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【ジム・クレイマー】3種類のリセッションシナリオでそれぞれ持つべき銘柄達!マイルドとスパイシーとウルトラ・ホット!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

もうわいはあきあきしとるんや。何にかって?皆リセッションのことをあれやこれや語っとるんや。どんなリセッションが来て、どれぐらいの程度で、その結果どうなるみたいなことを延々と言うとる。今日はダウは+0.51%、SP500は+0.99%、ナスダックは+1.36%と引き続き上昇の日になったが、今日のような日でさえエンドレスなリセッションのディスカッションが至る所でなされとるんや。

 

だから今夜はわいが決定版を言ってみることにするで。確かにリセッションはどのような程度になるのかわからん。わいはわかりやすく、三通りにわけて考えたいんや。そしてわかりやすくするために、サルサソースで言ってみたいで。Mildなソースと、Spicyなソースと、Mad Hotなソースや。サルサが辛くなればなるほど、それはより厳しいリセッションになった場合のことを意味することにするんや。考えるのはこの三通りで十分や。

 

もはや誰も、リセッションが避けれるとは思ってないで。Fedがまだまだアグレッシブに利上げをしたらそれは経済のスローダウンを引き起こすのが皆明らかやと思っとるんや。だからといって、リセッションにおいて無限にあるパターンを考える必要は無いんや。この三つのサルサソースの場合を考えるので十分なんや。そしてさっきも言うたが、辛さはリセッションの深さを意味するものとして、サルサソースの辛さがあわなかったら食べる時にむせてしまうように、リセッションの深さを読み間違ったら株式市場で儲けることがむずかしくなるかもしれんのや。

 

じゃあそれぞれの場合を一つずつ見ていこうやないか。まずはMildソースの場合や。リセッションがそれほどひどくならなかった時の場合や。今週は株式市場が好調で、まるでわいらはMildなリセッションに向かっとるような動きや。この動きは何でやと思う?銀行の決算が関係あるんや。先週から多くの銀行の決算があったが、その結果はっきりわかったことの一つが、消費者それぞれのバランスシートはまだとてもいいと言うことや。ほとんどの人は何も困ってないんや。ほんとやで。

 

もちろん常に、一部には困窮をしてしまっとる人はおるが、やけどBank of Americaの決算を見ても、Citiの決算を見ても、JPMorganの決算を見ても、消費者は今いい状態にあるんや。好調な労働市場と、COVID時代にお金が大きく配られたり支出が抑えられたりしたことを考えると、確かに今の消費者の状態が、これからの苦しいリセッションの時期を乗り越える一助になっても不思議ではないで。ただ、わいらは別に消費者を買うわけやないやろ。株を買うわけやろ。

 

会社の株を買うわけやが、消費者じゃなくて会社という意味で言えばまだまだダウンターンは来ると思うで。ただ多くの会社の株価は既に大きく下落して来とるんや。より深いリセッションが来るんやないかという目論見でな。もし思われてたよりリセッションが軽かったら、ここまで大きく下落した株にはチャンスがあるんや。例えばMicronや。コモディティー半導体のメーカーや。半導体の注文の大きなスローダウンがあるんやないかと思われて株価は大きく下落してきたんや。そしていざMicronが決算を発表した時、ぴか一に良くは無いがOKな数字を発表して、やけどその後大きく削ったガイダンスを発表したんや。

 

その後何がおこったかというと、当然のように株価は大きく下落して、やけどそれは本当に短期間でその後どんどん上に上がったんや。なんで上昇しとるのかと言うと、Micronは既にUltra Hotなリセッションが来ると決まっとるような株価の下落をしとったから、もしリセッションがMildだったら株価はずっと上にいてもええと思われとるということなんや。

 

DRHortonはどうや?巨大ホームビルダーや。今朝決算を発表して、予想をビートした数字を発表したんや。家の注文のキャンセルが相次いどる事とかも語られたが、株価は強かった。なんでや?もうこの株は既に安くなりすぎとったからや。バリュエーションは利益のたった5倍もいってないんやで。だから今日は実に+3.76%も上がったんや。MicronもDRHortonも決算が終わって、人々は思っていたのよりはMildなリセッションを今は期待しとるから株価が上がっとるんや。

