こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの7/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。
もし皆が他人より先んじてマーケットから逃げ出そうとした時に、もう既に多くの人が逃げたした後やったらどうする?そういうことをわいは今日のCNBC Investing Clubのミーティングで話しとったんやが、そんな話題にぴったりの下落の日に今日はなったで。ダウは-0.52%、SP500は-1.15%、そしてナスダックは-2.26%やったんや。わいらは多くのダウングレードは目標株価の引き下げを目にしとる。アナリストはそれこそ他のアナリストに先んじて動かんといかんという勢いで、どんどん格付けを下げとるんや。もう既に多くの株が大きく下落しとるのに、そんなの関係ないかのような勢いや。
今はどれだけ低い株価でもセーフティーなものはないかのようや。株価が低すぎることになるのは不可能といった様相や。ここまで株価が50%、60%、70%、それ以上下がってようが、関係ないんや。多くの株が高値からそれぐらい下がっとるが、それでも更に下がり得るんや。Bearは、そもそも以前の高値がおかしかったんやから、それを基にして物を言うなと言うやろう。利益のたった4倍とか5倍の割安さの株価でも関係ないんや。Bearはどうせ決算をミスするんだろと思っとって、見積もりに対する数字なんか何の意味もないと思っとるわけや。皆先んじて逃げ出そうとしとって、それ以外のことはまるで意味をもってないかのようや。やけど今もうベアマーケットになって7カ月もたっとることを考えると、ちょっといきすぎやないかと思うよな。
最悪のセクターのテクノロジー株に関しては、毎日毎日止むことのない嫌われ具合や。めちゃめちゃ見下されとるんや。インターネット株とか半導体株は、わいはやられすぎなんやないかと思う程や。ただドルがどんどん強くなって、海外でのビジネスが厳しくなっとるのは確かなんやけどな。わいはでもBearのような見方をしとるわけやないんや。皆が我先にとマーケットから逃げ出しとる時と言うのは、ドルの強さは例外として、だいたいもうネガティブさが結構大きく市場に織り込まれとる時なんや。わいはもっと建設的に考えたいんや。そうや、建設的、コンストラクティブというのが、今日のこのセクションでテーマになる言葉や。一、二カ月前に比べて今は、マーケットに建設的になれる時期やと思うんや。
わいはこれからもどんどん弱い消費のデータとかが発表されて、結局Fedは当初考えられとったほどアグレッシブな利上げをする必要が無いみたいな感じに、いつかの時点でなると思うんや。それがおこるいなや、今おこっとる状況はまさに逆流するんや。アナリストは逆の方向にパニックになるやろう。株式のアップグレードや目標株価の引き上げが相次ぐやろう。売り手はすぐ枯渇して、買い手がどんどんマーケットに入ってくるやろう。今、Fedの姿勢の逆流を待っとる人がいっぱいおって、そしていつかの時点でそれがおこるのは確実や。今すぐおきるとは言えんが、コモディティーの崩壊とか家の購買意欲の減退とか、そして家の注文のキャンセルが相次いどることとか考えると、逆流の兆しはおきつつあるんや。そういうことも考えながら、今週のゲームプランを見ていこうやないか。
まず個々の会社の数字よりはマクロの数字に注目しようやないか。水曜日、木曜日、そして金曜日に大事な数字の発表があるんや。水曜日は6月の米消費者物価指数(CPI)の発表があるし、木曜日は生産者物価指数(PPI)の発表、金曜日は6月の小売売上高の発表があるんや。わいはもしかしたらこれらの数字はホットすぎるものになるんやないかと思うで。どれぐらいホットのなのかというのが、個々の会社の決算よりもずっと大事なんや。まだまだインフレは過熱しとることやろうが、でもわいはそれでも、インフレが落ち着き始めとる兆しが見えるんやないかと期待しとるで。特に小売売上高や。消費者は既にパンデミック時代にため込んだり政府からもらったお金がなくなっとるんや。でもまだまだ数字が強いやろう。このCPI、PPI、そして小売売上高の数字に対する怖れが、今日月曜日に株価が下がった一因でもあるんや。個々の株のダウングレードや目標株価のカットと共にな。
その上で、個々の会社の決算にいってみようやないか。まず火曜の朝はPepsicoの決算発表があるで。わいはこの会社は素晴らしいストーリーを語ってくれると思うで。原材料コストとかが一時期からだいぶ下落したことやしな。どうもろこしとかな。飲料もええと思うし、スナックもええと思うで。輸送費やエネルギー価格も落ちて来とるからな。
