こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日もサンフランシスコからお送りするで。もう本当に全てのものの値段が上がっとる。バターもクリームチーズもサーモンも家も中古車も、全部や。そしてその反面株式市場は下がっとるんや。そして今日も市場は下がったで。ダウは-1.01%、SP500は-1.13%、そしてナスダックは-0.95%やったんや。仮想通貨だって二年前と比べてみ?ビットコインもイーサリアムもめちゃめちゃ下がっとるで。こうやってみてみるとクレイジーな状況やというのがよくわかるよな。
やけどFedのパウエル議長にとってはまだまだな状況なんや。もしあなたがFedのトップやとしたら、あなたがしたいことというのは、とにかく物価を以前のレベルまで戻したいということなんや。ビットコインがどれだけ暴落しようが、そんなこと関係ないんや。わいの注目しとるテクノロジー株が、平均で40%も下落してようと関係ないんや。Nvidiaの株をみてみ?ひどいやろ?Saleforceもそうや。双方ともカンファレンスをやっとって今大注目なんやが、株価が本当に冴えないで。
やけどそんなことFedは気にせんのや。そういうテクノロジー会社が一緒くたになった、いわゆる全部ひっくるめたアセットのバリュエーションは、今でもまだまだ高いんや。これはパウエル議長にとって由々しきことや。彼はとにかくWalmartとかTargetとかに売っているものの値段が上がることをこれ以上はとてもじゃないけど許容できんのや。ということで彼は株式市場にも下落をしてほしいということになるんや。今日の株式市場が下落したということなんて、卵やバターの値段が高すぎることに比べたら何でもないんや。
パウエルはしかも、なかなかやまない賃金インフレの過熱ぶりにもううんざりしとるんや。Fedは今の状況を絶対的になんとかせんとあかん。今はまだ歴史的にとても低い失業率で、めちゃ高いインフレや。パウエルはこれをどうにかせんとあかんとなったらやることというのは、至るところに痛みをもたらす、これだけなんや。多くの人がFedの利上げで株式市場は致命的なダメージをおっとると思っとるが、そんなことは全然ないで。まだまだ致命的なダメージなんかおってないんや。まだまだ下がり得るんやで。株価は購買力を表し、まだまだ購買力は高いんや。そういう状態では物価は十分に下がってこない。Fedはわいらの購買力を劇的に下げたいんや。ということで、まだまだわいらには痛みが必要なんや。
あと、仕事をしていない人も早く仕事場に戻ってほしいんや。そのことで労働力不足が解消されて、賃金インフレがおさまるからな。パウエルは家の値段も大きく下がるところを見たいんや。そして仮想通貨とかはもうつぶしてしまいたいんや。仮想通貨はSpeculativeだと皆がわかっとるとはいえ、Speculativeなところには賭けが生まれ、そこにお金がつっこまれることになるんやが、それが嫌なんや。ここまでコモディティー価格は順調に下がったが、もはやそれはパウエルにとって安心材料にはなり得ないで。賃金インフレがおさまらなければ、コモディティー価格はまたぞろ上がりだす可能性もあるんや。
Fedは労働市場がクールダウンされるまで金融引き締めをせんとあかんと決意を新たにしとるやろう。わいが喋っとる全ての経営者が、いったいCOVID前のあの豊富な労働者はどこにいったのかと口をそろえて言うとるんや。パウエルはとにかく労働市場から出てしまった人をまた戻したいんや。皆を追い詰めて働かせたい。だってパウエルは労働者を一からつくったりすることはできんわけやから。だからパウエルはこれからも皆に痛みを与える、そういうとるわけや。
いいニュースを言うとくと、株式市場は他の資産と比べてももう既に大きく下落して来とるんや。やけど悪いニュースは、ここからまたパウエルが至る所に痛みをもたらすと、既に大きく下がった株式市場といえども更なる下落は免れないんや。例えベストな優良株でもそこからは逃れられないんや。そうやって考えると、もう日々の株価の動きをおわなくてもええぐらいや。ダウの値動きより、卵やバターの値動きを追った方が結局この先のマーケットのことがわかるというもんや。もしくはLennarが売っとるスリーベッドルームの物件の値段とかな。そういう値段が落ちてきてはじめて、株価は安定を取り戻すと言えるんや。
それまでのラリーは全部一時的かもしれん。ちょっとラリーがあってもそれは全部取り消しになってしまうなんていうことがこれからも繰り返されるかもしれん。そのことを頭にしっかりいれておくんやで。
厳しい状況が続きそうですね。
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