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【ジム・クレイマー】夜明け前の最も暗い時に既に株は買っておかなければならない!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

何がおこっとるんや?モンスターラリーがおこった時、時には誰もその理由がわからんかったりするんや。今日株価が上がったがそれは金利のせいじゃないで?だって金利は今日あがっとるんやから。決算のおかげでもないで。多くのメガテック会社のダメ決算を聞いとるやろ。ドルも違うで。株価上昇とは違う方向に動いとる。じゃあなんでこんなに上がっとるんや?ダウは+2.59%上がって、このままいけば今月は1976年1月以来の上がり幅かもしれんで。SP500は+2.46%、そしてナスダックは+2.87%やったんや。わーお、や。

 

わいはこの株価上昇の背後に、Fedのアグレッシブな利上げがようやくワークしとるというコンセンサスが出てきとるからやと思うで。ビジネスは至る所でスローダウンしとる。ハウジング、車、データセンター、リテール、至る所でや。家の値段は落ちて来とる。解雇もいろんな会社でおきとる。こういうことは経済にはネガティブやが、今わいらはBad news is good newsの状況で、悪いニュースはマーケットにとってはいいニュースになり得るんや。Fedはとにかく刃をおさめるためにはまずは悪いニュースをたんまりと聞かんとあかんのやからな。

 

金融引き締めサイクル時というのは、それが完全に終わる前に一足先にマーケットは上がり始めるんや。だからわいは最近ずっとStay the courseと言うてきたやろ。マーケットがターンアラウンドするのは短いタイムウィンドウの間や。そこをピンポイントでとらえるのが難しければ、粘り強くいくしかないやろ。一旦株を全部売って、金融引き締めサイクルが終わったらまた入ればええやないかと思う人もいるかもしれんが、誰が、よし、この日に買え、なんて言うことができるんや?現実は夜明け前が最も暗いという感じなんや。そしてその最も暗い時にもうマーケットは上がり始めてしまうから、そこをピンポイントでとらえるのは至難の業やで。

 

じゃあ夜明け前の最も暗い時はどういう時かと言うと、例えばメガテックが崩壊しとる時かもしれん。あれ、そんなこと聞いたな?そうや、今週はそういう週やったんや。MicrosoftもAlphabetもAmazonもMetaもあかんかったな。Metaに関しては今週最も下落したSP500銘柄になったで。今こういう状況やのに、来週の水曜日、FOMCでFedは更なる0.75%の利上げを発表するやろう。そして金曜日には雇用統計があって、非農業部門の雇用者数がどうなるのか。この数字は来週最も重要な数字やで。わいはこの雇用者数は実際多くの人が予想しとるよりも弱いものになると思っとるで。

 

じゃあなんで今日とかこんなに株価が上がったんや?なんで皆、FOMC後の反応とか、雇用統計を待たんのや?待った方がより安全やないんか?理由はシンプルや。皆知っとるからや。歴史的には、オールクリアのシグナルを待って行動したらもう遅いということがわかっとるからや。待っとる間に、ちょっとした動きじゃなくて大きな動きに乗り遅れるかもしれんのや。悪いニュースができってしまう前に、まだ夜明け前に、買いのウィンドウは開くんや。Metaの決算が開かんかった時から下手したら買いの窓があいて、それは来週の雇用統計が仮に弱いと仮定したら、そこまで続くかもしれん。

 

わいは今回のような金融引き締めサイクルを1982年の時から見てきた。そのわいの経験からすると、金融引き締めサイクルが終わる前にもう株価の上昇ははじまって、その雰囲気が今週のような感じなんや。もしかしたら夜明け前の最も暗い時と言うのは今朝やったのかもしれん。MetaやAlphabetやMicrosoftの今週の下落に続いてAmazonが大きな下落を見せた今朝や。古いリーダーが退場しないと新しいリーダーは出てこんのや。新しいリーダーセクターは昨日のMad Moneyで言うたやろ。わいはこの物語を以前に見たことがあるで。経験してきたで。典型的なパターンや。だからわいはわいの意見をここで伝えとるんや。

 

まあだからといって、これからの注目決算はどうでもええということにはならないで。当たり前やけどな。むしろまだまだ個々の決算に注目して状況を捉え続けていかんとあかんのや。来週のゲームプランにいってみようやないか。月曜にはNEP Semiの決算発表があるで。この会社は多くの車載用半導体をやっとるんや。わいらが聞きたいのはなんや?わあ、ビジネスが好調ですね、か?違うやろ?ビジネスがスローダウンしとることが聞きたいんや。そしてガイダンスもドラマティックにカットしてほしいんや。そういう悪いニュースがFedにとってはええニュースなんや。

