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【ジム・クレイマー】厳しい状況に反論するつもりはないが。。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/16のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

株価は経済全体のマクロな状況と個々の会社に特有のマイクロな状況に左右されるんや。それが経済の初歩の初歩や。それを思い起こさせるような昨日のFedexの発表やったで。昨日のわいのFedexのCEOとのインタビューを聞いてくれたか?Raj Subramaniamが何て言うとったかというと、わいのMad Moneyの番組中に爆弾を落とすように言うたんや。わいらは世界的なリセッションに突入しとると言うたんや。Fedexのガイダンスカットは至る所で驚きのネガティブさをもたらして、今日だって株価はダウは-0.45%、SP500は-0.72%、そしてナスダックは-0.90%やったんや。

 

株価は日中は低くてそこから株価は上がろうとしたんやが、ドラマティックな日がまた繰り返されたんや。値動きは荒くて、それがなんでマクロとマイクロの話につながるんや?なぜなら注目会社のCEOが来てマクロについて良くないと語った時、すなわち中国はCOVIDで良くないし、ヨーロッパは戦争で良くなくて、アメリカは利上げで良くないとなった時に、本当にそれが全原因かと考える必要があるということなんや。本当にマクロ要因だけなのか。もしくは経営手腕の問題もあるのか。わいらはシビアなリセッションに陥っとると考える前にそこのところの査定が必要や。

 

わいは実際Fedexの場合は70%がマクロ要因で残りの30%が経営要因やと思うんや。Fedexは真剣に大きなコストカットを今すぐやらんとあかんと思うで。売り上げ自体はあまり悪くないように見えるんや。悪いのは利益や。そういう場合は経営手腕で数字を良くすることができるんや。ただFedexのCEOがグローバスなリセッションを指摘したこと自体に対してはわいは反論はないで。そういう風に世界はなってきとるんや。そのことを頭にいれて、来週のゲームプランを言っていこうやないか。

 

Fedのパウエル議長は昨夜のFedexのCEOの言葉を聞いとったやろうか。そうやったらもしかしたら彼は、自分が思っとるよりも経済は悪くなっとって、インフレ撲滅が進んでいると思ってくれとらんやろうか。今は本当にアグレッシブなFedの金融引き締めサイクルの真っただ中におるわけやが、インフレが今までモンスター級だったのは疑いがないことやが、まだまだ賃金インフレをやっつけるために利上げが必要なんや。彼がわいらに痛みをもたらさんとあかんのはわいも理解しとるで。

 

ただ不幸にも今、この前の利上げの影響がもろに出て来とって、ローン金利は実に6%やで。そしてまた今週の水曜日、Fedの金利決定とパウエル議長のスピーチがあるんやが、また0.75%の利上げがあって、そしてわいはその後は、ちょっと様子を見て、きちんとまたその後の数字やメトリックスを見ていきましょうねということになると思うんや。賃金インフレと家賃とかの過熱ぶりをとめんとあかんのやが、わいは0.75%の利上げがあればそれが手堅い動きやと思うで。この手堅さというのは今、このネガティブなニュースフローに溺れている時に実に大事なんや。アメリカは実際他のどの大国よりも強い経済を今でももっとるで。やけどFedexが言うとるようなグローバルなそしてシビアなリセッションをこの金利高の状態で迎えるのはアメリカといえども酷な話や。とにもかくにも利上げとパウエルのスピーチに注目しようやないか。

 

さて、週のはじめにもどって、月曜日はAutoZoneの決算発表があるで。経済が悪くなってかつ車の値段が高くなって、車を買えない人が増えたって、車というのはどんどん古くなるわけやから修理がどんどん必要になるのは当たり前や。ということでAutozoneは素晴らしい数字を発表するとわいは予想しとるで。この株は素晴らしい長期の勝者になってきとるからな。車不足がどれぐらいなのかの状況にも注視したいで。車不足を解消することがインフレ退治の一つの大きな要素でもあるからな。だいたいパウエルがインフレをやっつけるために経済を冷やさなければという時は、決まって三つのことなんや。賃金と家の値段と車の値段や。Autozoneの決算は車がどうなのかについてリアルなインサイトをくれると思うで。まだまだ車会社は需要に十分見合う車をつくれていなくて、中古車の価格がだから、パウエルが満足するほどは下がってきてないんや。

 

