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【ジム・クレイマー】短絡的に金利の下落はテクノロジー株の買いやと思うのは早計やで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ドルが弱くなって金利が下がって、株が上がる。そういう日になったよな。ダウは+1.07%、SP500は+1.63%、そしてナスダックは2.25%と、大きな続伸の日になったんや。金利が下落してドルが弱くなる。そうなったら株価が上がるのはいわば当たり前や。ドル高はグローバル企業の海外ビジネスを痛めつけるんや。ドルが弱くなったらそれがなくなるんや。しかも債券金利が下がるということは皆Fedが経済を痛めつける度合いが緩くなると思っとるということなんや。

 

昨日のカーリーガーナーのチャートの回を見てくれたか?ドルの取引がめちゃめちゃ混雑しとって、それでドルは上がってきたが、すぐ下がってくるやろうと言うとったやろ。なんてこった。カーリーは素晴らしい。ドルの下落はすぐ始まったんや。ドルと債券は鶏と卵のような関係や。どっちがどっちについていっているのか理解するのは難しいんや。やけどカーリーはとにかくドルが買われすぎで、だから下がってきて、そうなったら債券金利も下がると言うたんやが、その通りになっとる。

 

こういう日が、まさに利上げが終わったらわいらが見るやろう景色なんや。Fedはわいらとの対話に慎重で、かつてはその対話チャネルも慎重にしとったんやが、やけど最近はFedの委員が口々に断固たる姿勢を示してそれが株式市場に負の影響を与えとったんやが、今日はそれもなかったから本当にマーケットがどう動くのかを観察することができたんや。ナスダックが一番大きく下がるのも当然や。マーケットは時に機械のように動くんや。決まった動きがあるんや。金利が下がるということは、テクノロジー会社が良くやるようになるやろうというのは、決まった動きなんや。多くのテクノロジー株は遠い未来の利益の伸びも考えて評価されとる。高インフレ下ではその未来の利益が食われるからあかんのや。やけど金利が下がる局面では未来の利益は伸びるんや。

 

ただ、機械というのはいつも故障するよな。故障しない機会なんかないんや。ここぞという時に故障したりする。いかにAIを機械の制御に使おうが間違ったことをやる時というのはあるんや。ちなみにAIは皆賢いとおもっとるやろうが、結局そのAIをプログラムした人以上に賢くなるのは至難の業なんや。間違ったりすることのポテンシャルな例を挙げると、例えば半導体株は金利が低くなると上がりがちや。だから今日も半導体ETFは良く上がったで。

 

半導体株は金利が上がった時はいつでも売られてきた。だから金利の下落は半導体株が買いということになって当然やと思うかもしれん。やけどそうやって思いこんどるとあなたは完全に間違ってしまうことがあり得るで。今半導体業界全体が何に困っとるか。それは一重に過剰在庫や。確かにある特定の半導体、例えば車載用の半導体とかは品不足が続いとるが、やけどパソコンやスマホ用のハイパフォーマンス半導体とかはとにかく在庫が積み上がっとるんや。

 

今その在庫が順調にはけとるという証拠は何一つないで。文字通りなに一つや。確かにAMDやNVDAのような株はここまで大きく下落して来とって、再びそれらが上昇基調になる前に買い集めたいという人もおるやろう。それは理解できるが、とにかく今はわいは早すぎると思うんや。今日の引け後のTXNの決算を聞いたか?ダメダメやったやろ?だから株価が時間外で5%以上の下がっとるわけや。だから例えルール的に、金利が下がったら半導体株は買いやとなっとったって、状況というものを見ないときちんとした投資はできんのや。

 

今日の引け後の決算ではMSFTもGOOGLもマーケットは失望して、両方とも時間外で6%以上も株価が急落しとる。これは明日のテクノロジー株のパフォーマンスに暗い影をおとすと思うで。わいが強調したいのは、確かに今日のような金利が下落する日はテクノロジー株が上がったりするんやが、ただ、まだまだFedが利上げを継続しとる局面では、テクノジー株がマーケット全体をひっぱるようなリーダーになるのはめちゃめちゃ難しいんや。Fedが利上げを終えるまでは、買い手は少しのミスも見逃さずに、何かあったらハードにテクノロジー株を売りにかかるんや。

 

PCセクターの不調やろうが、クラウドビジネスの伸びが悪かろうが、なんだろうが関係ないんや。大きなテクノロジー会社はまだまだ厳しい目で見られるからこそ、リーダーになるのは難しいんや。一方で対照的なのは、例えばChipotleや。r決算があったばかりで売り上げをミスしたが、はじめは決算の数字が好感されて株価は上がったやろ?その後下がっとるが、テクノロジー会社ほど下がってないで。なんでこんなに対照的かと言うと、投資家はChipotleには甘いんや。状況がそうさせるんや。コスト増に対応してChipotleは値上げをした。それに消費者はついてきたんや。そしてコストが今下がっていて追い風になっとる。同じことがMicrosoftにできるか?Nvidiaにできるか?

 

わいは自分のファンドではトレードをしたくはないんや。投資をしたいんや。今テクノロジー株を買って勝とうというのは、残念ながらトレードや。投資やないんや。テクノロジー株よりもっとずっといいセクターが他にいっぱいあるんや。例えば最近リテールが好調になってきた。Fedが思われとったよりシビアなリセッションをひきおこさんのやないかという予想が出てきたからや。もしくはもうリセッションに陥ってて、そうなるとディスカウント店がええんやないかということで、Burlingtonなんか今日12%以上も株価が上がっとるんや。Rossも7%近く上がっとる。わいのお気に入りはTJXや。

 

結論やが、最近はドルの強さがマーケットをコントロールしてきたが、今日はドルが下落したんや。ということでBearはやられてBullの日になったんや。やけど短絡的に金利の下落はテクノロジー株の買いやと思うのは早計やで。あったばかりのMSFTとGOOGLの決算が失望をよんだ後だとなおさらなんや。

 

 

なかなか難しい状況ですね。

 

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