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【ジム・クレイマー】最も重要な決算週にFOMCで、株式市場はどっちに転びうるのか!?今週のゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは+0.28%、SP500は+0.13%、そしてナスダックは-0.43%やったんや。警戒モード、膠着モードや。皆が思っとるように、今週はめちゃめちゃ重要な週や。SP500の会社の四分の一が決算発表をするだけやなくて、水曜日のFOMCでパウエル議長が何を言うかが注目なんや。次は9月までFOMCは無いから大注目や。じゃあ皆FOMCに何を期待しとるのか、そしてそれはあなたのポートフォリオにどのような影響があるんや?

 

パウエル議長は0.75%の利上げを言うかもしれん。インフレがピークをつけとることはいろんなデータで出とるで。そういうことをパウエルが言えば、株式市場はラリーするかもしれん。やけど一方で彼がインフレ具合はどうであれ、CPIの数字が高いままであるみたいな理由で、今後も強硬に利上げを続けると言えば株式市場は下落するやろう。

 

さて、リテールに供給過剰がおきとって、それは悪いことやが、インフレを退治しようとしたらそういう事態にならざるを得んのや。それでもわいが重要やと思うことは、消費者の消費はいまだに強いということや。先週の金曜日にAmerican Expressが何を言ったか聞いたか?消費者はどんどん消費してて、旅行への消費はもうアンストッパブルやというたんや。

 

ただパウエルがこういう好調さを引き合いに一層引き締めなあかんと考えとるんやったら、8月に緊急のFOMCをやって利上げをするという可能性も無いわけではないで。そうなったら今年は悲惨な夏になるやろう。一方でパウエルが大きく下落したコモディティー価格とかを気に入って、タカ派発言をせんかったらマーケットは大きく上昇することもあるやろう。どっちにもいきうるんや。ただ株式市場の上昇シナリオは、各企業の決算が好調ならばという条件がつくんや。そしてそれが結構問題かもしれんのや。

 

なぜならさっき、ウォルマートが利益見通しを引き下げたからや。第2四半期のEPSは約8-9%減少して、通年では利益が11-13%減、EPSは10-12%減になるとの見通しを発表したんや。過剰在庫が問題なんや。インフレ高進で消費者の支出が必需品にシフトしとるということなんや。リテールの供給過剰はまさに今ここでおこっとるんや。全てのものがありすぎるんや。ということは価格の下落がおこるやろ。

 

アメリカで一番大きなリテールが値下げを強いられるということは、Fedがインフレとの戦争に勝っとるという兆しでもあるんや。どのリテールにどれぐらい同様の問題がおこっとるのかはわからんが、供給過剰がおこっとるというニュースは実際Fedにとっては朗報や。そういうことも踏まえて今週のゲームプランに行ってみようやないか。

 

今週はこの決算シーズンで最も重要な週や。火曜日の朝はまずGeneral Motorsの決算発表があるで。SP500銘柄で最もバリュエーションが安い株の一つや。GMは中国で多くの車を売っとるから、中国のロックダウンの影響を心配しとるで。目先は厳しいかもしれんが、わいはこの株は2023年用の株やと思うんや。いっぱいEVを売るからな。わいはこういうバリュエーションが安い株がすきやで。GMだけじゃなくてGEも決算発表があるで。この会社の代替エネルギービジネスは今一や。医療機器部門はサプライチェーン問題を抱えとる。まだこの株を買う時ではないで。

 

更にマクドナルドの決算発表があるで。決算をほとんどミスしないからアナリストから愛されとる株やで。コカ・コーラも決算発表があるで。アルコールビジネスが好調なんやないか。わいはJack in Cokeを飲んだが、自分でジャックダニエルズとコカ・コーラを混ぜたよりも全然おいしかったで。コカ・コーラはウォルマートとは対照的や。良く経営されとって、製品が良く消費されとる。

 

