAワクチンを使うと決断するだけでめちゃめちゃマーケットは上がるやろう。やけどそうなることはないやろうから、希望がないで。
更にプーチンが癌であることが報道されたで。プーチンの最も近しい側近の一人が、プーチンがBlood Cancerであることを述べとるんや。どれほど信頼性があるのかわからんが、もしプーチンが死んだら死後の世界をおさめることができるやつなんかおるんか?という疑問はあるが、やけどプーチンがおらんくなったらがらっと状況が良い方向に変わる可能性もあることは確かで、どうなるのか色めき立ったが、やけどそこで更に、マクドナルドがロシア事業の売却手続きを始めたと発表したんや。なんや、やっぱり状況は変わらず、たぶんこれからも悪いんやないかということになったで。ウクライナがプーチン大統領の暗殺に成功せん限りはこの状況が上向く兆しは皆無や。プーチンがこの状況を引っ張ろうと思ったらいくらでも引っ張れるやろう。マーケットにとってええニュースがこの部分から出てくることは近未来ではないやろう。
中国、ロシアときて、次はわいらや。アメリカや。今朝ゴールドマンサックスのDavid Kostinが今バリュエーションが安い株というのを言うとったんやが、やけどSP500の目標株価を引き下げとったんや。Morgan StanleyのMichael Wilsonは正真正銘のBearなんやが、この人もまだまだ株価は下落するやろうと予想しとるで。そしてシニシズムがここにあると思うのが、ジェットブルー航空が同業のスピリット航空に対してTOB(株式公開買い付け)をやると発表したで。誰やこんなディールを企てた輩は。誰がアドバイザーなんや。バイデン政権のもとで競争がそがれるようなことに歯止めをかけようという動きを知らんのか。ジェットブルーもスピリットも、空港だとそれぞれの飛行機が横にならんどるような同業で、一緒になったら競争が失われてしまうやないか。あまり十分に語られてないことやが、今のサプライチェーン問題のキーは何かというと、合併等でどんどん競争が失われていっとることが根底にあるんや。企業が競争すればするほど消費者には利益になるんやけどな。
そして更にゴールドマンサックスの前のCEOのロイド・ブランクファイン会長が、アメリカ経済がリセッションに陥るリスクは極めて高いと言うたんや。企業の経営者も消費者もしっかりとリセッションに対する備えをせんとあかんと言うたんや。まだまだリセッションはマーケットに織り込まれてないとも言うたんや。まあ準備をするべきやと言われても、わいら消費者はどうしたらええんや?副業するとかか?よくわからんで。言わんとしとることはわかるけどな。
こういうネガティブ発言が相次ぐだけでなく、仮想通貨も下落しとって、ビットコインは歴史的な下落を見せとる。多くの人が、そもそもなんでこんなもの買ったんやったっけと思っとるやろう。こういう中で人々は相反する二つのことに直面しとる。まずは、とにかくネガティブなことしか聞こえてこないということ。あとは、やけど株価は大きく下がってきて、だいたいディップ買いをすると今までは報われてきたということ。今割安になっとる株があるのかどうかという問いには、紛れもなくYesと答えるで。まだまだ割高な株があるのかという質問にもYesと答えるんや。
こういう状況でどうすべきか?今のところ何も正しくワークしてないととらえるのが正しいと思うんや。そういう状況では例え一時的に株価の上昇があったって、それが持続するのは難しいで。いや、そんなことはないかも、とか、現実から目をそらせて、わかっとるくせに他の考え方で行こうとするのをやめるべきや。ただただこの拷問のようなマーケットを受け入れて慣れるべきや。まっすぐマーケットを見て受け止めるべきなんや。そうすることでこれからの身の処し方もわかろうというもんや。
上昇相場は遠そうですね。
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