こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの6/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。
マーケットはいつも、売りが終わったと思われたらすぐ回復してくるもんや。やけど今はいつも大丈夫かなと思ったら、いろいろなセクターが疑問を投げかけてくるんや。水曜日のテクノロジー株とか昨日の工業株とか、そして今日のエネルギー株とかや。これらの下げは残忍で、完全に疲れ果ててしまう下げや。それが今のマーケットや。まあ今日はその下げが一時的に休憩の日になって、ダウは-0.13%やったんやが、SP500は+0.22%、ナスダックは-1.43%やったんやけどな。
今日はいつも通りジェットコースターのような相場やったで。低く始まって、午前中は上がるかと思いきや一段と低く下がって、そこからでも回復して、最後はまた下がって終わったんや。わいはいつも朝の10:20にCNBC Investing Clubのモーニングコールをやっとるんやが、その時はマーケットは良く見えたんやが、やけどモーニングコールがはじまった瞬間からマーケットはクラッシュし始めて、やけど10minのショーが終わるまでにはまたマーケットが上がっとったりしたんや。こういう動きは多くの人がやぱあかんとタオルを投げる時におこることや。もうこういう相場やと何をやってもあかん、もう全部放り投げてしまおう、もう今の相場はハードすぎる、そういうタオルを投げる人がつくる相場や。
ひとしきりいろいろなセクターが売られてから今日は残っとったエネルギーセクターが売られたんや。原油の価格は急落したからな。ちなみに、これは石油株にとっては悲劇やが、やけど全体にとってはポジティブなことなんや。わいらのインフレとの戦いがきちんと進んどるということやからな。このことは、例えば通期の売上高見通しを下方修正で株が急落しとったAdobeの株ですらちょっと上昇させる結果になったんや。ただもちろん一時的にマーケットが上がっても引けにかけて下がったんや。今週末はマーケットは三連休や。月曜日が休みやからな。こういうネガティブな相場の時に皆、連休の間株をずっと持ちたくないと思ってしまうもんなんや。
パウエル議長はとにかくインフレとの戦いに勝たんとあかんのや。彼は来週上院と下院で議員からの質問に答えんとあかんのや。石油の下落についてポジティブなことを言う必要があるで。石油価格の高騰がインフレにおける最もメジャーなソースの一つやからな。やけど長期的に見れば、わいは石油価格は長期でも下がり続けるとは思わんで。ロシアとウクライナの状況も長期化しとることやし。だからわいは今、弱くなっとる石油株が好きなんや。わいのファンドは高配当の石油株を買い増したで。確かにホワイトハウスは更に石油価格を下げたがっとるが、彼らは素早くそうできるだけの票を議会で握ってないんや。
パウエルは今、歴代のFed議長と比べてもかなりのハードな時期に入っとるんや。彼はもう、雇用の創出よりもインフレの打倒の方へはっきりのプライオリティーを移すことを宣言せんとあかん。そしてそういう時期でハードじゃない時期は過去にあった試しがないんや。多くの人が、パウエルの動きが遅すぎると非難しとるが、ここからは石油価格とかが引き続きおちて、インフレの数字が下がってくることを注視せんとあかん。ただ繰り返すがわいは長期で石油価格が下がり続けるとは思わんけどな。ということで来週のゲームプランを見ていこうやないか。
月曜日はマーケットはお休みや。JuneTeenthでな。この日はアメリカで最後の奴隷がテキサスで解放された日なんや。南北戦争が終わって二か月後のことや。わいらは過去の出来事をこういう記念日に紐づけて覚えておくべきなんや。
火曜日はLennarの決算発表があるで。ホームビルダーや。このセクターは上がり続ける家のローン金利を相まって長期間下落し続けとるが、ここまで株としてはあまりダウングレードとか受けてこなかったんやが、やけど今朝、Toll Brothersの株がダウングレードされたんや。もう既に高値から45%も落ちとるのに、ダウングレードされる意味はあるんかということやが、やけどわいは家の価格はまだまだ高いと思うで。そしてこのToll BrothersのダウングレードがLennarとかの会社のダウングレードを引き起こすことも十分あると思うで。
水曜日はKB Homeの決算発表があるんやが、この会社は最も議論が分かれるホームビルダーや。なぜならSP500全体でも最もPERが低い会社やからな。たった利益の2倍の株価なんや。そのことは普通何を意味しとるかというと、彼らの利益見積もりが高すぎるということを意味しとるんやけどな。やけどKBHomeの株価がそこまで安くなっとるわけやから、もしかしたらボトムなのかもしれんで。もし火曜日のLennarの決算後にLennarの株が落ちることがなければ、水曜日にKB Homeの株を買ってもええかもしれんで。
水曜日は更にKorn Ferryの決算発表があるで。この会社はCEOとかの上級人材の人材コンサルティング会社やが、わいは長年この会社のことには注意を払ってこなかったんや。なぜならええ数字を出しても誰も気にしてないように見えたからな。ただ、今は状況ががらっと変わりつつある。利上げがどんどん進む世の中でぐっとタイトになる労働市場において、この会社がどうなっていくのか注目に値するで。
木曜日はDarden Restaurantsの決算発表があるで。Olive Gargenとかの親会社や。この会社の株は複数のダウングレードとかで打撃をうけとる。わいは今回の決算はいいものではないかもしれんと思うで。上がり続けるコストと賃金、そして固くなっとる消費者の財布のひもによって、な。そしてわいが過去にこの会社のCEOとしゃべった時に言うとったのが、この会社の業績は石油価格にとてもセンシティブやということなんや。ということはやっぱり今回は厳しいんやないかと思うで。
木曜日は更にFedExの決算発表があるで。この株の今週のパフォーマンスは素晴らしかったで。配当をブーストして、アクティビスト投資家の圧力で取締役の交代とかもあったんや。わいはでも今回あまりええ数字は期待してないから、持っとる人は決算に向けてちょっとは利確してもええかもしれんな。わいはFedExの決算をいつも、eコマースがどれほど良くやっとるかを読み取る機会にしとるんや。今皆が懐疑的になっとるけどな。
金曜日はCarmaxの決算発表があるで。不幸にもわいらはまだ車不足の状態が続いとる。サプライチェーン問題でな。Carmaxはそこそこええ数字を発表するやろうが、やけどグレイトな数字ではないかもしれん。今パウエル議長はインフレとの戦いを前面に出すことによって需要に打撃を与えとるで、それがインフレの打撃に必要やからな。
結論やが、より高い失業率、より落ち込む消費、そしてより低い石油価格、そういうパターンが見えない限りは株式市場の厳しさは続くから、株が上がった時はあなたのポジションを整理するええ機会になるかもしれん。Fedは株価のラリーがおこったらそれを一時的なものにするべくもっと厳しく動くからな。ただ、経済は以前よりはずっと弱くなっとって、もしかしたら多くの人が思っとるより痛みの時期は短いかもしれんで。
まだまだ厳しさは続きそうですね。
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