こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの8/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日は大きな下落の日になったで。ダウは-1.91%、SP500は-2.14%、そしてナスダックは-2.55%や。こんなに株価が下がる理由があるんか?個々の会社を見た時にこんなに下がるのに値するんか?わいは現実に個々の会社のCEOの素晴らしさや業績を見た時に、このマーケット全体の下落よりももっと株価は上であるべきな株が多いと思うんや。
ただわいらは今、人質をとられとるような状況や。マインドセットの人質をとられとる。どういうマインドセットかというと、Fedはまだまだインフレの過熱を止めるために、利上げを続けて経済をダメにしてしまうやろうというものや。しかもそれは、何人も止めることができないやろうということや。このマインドセットはとても強力で、いいニュースがあったとしても意味をなさなくなってしまうんや。
だって、先週の数々の決算を見たか?素晴らしかったやろ?アメリカの個々の会社がどれぐらい良くやっとるのか、代表しとるかのような決算の数々やった。長期的にはこういう決算の良さというのは確実にマーケットに反映させるはずや。ただ、今はどうすればいいかというと、ただただ今週の金曜日のジャクソンホールのカンファレンスを待つのみなんや。それが今ウォール街が注意しとるほとんど唯一のものやからな。そしてそれへの怖れで今日は株式市場がクラッシュしたんや。
ちょっと今回は、今週のゲームプランを言う前に、先週のゲームプランで言及した会社の決算がどうだったか、ぱっと振り返っておこうやないか。例えば金曜日のJohn Deereの決算はアメージングやったで。数字の強さに信じられない気持ちや。どんどん商品が売れとるし、サプライチェーン問題もどんどん解決しとる。Reseach&Depelopmentにもお金をいっぱい使って農業機械がより少人数で農業ができるように進化しとるんや。このことは労働力不足が叫ばれとる昨今とても大切で、このいい決算を受けて多くのアナリストが目標株価を引き上げたんや。
木曜日はApplied Materialsの決算発表があったんやが、力強い半導体業界のストーリーを語ってくれたで。素晴らしい長期ストーリーや。決算の数字も良くて半導体業界にとってめちゃポジティブや。やけど半導体セクターが今日大きくクラッシュしたやろ。あとはCiscoのChuck Robbinsとかともしゃべって素晴らしい状況だと聞いたのに、それが株価にとっては何も意味をなさないことのようや。
水曜日はLowe'sとTargetの決算発表があったが、両方とも良かったで。リアルにエクセレントな数字を発表したんや。Lowe'sはDIYのモメンタムが減っているんやないかと危惧されとったが、そうじゃなかったんや。Targetの方は過剰在庫をクリーンアップできていて、そういう意味でも素晴らしい進展具合を見せとったんや。火曜日のWalmartとHome Depotの決算も素晴らしかったんや。インクレディブルやったで。ガイダンスの引き上げもあったしな。
なんでわいがこんな先週の復習をわざわざ言うとるかというと、各会社の好調な決算を見ていると、いかに今日の株式下落が決算とかけ離れとるかがより理解できるやろう。例えFedが9月のFOMCで0.75%の利上げをしたって、そしてそのことを今週の金曜日のジャクソンホール会合でパウエル議長がほのめかしたって、それでも今日の下落と決算の良さの剥離は埋まらんで。そういうことも頭に入れて、今週のゲームプランを見ていこうやないか。
今週やが、やっぱり金曜日からいきたいで。この日が全てを決めると言っても過言ではないぐらいや。パウエルがしゃべるのは、午前10時やで。このことに対する不安以外、別に今日のマーケットは何もなかったんや。フォードで3000人、人員を削減するというニュースがあったんやが、これはより効率よくEV部門に集中するJim Farleyの手腕や。ニュースはそれぐらいや。なのに今日大きく株価が下がったのはひとえに皆金曜日を不安視しているからや。ウォール街はFedがハト派的にふるまわないんやないかと疑念を抱いとるんや。果たしてどうなのかは金曜日にわかるわけやが、Fedのギロチンがマーケットに炸裂するのかどうか。