火曜日は未だに多くの人が株を持ち続けとるNvidiaのGTC Digital Eventがあるで。オムニバースの未来について発表してくれるやろう。わいのファンドはこの株を長期間持っとるわけやが、今は二つのことで株価が冴えないと言わざるを得ないで。ゲーミングと仮想通貨や。対中輸出規制もあるな。やけどNvidiaが未来へのイノベーションのパワーハウスなのは皆知っとるやろ。Visionary CEOのJensen Huangが何を言うのかに注目や。ここまで株価の動きが恐ろしいのはわかるで。この下落につきあったのは間違いなのかもしれん。やけど今までもNvidiaはこういう動きを繰り返してきたんや。めちゃめちゃ恐ろしい下落の後に長期で素晴らしい上がりが待っとったりするんや。Jensenのスピーチは11AMからやが、わいは一言たりとも聞き逃さない覚悟で臨むで。Nvidia株は、もうこれ以上の下落はダメだと多くの人が思ったところでボトムをつけるやろう。まだその時期ではないと思うが、注目しようやないか。

 

水曜日は全ての話題がFedにとられてしまうやろうが、やけど注目の決算発表があるで。例えば巨大なホームビルダーのLennarとかKB Homeとかや。わいは両方の数字がソフトやと思うで。こんなにローン金利が上がっとる中でなんで素晴らしい数字が期待できようか。インフレをやっつけるためには家の値段が下がってこんとあかんで。家のオーダーのキャンセルとか、売り物に注文が来ないとか、そういうニュースがいるんや。やけど不思議なことに今日ホームビルダーの株は上がったりしとる。もしかしたら多くの人が近い将来のFedのインフレとの戦いの勝利を予想しとるのかもしれん。

 

来週は更にSalesForceの年会のDream Forceがあるで。水曜日にはアナリストミーティングがあって、わいはマークべ二オフの言葉を注意深く聞こうと思うで。Salesforceはグローバルな会社で、それは今までは良かったんやが、今はドル高で至るところの分野がやられとるんや。決算の数字も今一やしな。皆が聞きたくないような数字や。Nvidiaと同じようにSalesforceも今テクノロジー・ベアマーケットにのみこまれとる。わいはこのDream Forceで、よし、ここから株が帰るぞという発表が何かなされるとは思ってないが、やけどなんでわいのファンドがこの株を持ち続けとるかと言うと、長期的視野にたっとるからや。わいはSalesforceを$8の時から好きや。Nvidiaは$20の時からや。わいは今という状況でさえ、質の高いクオリティーカンパニーの株をあきらめたりはせんのや。半年先、もしくは一年先には株価は上にいっとると思っとるからや。やけど質の高い会社だけやで。ジャンクな会社の株は絶対に持ちっぱなしにしとったらあかんで。

 

皆が皆長期で考えるわけじゃなくて、短期のトレードをする人もおるやろう。そういう意味では水曜日に決算発表があるGeneral Millsの注目やで。Fedexがグローバルリセッションを注意喚起して、食品会社の株を売られたんやが、General Millsはベストで、実際この株が今まで言うたどの株よりもパフォーマンスがええかもしれんのや。木曜日はCostcoの決算発表があるで。先週CEOのCraig Jelinekとしゃべったのを見てくれたか?わいは彼が言うた全てのことが好きやで。この会社は長期目線で戦っとる。多くの投資家がこの会社のマージンを心配しとるが、それは間違っとるで。Costcoが重要視しとるのは顧客満足度と売り上げ成長や。こういうビッグボックスメンバーシップクラブには、それらの指標が重要なんや。わいは決算の数字は素晴らしいと思うで。やけどだからといって株価が上がるわけではないかもしれんな。実際わいはこの前のCNBCInvesting Clubの月例ミーティングで、Costco株は下落するかもと言うたんや。そうしたらわいらは更に買っていける、とな。

 

木曜には更に、暫定じゃなくて実際のFedexの決算発表があるで。昨日の発表で株式市場全体を下落させたが、この発表でこの会社の行く末が大きく変わることはないやろう。あとはQualcommのAutomotive Investor Dayがあるで。この会社の車載半導体について新しい発表があると思うで。利益のたった10倍の株で、この発表で多角化されとるQualcomm製品がより明らかになってええと思うで。わいのファンドも持っとるで。

 

金曜日はPMIの発表があるで。総合購買担当者景気指数や。いろんな数字で示されとる通り、この数字もより弱くなっとるやろうなと思うで。それを確認するだけになると思うが、やけどそういう意味ではまずは水曜日のパウエル議長にやっぱり注目やな。

 

結論やが、状況は厳しいで。そこを反論するつもりはないで。やけどこういう厳しい状況を見たのは別に今回が初めてではないで。わいらはこの状況を皆でのりきれるのは確実やが、やけど時間がかかるし、自信を持って株価を買いに行けるまでにはもっと株価が下がらんとあかんということなんや。

 

 

厳しい状況が続きそうですね。

 

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