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【ジム・クレイマー】Fedは何かビッグなことをする必要があるが期待薄!?今週のゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの6/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今週はなんというひどい週になってしまったことやろうか。ひどい。ひどすぎるで。今日のCPIの発表で株価は一段と下落したんや。5月のCPIの数字は強かったで。物価上昇が幅広い分野で加速しとるんや。総合CPIは前年同月比8.6%上昇やったんやが、前の月は8.3%上昇やったから加速しとるで。予想の8.3%上昇よりも上やったんや。インフレの過熱は本当にひどすぎて、Fedは緊急利上げを月曜日にやってもええぐらいや。もう来週の水曜日のFOMCを待つのすらじれったいで。

 

今Fedは0.5%の利上げを考えとって、わいはそれよりも大きな利上げをせんとあかんと思うんやが、そんなことはおこらんやろう。わいは0.5%じゃあなくて、さっさと1%の利上げをしてシステムにショックを与えるべきやと思うんや。やけどこのインフレの過熱はひどいから、今日株式市場が大きく下落したのは当然かもしれん。ダウは-2.73%、SP500は-2.91%、そしてナスダックは-3.52%やったんや。この11週間で実に10週間、株価は下落しとるんや。

 

どうやったらこの状況が上向くかというと、もしかしたらロシアとウクライナの戦争が終結に向けて進展があるかもしれんが、そんなことは計算に入れることはできんやろ。中国のロックダウンもどうにかなるかどうかは確たる期待はできん。バイデン大統領の強力なリーダーシップで石油会社が採掘を増やして石油価格がさがるようなこともすぐには考えづらい。バイデンはそんなにハードにトライしとるようには見えないで。

 

今がひどい時期やということを直視して、それを認めて、この時期を一緒に乗り越えていこうやないか。Fedだけが今のひどいインフレに対処するために利上げをすることができる。確実に言えることは、マーケットはボトムに近づいとるということや。いつボトムなのかはわいにも全然わからん。やけど金利は上がり株価は下がり続けとる。下落の終わりにより近づいとることは確かや。

 

しかしながら、今わいはサンフランシスコにきとるが、あまりに多くのテクノロジー会社のバリュエーションが高いんや。上場すべきでなかったんやないかと思われる会社すら多くあって、そういう会社の株価が適正なところまで下落したりする動きというのは、実はまだまだ初期段階やと言えるやろう。会社によっては、会社の態を全然なしてない、コンセプトだけのものも見られるんや。お金がじゃぶじゃぶ会った時はVCと銀行がそういうのを持ち上げて上場させたもので、その後遺症はまだまだ続くで。

 

そして今はVCも銀行も投資家も、夢だけを語る会社やその株に心底うんざりしとるんや。皆このことに目をつぶってきたんや。皆お友達の連帯感があって、空気を壊すのが嫌やということもあるやろうが、わいは友達なんかいらんとはっきり言うで。わいはこの番組も友達を作るためにやっとるわけやないと、出囃子でも言うとるやろ。Other people want to make friends, I just want to make you money、や。コンセプトだけの会社の株はただただあるべき姿、ゼロに戻っていくんや。特にここ三年間でIPOした会社たちや。

 

多くの場合、そもそも存在すべきじゃなかった会社さえいっぱいあるんや。わいが言うとるのは厳しすぎるか?やけどわいはこうやってはっきり言わんと、あなた達に伝わらんくて、あなた達の資産を保持するお手伝いをできないと思うからあえて言うとるんや。わいは長年この世界にいていろんあことを経験した。ゴールドマンサックスで投資もやったし、ヘッジファンドも運営したし、会社を作って上場させたりもした。わいの会社はドットコムの波に乗ったんやが、その時にBullishすぎるとずっと思っとって警告もしとったんや。

 

わいより大きな立場の人に、黙れと度々言われたが、わいは黙らんかった。ウォール街中毒者の告白というわいの本を読んでくれ。そこに全部書いてあるで。オーバーバリュエーションに対してわいは真実を語ることをためらわないで。今でもそうや。高いもんは高いんや。そういうことも頭にいれながら、来週のゲームプランを見ていこうやないか。

 