ただ、例えFedのギロチンでマーケット全体が下落したとしても、わいらは下落に乗じて素晴らしい価値のある銘柄を買っていけばええんや。ここ二日間、株式市場が大きく下がったわけやが、これを利用できると思うんや。なんでかって?なぜなら、わいは今週も先週のような良決算が続く週になると思っとるからや。別に必ずしもマーケットがボトムをつけると言っているわけではないで。ただ今のような時には特にわいらは決算発表を注視して、そして業績がええのにマーケット全体に引っ張られて株価が下落した株を買えばええんや。
例えば明日、今週の火曜日は、Macy's、Dicks、Toll Brothersの決算発表があるが、これらは全て素晴らしい会社やで。Macy'sは素晴らしいストーリーがあると思うし、Dicksはスポーツ用品店の代表やし、Toll Brothersは利が乗らんような家づくりはしない会社や。これら三者ともサプライチェーン問題が以前よりは劇的に改善されとるはずで、わいは数字を楽しみにしとるで。更にIntuitも決算発表があるが、わいは素晴らしいグロースの素晴らしい数字を発表してくれると思うで。
水曜日は火曜に比べたらちょっと問題かもしれん。わいのファンドが持っとる二つの株の会社が決算発表するんや。NvidiaとSalesforceや。Nvidiaはめちゃめちゃハイエンドな半導体会社や。今回の決算の数字が悪いことはプレアナウンス済みや。今回の決算で更なるガイダンスの下げがあるかもしれん。こういうハイエンドな半導体会社にとって今は難しい時や。Salesforceは、まだドル高の影響を大きく受けとるやろう。やけど9月に年会のドリームフォースがあって、これは今年からまたin personのイベントに戻るから、楽しみや。ただ、NFLの開幕戦と日にちがかぶっとって、わいはここ40年間、開幕戦を見るのをミスしたことはなかったんやが、今年は見れなさそうなんや。ちなみにわいにとってNFLとはイーグルスや。
水曜日は更に、皆が心配しとるソフトウェア会社の決算発表があるで。SnowflakeとかSplunkとかBoxとかや。わいはこれらの会社は大丈夫やと思うんや。やけどええ決算の数字でもマーケットは気にせんかもしれんな。木曜日はみんな大好き、$1ショップの決算発表があるで。Dollar TreeとDollar Generalや。わいは娘がバーミツバのお祝いに呼ばれたときとかは$1ショップでお祝いカードとかを買っとったんや。わいは両方ともええと思うで。なぜならマーケットはリセッションをおそれとって、ウォール街のプレイブックには、そういう時にはこういう株がええと書いとるんや。わいは闇雲にプレイブックを信用するのは好きじゃないが、やけど今はええ時やで。ちなみにどっちがええかと言われたらわいはDollar Generalの方が好きやと言うで。
木曜日に決算があるUlta Beutyも興味深いで。Estee LauderもTargetも良かったんや。Ultaはそういう店舗に組み込まれとる。わいらはもはや、マスクフリーの世の中にいるんや。お化粧が大事や。Ultaは輝くで。更に木曜日はGapの決算発表があるんやが、これは問題かもしれんな。もう一回ぐらいは難しい決算になるんやないか。あまり見たいと思わない決算や。更にAffirmの決算もあるんやが、マーケットにここまで叩かれたBNPLがいつどうやってターンアラウンドをなしえるのか。CEOのMax Levchinはえんえんと良い話をしようと試みるやろうが、今の状況ではそれを成し遂げるのはひどく困難やで。
木曜日は後はDellの決算発表もあるんやが、わいはこの決算は手堅い数字で、テクノロジーセクターを助けると思うで。更にWorkdayの決算発表もあるんやが、アナリストはセールスサイクルがのびのびになっとることを心配しとるが、わいは大丈夫でええ数字を発表してくれると思うで。そうやって火曜日から木曜日までいろんな決算を経て金曜日のパウエル講演につながるわけやが、わいは実際金曜日は買いやと思うんや。午前10時や。さあ、この演説で、なんで今日とかもこんなに大きく株式市場が下がったのが、その答えがわかるのか。何にせよマーケットに一番影響力があるのがこの講演なんや。
結論やが、ジャクソンホールでのパウエル議長の講演までは、なんで株価が下落するのか、わいらは推測ゲームをただやることになるやろう。とにもかくにもその講演を聞いてみようやないか。たった今の時点ではなんで株価が下落するのか、理由は何一つないように思うんや。そして大事なことやが、好決算を見逃すんやないで。全体的な株価下落の際は、業績のええ会社の株の買いの好機や。
金曜日にどうなるのか、怖くもあり楽しみでもあり。
記事に価値を感じていただけた場合、Amazon JapanもしくはPayPal経由で投げ銭いただけると励みになります。
応援よろしくお願いします。