こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの5/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。
多くのテクノロジー株が去年の11月に株価のピークを迎えて、株式市場全体もどんどん下落しとる昨今、特にテクノロジー株はひき肉機に放り込まれたみたいになっとるんやが、その中でもサイバーセキュリティー株は健闘しとるや。ロシアのウクライナ侵攻でも、ハッカーのぶつかりあいがあり、サイバーセキュリティーの重要性が改めて示されとる中で、今日の注目はPaloAlto Networksや。サイバーセキュリティー会社の中のベストで、一月前に株価は新高値をつけとる。ただ、そこからの株式市場全体の下げに巻き込まれて、今その高値から30%も株価が下の状態や。
そういう状態の中で今夜、PaloAlto Networksは決算を発表して、またまた素晴らしい数字やったんや。売上高もEPSも、メジャーな数字は全て予想を上回ったんや。未収請求を考慮した売上高、ビリングは予想+24%のところをなんと+40%という好調ぶりやったんや。通期の見通しもEPS、売上高ともに従来の数字より引き上げて、予想より全然上をいったんや。ガイダンスは前回だって引き上げたのに、また今回も引き上げたんやで。決算発表後アフターアワーで株価が上がっとるのも当然や。もっと大きな株価のリバウンドにつながってもおかしくないとわいは思うんやが、CEOのNikesh Aroraに会社がどこに向かっているか聞いてみようやないか。Mr. Arora、ようこそMad Moneyへ。
ジムよ、また番組によんでくれてありがとう。
Nikeshよ、決算の数字めちゃめちゃ良かったよな。ガイダンスを引き上げるのはこれで三期連続やとカンファレンスコールで言うとったが、どうやったらここまで予想以上に成長を続けることができとるんや?他の会社は苦しんどるこの状況の中で。
ジムよ、あなたもわかっていると思いますが、今は自分がCEOになって丸四年の記念日です。四年前私とあなたが語ったことを振り返るいいチャンスです。私たちが語り合ったのは、クラウドセキュリティーのビジネスについてです。ファイヤーウォールのシェアをもっと獲得してその性能をゼロトラストの概念のもとに上げていくということです。そしてAIとマシーンラーニングをどのようにインテグレートするかということについても語り合いました。そして今、私はその時のビジョンがワークしていることがうれしいです。自分たちのビリングは40%で成長していて、これはこの四年間でベストの決算です。
あなたがこのビジネスに入ってきた時、皆PaloAltoは買収につぐ買収でやっていくに違いないと言うとったもんやが、そんなことなかったことは注目に値すると思うで。買収で会社を大きくしていくというよりは、単に実行力で会社が成長しとるよな。わいはNikesh、あなたが会社のやり方やカルチャーやあり方そのものを変えたように見えるんや。そしてそれがあなたがやりたかったことなんやろ?
私がこの会社に来た時に持っていた最も大きな印象は、このサイバーセキュリティーに関しては顧客はベストの会社を欲するということでした。ということは自分たちがこの分野で成長するにはいろいろなサイバーセキュリティーの分野それぞれに対してベストの会社にならないといけないということです。過去三年半の間で14の製品でそのカテゴリーでベストになりました。これは他の会社にはない我々の特長です。私たちの広い製品のラインナップで、今は顧客にいろいろな柔軟な提案をできるようになりました。その会社がここのところを特に守りたければこの製品、あそこのところを守りたければこの製品、というようにです。ちなみに、我々のシステムを顧客のシステムに取り入れるのには、彼らのITの人間や専門家は必要ありません。私たちが顧客のシステムを理解してインテグレートを私たち自身でやるのです。これが今ワークしているストラテジーなのです。
わいにとってあなたの会社がワークしとる理由はクリアで、例えば40%で成長しとるほとんどの会社はお金を失っていっとるんや。やけどあなたの会社はそうやないよな。むしろキャッシュも蓄積していっとる。ビジネスは素晴らしく好調や。どこから顧客が生まれてくるんや?