UPSの決算発表もあるで。ロジスティクスがどうなっとるのかその情報を得ようやないか。わいは株価がいけてないリテール株のように下がっとることに驚いとるで。もっとええ株価に値すると思うんや。eコマースは良くやっとるんやで。さて、引け後はMicrosoftとAlphabetの決算発表があるで。両方とも素晴らしいと思うで。MicrosoftのクラウドビジネスのAzureはええと思うで。ドル高の影響で株価は既に影響を受け取って、それもええことやと思うで。将来のPCビジネスやヨーロッパビジネスでネガティブなことがあるかもしれんが、株価は高値から大きく下落しとるわけやから、わいのファンドでは買いを考えとるで。Alphabetはベストの広告ビジネスを持っとる。彼ら自身がエコシステムを形成しとって、第三者のデータにあまり依存してないんや。今広告ビジネスはいけてないと言われとるが、Microsoftと同様にAlphabet株も高値から大きく下落しとるから、わいは買いやと思うで。

 

火曜日は更にChipotleの決算発表もあるで。株価は安すぎると思うが、まず朝のマクドナルドの決算がどうなるのか聞いてみようやないか。ファーストフード店の感じがわかると思うで。水曜日はまずBoeingの決算発表があるで。この会社は最近大きな注文をとったが、FAAはまだまだ調査しとるし、787Dreamlinerの運行許可はまだでてないし、労働者のストライキ問題もあって、まだまだ最適の状態やないで。

 

水曜日の引け後はMeta Platformsの決算発表があるで。わいは決算の数字はクリアすると思うが、ガイダンスはカットするかもしれんと思うで。ただメタバースへの期待が十分落ちきったら株は買いに入れると思うんや。Fordの決算発表もあるで。EVをいっぱい投入しとって、その多くがソールドアウトやと言うと思うで。比較対象としてはGMやな。わいはFordの株が安くて3%の配当もあって好きやで。GM株は配当がないからな。

 

今日Lam Researchのダウングレードがあったんやが、半導体産業に巨額の補助金を投じる法案をバイデンが推しとることはめちゃめちゃポジティブや。後はServiceNowの決算発表もあるで。先週CEOのBill McDermottが番組に来てくれたんやが、ヨーロッパで苦労しとるという話やった。株価は大きく打撃をうけたが、それがオーバーリアクションなのかどうか見ようやないか。そして冒頭でも言うたが、2PMからパウエルがしゃべるで。利上げを発表してその後のことは様子を見るという慎重姿勢なのか、まだまだ複数回の利上げが待っていると言うのか。その感じで株価は上か下か決まると思うで。ウォルマートの過剰在庫のニュースとかが、インフレに勝利しつつある証拠だとパウエルが考えることを期待しようやないか。

 

もう決算がありすぎて、木曜にはたった二個の会社に絞るが、AmazonとAppleの決算発表があるで。両方ちょっと複雑なんや。Appleは巨大な中国ビジネスを持っとって、それはロックダウンの影響をうけるし、あとヨーロッパビジネスはロシアとウクライナの戦争の影響を受けるで。やけどこの株は皆に愛されとって、ストリーミングビジネスもあるし、だからわいはいつも言っとるのをここで繰り返すで。Own it, don't trade itや。Amazonの方が問題や。やけどそれはもう広く知られとる。COVID時代の比較で厳しいことはな。重要なのはそれがどれぐらい織り込まれとるかや。もしネガティブさが織り込まれとったら皆、AWSビジネスの素晴らしさとかのポジティブ面に目がいくやろう。ウォルマートのニュースで火曜日は株価が大きく下がって始まるかもしれんな。そしたら買いの好機かもしれんで。わいはAmazon株はこれからも長く持ち続けるで。

 

金曜日はChevronの決算発表があるで。株価は前回の決算からの上りをもう吐き出してしまっとる。わいは今週ヘルスケアと石油ガスセクターがええと思っとるんやが、アナリストはこの会社にどんどん懐疑的になっとるが、わいは素晴らしい数字を発表してくれると思うで。金曜日は更にP&Gの決算発表もあるで。この会社にもアナリストはめちゃ懐疑的なんや。なぜなら皆これはドルが弱い時に良くやる株で、今ドルがめちゃ強いからダメやと思っとるんや。もし数字がタフで株価が下落したらわいは買いの好機やと思うで。ただ決算前に買うんやないで。わいはドルが強いのは確かにPGにマイナスやと思うが、やけど強いドルはいずれピークをつけるで。

 

結論やが今週のゲームプランは複雑や。全部ひっくるめてあまりに多くの決算発表があるで。

 

 

いろいろ楽しみな決算が多いですね。

 

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