こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの6/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今のマーケットを注意深く見てみると、そこにはあることが共通して存在しとることがわかるやろう。何かというと、そうや、「失望」や。あなたも良く知っとるやろ。わいも良く知っとる。今は失望せざるを得ないマーケットや。例えそんなにひどくなかった今日という日でさえ、失望にあふれとるんや。今日はダウは+0.05%、SP500は+0.31%、そしてナスダックは+0.40%やったんや。
わいは今週からサンフランシスコに来とるんやが、この経済はワークする、テクノロジー株はワークする、と、このシリコンバレーから叫びたかったんや。やけど今は至る所で失望が漂っとるんや。まず失望をうんどるのは株価の動き自身や。ここのところ、マーケットは強くはじまっても、往々にしてその上がりを全部あきらめて一日を終えることが多いんや。今日だってどうや。マーケットは今日のはじめ本当に大きく上がっとったのに、するするとその上がりを消してしまったんや。失望や。
もしあなたがマーケットを注意深く見とる人やったら、今日のはじめにマーケットの上がりを牽引したのは半導体株やということに気づいたはずや。朝の五時には至る所で半導体株の買い手がわいてきとって、AMDとかNVDAにいっぱい買いが入っとったんや。先週の金曜日は半導体株のいいエントリーポイントに見えたんや。その勢いが今日の朝も続いて、AMDは半導体株のリーダーのようやったんやが、そしてそれは木曜日に大きなアナリストデーが控えとるということもあるかもしれんが、やけど市場があいてしばらくしてAMD株は下落に転じてしまったんや。なんでこんなことになるんや、と失望を抱えざるを得ない動きやで。
次に挙げたい失望は、アップル株や。誤解せんといてくれな。アップルという会社やないで。株だけや。開発者向けイベントのWWDC22をやったやろ。Apple PayにBuy Now Pay Later、後払いサービスを追加したという発表は良かったで。これはBNPLの業界全体にとってリアルなチャレンジや。他には新しいiOSも素晴らしいし、M2搭載のMacBookも素晴らしいし、いろいろ素晴らしくて、わいは個人的にはファンタスティックやと思ったんやが、Bearには何も響かんかったようや。あくびの出るような退屈なものだったらしい。そしてだから株価は下落したんや。それが皆の失望をよんだ。なんでこんなことがおこるんや？
Appleをきちんとフォローしとる人やったら誰でも、AppleのBNPLへの参入は素晴らしいことやとわかるはずや。やけどBearはこれらのアップデートは微々たるもので、革新的ではない、と、こういうわけや。午前中に買い手は売り手にとってかわられたんや。アナリストはApple株を即座にダウングレードこそしなかったものの、やけどこのWWDC22が完全に終わったら目標株価の引き下げやダウングレードが待っとると思うで。なんて獰猛なマーケットや。Appleはここから行くやろうと今日の高値でApple株を買った人の意気込みを全部引きずり下ろしたんや。
三つ目として挙げたい失望は、イーロンマスクや。先週彼は、経済はめちゃめちゃ悪い感じがすると言ってマーケット全体を下落させたんや。そして10%の従業員をカットするというたし、新規採用は完全に停止するとも言うたんや。先週はJamie Dimonの嵐に備えようという発言の後の、大きく失望をよぶ発言や。もしこの世で最も革新的な電気自動車のキングが経済に悪いフィーリングを持っとるということやったら、他の誰がテクノロジーでこの悪い雰囲気をぶち壊せようか。まあでも今日は、イーロンマスクは一転、間違ってたかも、新規雇用するかも、と言ったんや。じゃああの金曜日の下落に巻き込まれたひとは何やったのかと、そんな感じになるわな。
わいはイーロンマスクはわいらの時代でベストなビジネスパーソンやと思うで。やけどわいは彼はもう少し気をつけて、弁護士とかにも聞きながら公の発言をしてほしいと思うで。CEOが従業員を解雇するという情報は、その企業業績に関わることで、その企業価値を左右し得る情報や。数日後に真逆のことを言って問題がないわけがないやろ。ここのところは本当に問題や。しかもこれだけやないで。まだあるんや。
もしあなたが、イーロンマスクがTwitterを買収することに賭けてTwitter株を買ったとしたら、あなたは今心地よくはないやろう。また彼の前言撤回や。Twitter側が偽アカウントとかに関する情報の提供を拒否している、それがあかんみたいなことを言って、Twitterの買収契約を打ち切る権利が自分にはあるという書簡を送ったことが報道されたんや。買収の中止をほのめかしたんや。今さらかよ？わいはイーロンマスクが大好きや。それは皆も知っとることと思う。やけどそんなわいの脳みそでも度をすぎた前言撤回ぶりや。
そして四つ目の失望というかなんというか、フェイクやったんやが、今日は石油が下落したんや。石油株がここまで大きく上がってきて、もうそろそろ下落時期やろう、もうそろそろ下落時期やろう、と何度も皆が騒ぎながら、ようやく石油価格が日中下げたかと思ったら、それもまた戻っとる。これはこれでフェイクやったんや。株が下落したんや。わいのファンドは石油株を多く持っとるが、ここまでのひどいマーケットでピカ一の素晴らしいパフォーマンスや。ガソリンスタンドではガソリン価格が上がり続けとって、バイデン大統領以外に人は誰も何もすることができなくて、バイデン大統領ですらたいしたことをすることができんのや。石油株はまだ持っとってええと思うで。
五つ目の失望として、未来に対する失望や。中国のウーバーと言われとるDidiやが、中国の規制当局がこのアプリをアプリストアから削除させて新規ユーザーの登録停止を命じとったんやが、調査が今週中にも終了してまたDidiが使えるようになるということが報道されたんや。何回こういう茶番を経ればすむんや？なんでそれで株が買われるんや？中国当局の調査を信用して、大丈夫になったと、どこのマネーマネジャーが思っとるんや？これでまたなんでアメリカの金が中国企業に流れんとあかんのや？ちなみにDidiをトレードとしてちょっと持つのはええかもしれんが、今はもう遅すぎると思うで。
結論やが、わいはこのマーケットのポジティブ面をなるべく見ていきたいし、株価が下がったらこれは古き良き日の、ディップ買いができる下落やと言いたい。言いたいのは山々やが、やけど現実は、今現在ディップ買いできるセクターは石油しかないんや。他の全てのものは一時的で不確かでそれ以上ではないんや。
まだまだマーケットの上昇基調は遠そうですね。
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