 

後はリセッションがMildですむんやったら例えばAmazonがええで。今日アマゾンは小さな買収を発表したよな。プライマリーケアサービスを提供するワン・メディカルを35億ドルで買うんや。ところで今Amazon株は去年の11月は$188やったのが今は$124や。クレイジーやで。めちゃめちゃええ会社なのに。リセッションでも大丈夫なリテールやで。あと大丈夫なリテールとしてはCostcoをあげとくけどな。Amazonの広告ビジネスも好調やで。クラウドのAWSも素晴らしいんや。さっき決算があったばかりで暴落しとるようなSnapとは全然違う会社なんやで。

 

後はMildなリセッション用の銘柄としてDisneyを挙げときたいと思うで。Disney株は信じられんぐらい大きく下落しとる。まるで皆Disney株だけはシビアなリセッションに襲われると思っとるかのようや。わいらはテーマパークのカムバックを目にしとるし、誰もディズニーランドのチケットをキャンセルなんかしないんやで。

 

さて、ここまでMildなリセッションのシナリオを言うてきたが、それよりシビアな、Spicyなリセッションやったらどうやろうか?そうなったらあなたは株式市場に前のめりになるのを抑えんとあかんで。Spicyシナリオの場合は高配当株がええんや。わいは高配当株の中でも石油株が好きやで。SP500の中でも特に高配当なのが石油株なんや。最近大きく下がって来たが、例えばPioneer Natural Resourcesや。わいはこの会社はvariableな配当システムを持っとるから好きや。石油価格が少々下落してもこの会社は儲けることができて、規律を持って採掘を拡大せずに、儲けは株主に大きく還元する会社なんや。

 

わいは更に、石油と天然ガスビジネスで半々のCoterra Energyも好きやで。この株も大きく下がって来たけど、ここから戻すはずやで。わいのファンドでも持っとるが、わいはトレーダーやないんや。長期目線の投資家やから、最近の下げもなんのその、や。後は、Spicyなリセッションの時はダラーショップ、$1ショップを考えるべきや。Dollar TreeとかDollar Generalや。歴史的にこれらの株は、まあまあのリセッションの時は上がる銘柄なんや。

 

最後に、もっと深い、Ultra Hotなリセッションになったらどうする?こういう時は究極のディフェンシブ株を持つべきなんや。わいらは来週、Fedは0.75%の利上げをすることを知っとるやろ。そして八月の夏休み後に、また9月に利上げするやろう。インフレがなかなか退治できずにアグレッシブな利上げが続くなら、Mildのところで挙げたMicronとかDRHortonとかはまた大きくやられるで。オンライン広告に関わるテクノロジー企業とかも大きくやられるやろう。

 

そういう時は何が安全なのかというと、わいはJ&Jだと思うんや。消費者向け部門と医療機器・処方箋部門に分かれてまた価値が上がるしな。後はPepsicoもええと思うで。ちなみにこのTostitosというサルサのブランドはPepsicoの傘下のものや。リセッション下でも皆ソーダは飲むし、プラスチック価格とかの原材料コストは下がってくるからな。最後にわいはConstellation Brandsが好きやで。ModeloもPcificoも特に消費の多いテキサス州とかでシェアを伸ばしとる。

 

ということで、三つのタイプのリセッションシナリオそれぞれでその株がええかを説明したで。もしかしたらサルサソールはいらんかもしれん。すなわち、リセッションは来ないということもありうるが、その場合は速やかにウクライナでの戦争が終わって中国が全部リオープニングに向かわんとあかんが、それは難しいやろう。ということでリセッションが来るというはええとして、どの程度なのか、それを考えておく必要があるから、わいは今回三つの場合分けでそれぞれ説明したということなんや。

 

 

以前サルサはディップで良く食べていました。

 

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