 

火曜日の朝は新しいリーダー企業であるEli Lillyの決算発表があるで。今のマーケットはヘルスケア株はキングや。経済がスローダウンする時によくやるからな。わいはどうか人々の期待がまだまだEli Lillyに対して低いままでありますようにと思うで。ハードルをあまり上げたくないんや。やけどEli Lillyは素晴らしい会社やで。本当に素晴らしい会社や。後はUberの決算発表があるで。繰り返すが、ここでもリアルなバッドニュースを聞きたいで。この会社はエコノミックセンシティビティーがあるからな。わいが聞きたいのはこうや。以前はドライバー不足に悩まされとったが、今は乗客不足に悩まされとる、みたいな話が聞きたいんや。乗客の財布のひもが固くなってUberの利用者が減っているみたいな話が聞きたいで。ガイダンスのカットも聞きたいで。

 

更にDevon Energyの決算発表もあるが、これは対照的やろう。素晴らしいビジネスと素晴らしい配当を発表してくれると思うで。ただ経済がスローダウンしとる時に石油株はあまり買いたくはないで。グローバルなスローダウンで石油セクターは実際下落圧力を受けとるんや。わいはだから石油銘柄は利確したりしとるんやで。わいはまだ石油株を持っとるし好きやが、以前ほど大きなポジションは持ってないんや。なぜならこれからの状況にフィットしない部分があるからな。火曜日は更にAMDの決算があるで。悪い数字やろうが、もう利益警告を出しとるわけやから、そこまで驚きをもって受け止められないと思うで。

 

さて、水曜日はとにかくFedが注目されるやろう。パウエル議長の発言が注目されるやろう。ただそれだけがクローズアップされたら不幸なことで、なぜならめちゃめちゃ魅力的な会社の注目決算があるからや。Humanaや。この会社は実際わいの健康保険をやってくれとるんや。後はCVSの決算発表もあるで。CVS株なんか大きな下落があって今戻って来とるところやが、CVSはCOVIDプレイととらえられて、HumanaはポストCOVIDプレイととらえられがちやが、両方とも素晴らしいストーリーを持っとると思うで。

 

水曜日は更にスマホの半導体メーカーのQualcommの決算発表があるで。ここまで株価は大きくげらくしてきとって、利益のたった9倍と安くなってきとるが、わいは何がおこるか予想すると、皆がびっくりする良そうかもしれんが、たぶん悪い数字とガイダンスのカットを発表するやろうが、株価は上がると思うで。木曜にはまずStarbucksの決算に注目や。わいは予想されとるより素晴らしい数字を発表してくれると思うで。中国のロックダウン時でも着々と中国ビジネスを伸ばした稀有な会社なんや。わいは新しい経営陣は素晴らしいホットな数字を出してくると思うんや。どれぐらいホットやと思う?ホットのVentiサイズのカプチーノを顔面にぶっかけられるぐらいホットやと思うんや。

 

木曜日は更にPayPalとDoordashのニューエコノミー企業の決算発表があるで。PayPalは最悪期は脱したと人々に印象付けるチャンスのある発表をしてくれるかもしれんと思うで。Doordashは今皆が懐疑的にとらえとる。今は皆狂ったように外食を楽しんどる。フードデリバリーは減っとるやないかと思われとるんや。そして前にも言うたが、金曜日は雇用統計があるで。雇用統計についてはわいが何を望んどるのかときちんというとこう。まず安定した賃金の数字が見たいで。まだまだ賃金が下がってくるところまでは期待できんやろう。それには早すぎる。やけど安定した賃金の数字を聞きたいんや。そしてホットな分野、特にシリコンバレーとかでの解雇を聞きたいんや。まず解雇される人数が増えてから賃金の低下が見れるはずやからな。雇用者数の減少と解雇者の増加、これをFedは見たいんや。

 

結論やが、今のマーケットは、まるで来週はFedがインフレとの戦争に勝ち始めている、そのリアルなサインが見れるかのようにトレードされとるんや。だから利上げでまた上がるかもしれんで。さあどうなるのか見てみようやないか。わいは今のマーケットの動きが正しくても全然驚かんで。

 

 

明るい雰囲気が出てきましたね。

 

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