私が就任してからこの会社のグロースは伸びましたが、私はこのグロースがここで止まるとは思っていません。サイバーセキュリティーの重要性は今後ますます増していくでしょう。私たちの顧客は自分たち自身でサイバーセキュリティーが強固にできないことをますます知っていくでしょう。たった今でも何百というランサムウェアに対するdiscussionが進行中なのです。なぜなら多くの顧客が実際ランサムウェアにやられてシステムが停止中だからです。そういうことを避けるためにはとにかくベストの会社のベストなセキュリティー対策を講じなければいけないのです。しかも多くの顧客は長期的にパートナーになってくれる企業を探しているのです。それが我々なのです。それが我々が顧客にコミットしていることで、実行していることなのです。
ウォールストリートジャーナルの記事に、いかにロシアのウクライナ侵攻に際してサイバーアタックが飛び交ったかというのがあったんやが、そして実際わいはそのことに驚いとるわけやが、あなたは事態をどう見とるんや?
ロシアのウクライナ侵攻ですが、事態は全然終わっていません。ホワイトハウスのサイバーセキュリティーアドバイザリー委員会のまとめとか見ても、ゼロトラストの概念で自分たちの社会がサイバー空間の脅威においてよく準備できている必要があることを深刻に物語っています。私たちの会社においても、より強い興味が国家や連邦政府からよせられています。自分たちはサステイナブルな社会を構築していかなればなりません。サイバーアタックは経済のカオスを引き起こすのに最も簡単な方法でしょう。国家としては全てのインフラが守られていることを確認する必要があるのです。二週間前に、このT-シャツを見てください、Zero Trust with Zero exceptionsというのを我々は提唱して、従来までのNero Trust Network Access (NTZA) 1.0ではなく進化版のZTNA 2.0を提唱しました。進化し続けるシステムと共に歩むのが重要なのです。
そのZTNAやが、それは大事そうやな。これからのキーになりそうやな。もっとそのことについて教えてくれるか?そのT-シャツはナイスやないか。
はっはっは。T-シャツを褒めてくれてありがとう。ホワイトハウスのオーダーでは、ZTNAのファンダメンタルなプリンシプルは、例えばインフラにアクセスする全ての個々人に対して等しく防御するということなんです。例外は認めないのです。このケースではこの個人はここまで許されるというようなことは無いのです。例外がない、すなわちZero Trust with Zero exceptionsなのです。これが自分たちが完全なセキュリティーを実現する唯一の道なのです。私たちはこの概念のもとに私たちのシステムをより完全にするようにしているのです。そしてそれができるのは実際我々だけなのです。
あなたに前回会ってからしばらくして、わいは友達に会ったんやが、そいつは3万ドルというお金をサイバーアタックで失ったりしとるんや。一人やないで。何人かが多額のお金を失ったりしとる。ランサムウェアのあたっくとかでな。確実なものはなにもないように見える。なんか特にここ三か月間、自分たちの脆弱性がどんどん露わになっとるような気がするんや。わいら個人はどうやって自分たちを守ったらええんや?
はい、私たちはとても多くのサプライチェーンアタックがおこっているのを目にしています。多くの企業やインフラが攻撃を受けていて、そして大事なのはそういうシステムは多くの人に使われているということです。そこが多くのハッカーにとってねらい目で、攻撃することでそのシステムの情報を取ろうとするのです。そして情報を抜きながらどんどんシステムに入っていき、ランサムウェアを広げていくのです。これは由々しき問題で、だから私たちテクノロジー業界はより安全なソフトウェアやシステムを開発する必要があるのです。多くの顧客がそれぞれの会社のサービスを使う時はその会社のセキュリティーに依存するわけですから。より完全なセキュリティーを各社が備えるまではいたちごっこは続くし、我々はAIと行動科学を駆使して防御をして、侵入されたらシャットダウンをしなければいけないのです。
わいにはとてもクリアに思えるで。例えばわいが銀行を経営しとったら、わいはあなたを雇わんとあかん。サイバーセキュリティーを軽視する企業はますますここからダメになっていくやろう。ちょっともう一回Tシャツを見せてくれんか?なんやったっけZT・・?
ジムよ、これです、Zero Trust with Zero exceptionsです。
わいはまたカリフォルニアに行って直に話を聞くから、その時にきちんと教えてくれよな。たぶん時間をかけて聞かんとわからんことやと思うんや。やけどそれが未来なんやろ。何にせよ今日は来てくれてありがとう。素晴らしい決算やった。株価上昇に完全に値する数字やった。
ありがとうジム。
買い増そうかな。
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