月曜日はOracleの決算発表があるで。いかに今株価のバリュエーションが安いのか、Cernerの買収がどれぐらいうまくいっとるのか、そして顧客がどれぐらい増えとるのか語ってくれると思うで。Oracleが決算後下がるんやったら、テクノロジー会社の下落はまだまだ終わってないというサインになるやろう。まあでもOracleの決算が良くてもまだまだ地合いが悪くて株式市場全体の下げにのみこまれるかもしれんけどな。

 

火曜日はAffirmのアナリストミーティングがあるで。わいはこの株には気をつけろと言うたと思うが、やけどこの会社自体はめちゃめちゃええ会社やと思っとるで。ただ、昨日も言うた通り、ウォールストリートジャーナルは、BNPLで悪いローンが増えているんやないかという懸念を報道して、それがBNPL業界全体に不安を与えとる。それが果たして正しいのか聞いてみようやないか。わいは実際Affirmは同業他社よりもずっとええと思うで。ただ繰り返すが、わいはAffirmという会社は好きやが、今株は敬遠したいで。

 

火曜日は更にDupontの決算発表があるで。CEOのEd Breenはストレートに物を言う男や。失望すべき点があれば彼ははっきりそう言うから、だからわいはDupontという会社を好きなんや。ある時点ででも彼は、リセッションにどう対処するのか迫られるやろう。Edはパウエルが悪いとかそういうことは一切口にせん男や。やけど景気後退が来るなら、それはどれぐらい続きそうなのか、それにどうやって対処するのか、そういうことをはっきりを言及するならそこに注目やで。

 

水曜日はこの週で最も大事な日や。FOMCの後パウエルがしゃべるで。Fedの次の金利に対する動向に大注目や。ここまでずっとメッセージを出してきたように0.5%の利上げでいくのか、それとも今日のホットなCPIの数字を考慮して、もっとアグレッシブにいくのか。わいは後者を期待しとるんやが、仮にそうやったらマーケットはそれを歓迎するのか、それも更に売られるのか。わいは1%の利上げをやってほしくて、仮にそれで株式市場が急落しても、そこからのアクションは良くなるはずや。

 

木曜日はKrogerの決算発表があるで。Krogerはどうやってその存在をプレミア化して同業他社との競争に勝っていくのか。ただスーパーはインフレによるコスト上昇への対応でも苦慮しとるから、どうやっとるのか聞いてみようやないか。木曜日は更にAdobeの決算発表があるで。わいはええ数字を発表すると思うで。やけどそんなこと誰も気にせんやろうな。債券金利が下がったりガソリン価格が落ち着いたりせんことにはな。Adobeは素晴らしい長期のグロースストーリーを持っとると思うから、もし決算後株価が急落したら実は少し拾える好機やと思うんや。やけどがっつりと買ったらあかんで。まだまだ下がるかもしれんから、買い下がる余地を常に残しとかんとあかんのや。

 

さて、今日のようなひどい日は、わいはどうしたと思う?実はわいはこういう日は買いに入ったんや。わいの売り買いが知りたければCNBC Investing Clubの会員になってくれや。さて、木曜日は更にわいのファンドが持っとるHoneywellのアナリストミーティングがあるで。この会社は持続可能な素晴らしいストーリーを持っとるんやが、あまり広く認識されてないんや。ただこの株は経済状況に左右されるところがあって、それが今は負に働いとる。下がったら買いの好機が来るかもしれんから、何はともあれモニターしとこうやないか。

 

金曜日はCenteneのアナリストミーティングがあるで。前CEOのMike Neidorffは長らくCEOを務めとったんやが今年Sarah Londonにその立場を譲ってその後亡くなってしまったんや。Mikeの哲学が踏襲されとるのかどうか、それをわいは聞きたいと思うで。MikeとはMad Moneyが始まった時からの長いつきあいで、番組に来てくれてカメラが止まった時、わいが彼としゃべったのはいつもビジネスのことやなくてチャリティーのことやったんや。そしてわいの子供が良くやっとるのかどうか、そういうことをいつも話すような人やったんや。

 

結論やが、来週は今週の続きのような週になるやろう。中国でのロックダウン問題や、ロシアでの戦争や、ガソリン価格の高騰といった問題に何か進展があれば別やけどな。もしくはFedが何か大きなことをしたら別やけどな。今のネガティブを生み出しとる状況が変わるまではマーケットはボトムをつけるのは難しいで。

 

 

来週も厳しい週になりそうですね。。。

 

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