水曜日はDelta Airlinesの決算発表があるで。わいは多くの人がまだまだ旅行をしとると思うで。たぶん家のいろんなものに対してはもう買い終わったやろうが、旅行はまだし終わってないんや。パンデミック時代にめちゃめちゃ旅行欲が皆たまって、まだまだその欲は満たされてないで。だから飛行機は全部満員や。もしDeltaの発表で乗客数が不調やったりしたらまじで驚きやで。
木曜日から銀行の決算がはじまるんや。Morgan StanleyとJP Morganの決算発表があるで。わいらはこれらの銀行株が決算後に株価がクラッシュするのに慣れてしまったよな。やけど今回はどうやろうか。もうだいぶ下がって来たから上にしかいかなかったりせんかな?Fedが金利を上げる時はより銀行が儲かるということを覚えとかんとあかんで。まだおこってないけど経済のスローダウンで悪いローンが増加してしまうことが怖れられとるが、それよりも金利上昇のポジティブがでかいで。わいにとって今、金利がどんどん上がっとるのに銀行株がこんなに不調なのは理にかなってないと思うんや。もしかしたら今買っといたらええかもしれんで。だからわいは今ここでMSとかJPMが好きなんや。決算前に買ってもええかもしれんで。
トレーディングビジネスの売り上げが落ちとることが売りに値すると言う人もおるが、わいはそれだけでは売る理由としては十分やないと思うんや。たったこの前の金曜日、セントルイス連銀は、ローンはまだまだ強いというとったやろ。わいは銀行株はあなたがお金をおいておくべきホットな場所になると思うで。普通は今のような金融サイクルの時は銀行株はあがるはずで、もしわいが間違ってたとしたって、もうここまで下がっとるからどっちみち下落は限られとると思うで。
木曜日は更にConagra Brandsの決算発表があるで。わいは結構ええ状況やと思うで。3.5%の配当があって、名前が通ったいい銘柄で、まだまだ皆家で仕事をしとるからスナックも他の食品もええはずや。木曜日は更にCintasの決算発表があるで。中小企業のユニフォームとかの会社やが、わいはかつてはこの会社は大好きやったら、雇用状況、仕事の数とこの株は関係があって、仕事の数がここから加速するかどうか、わいにはわからんで。今はアメリカ中に悲観が漂っとるgloomyな時やからな。
金曜日はまたまた銀行株や。Wells Fargoの決算発表があるで。前回の決算で株価は大きく下落したんやが、それは成長が期待されたよりなくて支出が予想より多かったからやが、わいは怒り心頭やったで。わいはこの株をわいのファンドで持っとるが、あんなに下落するなんてと信じられなかったんや。わいが思っとったよりも連邦政府からの締め付けも厳しかったようやな。わいは今の株価やったら下にいくよりも上にいく幅の方がずっと大きいと思うで。あと、Citi Groupの決算発表もあるで。この株は難問や。この会社の価値は株価が表すよりもずっと高いと思うが、やけどここのところの決算を見るに、わいはポジティブにはならんで。もっとええ銀行は他にあるで。
金曜日は更にBlackrockの決算発表があるで。わいは今の時点でこの株が大好きやで。この決算前に、こんなに素晴らしい会社に対してアナリストがいろいろネガティブなことを言っとるのが信じられんで。CEOのLarry Finkは進むべき道がはっきりわかっとるし、テクノロジーの重要さも十分理解しとって、この会社はベストなフィンテックでもあるんやで。最後に、金曜日は更にUnited Healthの決算発表があるで。素晴らしい会社や。今COVIDは昔ほど皆を恐れさせてないから、恐れられていないというのは死亡率とか入院日数とか病院の支配率とかを考えてという意味やが、この会社のビジネスはサイクルがあって、ダウンサイクルの時は解雇とかもするんやが、まだそういう状況を見てないで。買い続けてもええと思うで。わいのファンドはHumanaを持っとって、そっちの方が好きなんやが、なぜならUnited Healthよりも全然Humanaの株の方が安いからやが、ただHumana株は最近素晴らしい上がりを見せたからちょっとポジションを削ったんやけどな。
結論やが、皆、他人に先んじて、我先にと今のマーケットから逃げ出そうとしとるが、やけど現時点では売り手はもう結構売ってしまっとると思うんや。そういう時には逆に上昇するというサプライズがあったりもするもんなんやで。
株式市場、上がりますように。
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