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【ジム・クレイマー】マーケットを締め付けとったインフレがついに緩んできたかもしれん!スローダウンは予想以上に素早く進む!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日発表されたCPIの数字は予想よりもずっと低かったんや。それで株価がスカイロケットのように上昇したんや。ダウは+3.70%、SP500は+5.54%、そしてナスダックはなんと+7.35%も上昇したんや。CPIの数字が低かったということは、Fedは今まで予想されとるよりもアグレッシブに利上げをしなくていいということになり、じゃあ株は上やないかとなるわけや。実際今日は債券金利もがくっと下落したで。

 

地味かもしれんがちょっと物流の話をさせてもらうで。インフレの基の大きな部分は結局物流やったということになっとるからや。パンデミック中からどんどんサプライチェーンの問題がおこっとったんやが、ようやくその問題がピークをつけとる、これがCPIの低下に決定的やったんや。結局それが大きかったんや。物をあちらからこちらに運ぶ、それが正しくできた時には、もうFedは利上げをハードにやる意味の大きな部分を失うんや。

 

今日のCPIで何が良かったのか一つ一つ中身を見ていくと、物流の改善にいきあたるんや。今までは労働者不足の問題で輸送コストも上がっとることがモノの値段がなかなか下がらん原因やったわけやが、ようやくその部分がピークをつけたんや。サプライチェーン問題の改善がナスダックの7%の上昇全てを説明するわけではもちろんないで。ナスダックは主に金利が下がったから上がっとるわけや。インフレは長期展望の成長の魅力を下げとったんやが、そのインフレがおさまって来とるとなるとテクノロジー株が上がるわけや。だから今日、ここまで買いたたかれた最もアグレッシブな類のグロース・テクノロジー株が大きく買われたんや。

 

クラウド株とか、コンセプトだけの利益が見えないテクノロジー株とか、あとはあの素晴らしいApple株も最近多くのアナリストにどう言われとった?売りやと言われとったやろ。そのApple株も8.9%も上がったんや。クラウド株がここまでひどいパフォーマンスやったことは皆わかっとるやろ。クラウドセクター全体が売られとって、その中で多少ええ会社があっても、クラウドのセクターETFに組み込まれとるからつられて下がってしまうみたいなことばっかりやったんやが、今日はその反対やったで。上昇圧力が皆にかかって、それにつられて皆上がったんや。

 

銀行もええんやで。だって、金利が今のような高いままで、やけど経済がそこまでひどいことにならんかったら、顧客のお金を短期債で運用するだけで大儲けできて、しかも悪いローンとかデフォルトとかが増えないでいけるんや。銀行は儲けるで。あなたから預かったお金を短期債で転がして儲けたあと、その儲けをそっくりそのままあなたに返しはせんで。大きく懐に入れるんや。

 

そもそも論として、今までどれぐらいの人がこんな日が来るのがこんなに早いと予想したやろうか。消費者物価指数の動きがこんなにええやなんて。Exxonのカンファレンスコールでも、物流がバトルグランドになっとると言うとったんや。特に船舶とトラックの物流がな。Costcoなんか自前の船を作ったほどや。ちなみに多くの会社が一旦値上げをしたものから値段を下げることをやりたがらんのやが、Costcoは違うで。真にお客さんファーストの会社やからな。だからわいのファンドはCostcoを持っとるんや。

 

CPIの数字の下落は、もちろん石油価格の下落にも助けられたで。まだまだロシアとウクライナの戦争が続いとる中でな。天然ガスもそうや、価格の下落がCPIの下落を助けたで。ただ、さっき言うたように結局このCPIに大きく影響を与えるものとして何を見ればええかというと輸送企業や。物流がキーやからや。例えばCH Robinsonや。彼らは大きな物流ビジネスをやっとる。だからそんな会社なんかしらんとは言わんとってくれ。この会社はパンデミックでのサプライチェーン問題の基の一つでもあったんや。恒常的にもっと多くのトラック、もっと多くのトラックドライバー、もっと多くの燃料が必要やというふうになっとったんや。だからコストが上がっとったんや。彼らのコストの増加が消費者が負担するものの値段に転嫁されとったんや。

 

そうこうする間にも多くのトラックドライバーがリタイアとかして、新人を教育するのにも時間がかかるという悪循環に陥っとったんや。CH Robinsonはこの悪いサイクルの終わりは2023年か2024年やろうと言うとったんや。やけど蓋をあけてみたらどうや。もう悪いサイクルは終わっとるという感じになっとるで。逆にもはやどうなっとるかというと、彼らは主にホワイトカラーの労働者を中心に、解雇をせんとあかんのやないかということになっとる。スローダウンはそれほど素早く進んどるんや。

 

わいはここで結論づけたいと思う。10月はこの国ではめちゃめちゃ弱い月やったということや。後から振り返ってみ?あのスローダウンは10月から始まったということになると思うで。スローダウンの中でCH Robinsonは今までのようなコストを物流に課すことができん。ここからますますデフレ的な動きになってくるんや。これからどんどんそうなると言うとくで。他には何や?例えばリテールやったらディスカウントリテールがええで。わいのファンドが持っとるようなTJXや。これからますますこういう会社がええんや。ここまでじわじわ来とるが、ここからもええと思うで。

 

このええ動きの持続可能性はやって?多くのアナリストが今日のような日を待っとったんや。わいはアナリストが明日、今日爆裂に上がったクラウド株とか半導体株とかソフトウェア会社とかAppleとかにまたネガティブな意見を浴びせかけると思うで。やけど、結論やが、大事なのはようやくマーケットを締め付けとったインフレがついに緩んできたかもしれんのや。

 

 

すごい上昇でしたね!

 

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