こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの8/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。
いいことが悪い株に起こった時、わいはナーバスになるんや。最近多くのクオリティーが低い株の株価がどんどん上がるという現象がおきとる。それは、あまりに多くのヘッジファンドが同時にそれらの株をショートしとって、そういう状態にある中で何かの拍子にショートスクイーズがおこったりするからや。しかしながら、今日はダウは-0.18%、SP500は-0.42%、そしてナスダックは-1.19%と下落の日やったんやが、ショートセラーが勝った日になったんや。そしてわいはそのことをええことやと思うんや。
巷には、ショートの逆に賭けてショートスクイーズに乗るのが時に賢い戦略だという考えがまかり通ってたりするわけやが、やけどそうでない場合が多いんやで。それはからにハイリスクなことで、簡単にあなたの頭が吹きとんでしまうこともあるということを忘れたらあかんのや。いくつか例を挙げてみようやないか。まず株価の上下が信じられんぐらい激しいBed Bath &Beyondや。
数年前にBBBYはTargetからMark Trittonという素晴らしい経営者を獲得したんや。彼はこの会社をターンアラウンドさせるはずやったんや。BBBYは素晴らしい商品を売っとったんやが、お客さんはそんなに好きやなかったんや。そして同店売り上げの額がどんどん下がっていき、メインの店でも-23%とか-27%とかになっていき、そしてTrittonは辞任に追い込まれたんや。社外役員のスー・ゴーブが暫定CEOに指名されとるが、どこまでできるのかわからんで。
BBBYの株価はどんどん落ちていき、Tritton辞任のニュースにおけるマーケットの反応もひどかったんやが、クレジットレーティングは破産の一歩手前という評価やし、この下落も当然やと思っとった矢先、ここ数週間でなんと$4だった株価が$13まで跳ね上がったんや。昨日がピークやったんや。何でやと思う?何かええことがおこったと思うか?そんなことは微塵もないで。単にショートセラーがこの株の大部分を占めとるということなんや。42%もショートされとるんやで。そして単にショートスクイーズがおこったというだけの話や。
そして今日は株価は14%も下がっとる。何でかと言うと、わいのような人たちが口々に、BBBYの次の手として株式を売り出して現金をいっぱいつくって、それでバランスシートの問題を改善するんやないかということが言われとるからや。もちろん株式が売りがされたらショートスクイーズの勢いもそがれて株価は下にいくで。そもそも経営陣はショートスクイーズとかおこったらそのチャンスを逃さずに株価を増やしたりするわけや。今日の動きはショートスクイーズ側やなくて、ショート側が正しかったということやったんや。
次にUpstartを見ていこうやないか。AIベースの融資プラットフォームの会社やが、わいはこの会社のモデルがめちゃ好きやったんや。やけどフィンテックセクター全体が去年の後半から崩壊して、この株もめちゃめちゃやられたんや。そしてどんどん明らかになったのはUpstartはわいらが想像するより多いローンを抱えとったりすることがWed Bushのアナリストとかにも暴かれとって、昨日決算発表があったんやが、わいはこの会社がいかに状態が悪いのかが良く分かったで。だから11.84%も株価が下がったんや。ただ先週は株が上がっとったよな。それはこの会社の28%がショートで、ショートスクイーズがおきたからなんや。会社自体の良し悪しが株価の動きにそこまで反応するわけでもないんや。
次はミーム株の代表格、AMCや。Adam Aronの会社や。わいがこの株のことをボロクソにいうと思っとるやろう。やけど待ってくれ。この会社に関しては、珍しくこの前の決算は売り上げも良かったし、利益はちょっと予想に届かんかっただけや。去年の22 millionの観客数と59 millionまで回復させとるんや。この株は実際、ファンダメンタルズがどんどんよくなっていっとるんや。AMCは優先株の形で特別配当を支払うことも発表しとるんや。その優先株のティッカーシンボルは「APE」で、この新しい優先株形式はまわりまわってAMCのバランスシートを強化することになるんや。決算後のショートスクイーズで大きく株価が上がって、そういう後やったから今日は大きなボリュームを伴っての6%以上の株価の下落やったんや。わいがここで言えることは、AMCの内容は素晴らしくて、やけどそれがショートを生み出すんや。やけどそういう株でAMCは、ファンダメンタルズがいいめちゃ珍しい株や。
わいがかつて好きやったBeyondMeatはどうや?$20そこそこまで株価が下がっとったのにそこから上がって今は$37や。なんかええことあったんか?何もないで。ただショートスクイーズがあっただけや。この株の37%はショートポジションや。わいはかつてこの会社の未来を信じとったんやが、ここからの将来に今は大きな不安を抱いとるで。この会社は多くのお金を失っとるからな。最近のJPMorganのレポートでも、マクドナルドとの提携でもBeyondMeatの製品が全然売れてないことが書かれとって、今やこの会社のバランスシートはBeyondAwfulや。ひどいんや。にもかかわらず株価が上がっとるのはショートスクイーズなだけや。
あとは何や?Wayfairはどうや?パンデミック中に大きく伸びた株価はハウジング業界の逆風も伴って株価が大きく落ちてきて、オンライン販売を駆使してまたもとの位置まで株が戻ることが可能やと言う人もおるが、わいはそれにはかなり懐疑的や。この株のポジションの26%がショートや。もしあなたが家具会社を持ちたければこの会社じゃなくてWilliams Sonomaにしといたらどうや。もり利益を出しとって、よりバリュエーションが安いんやで。
最後にオリジナルなミーム株のGameStopを挙げとこうやないか。この株に関しては大きな株価売り出しもあって、今潤沢なキャッシュがあるんや。ショートポジションも今は23%しかない。コアビジネスのビデオゲーム部門を見ると、この株はショートされるのに値するかもしれん。他の素晴らしいゲーム会社がみなもがいとる一方で、GameStopはゲーム会社の中でも全然ダメな方やからな。やけど現金を多く持っとるから、わいが良く言ういわゆるOptionalityがあるんや。
バリュエーションはバカ高とはいえ、潤沢なキャッシュを上手に使えば会社を生まれ変わらせることができるかもしれんのや。トレーニングツールとかをメタバースクエストツールに昇華させたりしてな。しかしこの会社はまだまだ生まれ変わってないのに、ショートポジションがここまで軽いのはなんでかというと、わいはこの株においてはショートが何回も焼かれたからやと思うんや。
結論やが、ちゃらついた株がどんどん上がるようになって来とるが、そういう状況でもわいはやっぱり今は、お金を失っていっとる会社の株を買うことを薦めることはできん。ショートスクイーズを利用して、それに乗って儲けようという姿勢に賛同することはできん。遅かれ早かれ実態の伴わないショートスクイーズはもとに戻るもので、例えば今日みたいな見直しの日の連続でそうなるんや。
まだまだ火遊びをする時ではないですよね。
記事に価値を感じていただけた場合、Amazon JapanもしくはPayPal経由で投げ銭いただけると励みになります。
応援よろしくお願いします。