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【ジム・クレイマー】悲しいことに、わいらはカレンダー的には新しい年に入ったが、経済的には新しい局面には入ってないんや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/3のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

新年が明けたで。2023年や。新たな決意で株式市場にのぞむ人も多いやろう。去年の株式市場がダメだっただけに、今年こそはと意気込んどる人も多いやろう。多くのことで、この新しい年を迎えたということは、区切りとしてワークするんや。気分一新できるからな。やけど気をつけるんや。そういうことは株式市場には通用しないんや。考えてみれば当たり前やろ?カレンダーイヤーが変わったからって、株式市場を取り巻く状況が変わるか?シンプルに考えたらわかるやろ。経済は変わらず減速しとる。Fedの金融引き締め姿勢も変わらん。賃金インフレを下落させるまではそれはそうやろう。決算だって新年を迎えていきなり良くなったりはせんのや。悪い勢いはそのままどころか、更に悪くなることすらあるんやで。

 

ということで新年一発目の今日、愚かな上昇が株式市場が開いた時にはあったんやが、10:30にはすっかりその勢いはしぼんでしまい、結局今日はダウは-0.03%、SP500は-0.40%、そしてナスダックは-0.76%やったんや。日中はもっと悪かったりしたんや。みんなこう思ったことやろう、あかん、2023年も悪かった2022年のただの続きにすぎない、とな。ということで、今何がワークしているのか。そして今何がワークしていないのか、復習しておこうやないか。休み明けなので、タイミングがええやろ。

 

2023年になったらいい方向に変わると期待しとったとしたらごめんやが、別にそういうことにはならんのや。まず変わらずワークするはずの会社は、経済がスローダウンしても大丈夫なリセッションプルーフの株や。ヘルスケア株とか日用消費財の株とか、わいのファンドは今日健康保険株を買い増したが、そういう株や。あとワークしうるのは、中国のリオープニングに乗れる株やろう。中国のゼロコロナ政策の緩和がどんどん進んどって、めちゃめちゃ多くの人がCOVIDに感染しとると報道されとるが、やけどそれでもゼロCOVID政策に戻りはしないやろう。集団免疫になんとか向かっとるんや。わいはmRNAワクチンでそこに向かわんとあかんと思うから、中国のとっとる道は間違っとるとは思うけどな。やけどウォール街が気にかけとるのは中国のリオープニングや。今日だって中国関連株の動きは良かったで。

 

あとは石油株も、原油価格が$70をキープしてればええと思うんや。わいはそうなる方にかけとるし、ロシアからの供給はより少なくなって、中国での石油需要はより大きくなると思っとるんや。わいは今日、CNBC Investing Clubのメンバーにも、石油株についてはStay the courseと言うたで。石油株は安いバリュエーションの一方でめちゃめちゃ巨大なキャッシュフローがあるんや。もっと時間がたてばいろいろ是正されていくと思うが、まだそうなってないからねらい目なんや。今ここで石油株を買えると思うで。

 

一方でワークしない株も変わらずや。半導体株は変わらずひどいで。半導体株は信頼されてないから、今日だって市場が下げ始めたらいの一番に下がり始めるんや。去年わいらは半導体の過剰在庫を経験したが、それが近未来で解消するかどうかは不透明や。多くの人が過剰在庫はすぐはける状態が来ると思っとるが、わいはそうとは限らないんやないかと思っとるで。状況はこれ以上悪くなると決まっとるわけではないんやけどな。

 

さて、最後に触れておきたいのは、もちろんワークしない側やが、メガテック株や。去年メガテックは大きく下落して、そして今日、変わらず続落しとる。かつてハイグロース株の成長は永遠に続くかのように思われとったんや。だからそういう株に、マネーマネジャーはバカ高いプレミアムを払っとったんや。やけど去年、そんな時代はもう終わったと皆学んだやろ。一つ一つ手短に触れておくと、まずApple株やが、もしあなたが今Apple株を持ってないんやったら、ちょっと買うのは待っとくんや。もしかしたらひどいプレアナウンスメントがあるかもしれん。ネガティブなアナリストはApple製品の過剰在庫を話題にしとる。COVIDの打撃を受ける中国での生産の混乱もアナリストの投資判断の引き下げの理由になっとる。わいはAppleの問題は需要やなくてむしろ供給にあると思うんやが、ただ今後もこの株を持つのにタフな時が来るかもしれん。ただ、Apple株はめちゃめちゃハイクオリティーやから、もし持っとったら、より安値で買い戻すことが簡単かどうかもわからんわけやから、ただ持っとくのがええと思うんや。わいがいつも言うとるやろ。Own it, don't trade itや。

 

残りのメガテック株はもっとトラブルがあるで。Teslaは今日なんと-12%も下がったんや。10-12月期の世界納車台数が40万5278台と、市場予想の42万760台に届かんかったんや。イーロンマスクはTwitterの方に彼の資産も含めて注力しとるからな。Tesla株を大量に売ったりしとる。ただ、今はTeslaのビジネスから注意をそらすのは、彼にとって得策じゃないと思うんや。なぜなら、この2023年こそが、既存の大きな車会社がそれぞれ、ついに、ようやくきちんとハイクオリティーなEVを市場にスケールを持って出し始められる時やからや。今まで実質的にTeslaに競争はなかったんや。

 

Amazon株は上に行く可能性があると思うが、今は利益が売上よりも大事な時や。わいはもっともっとコストカットが必要で、20万人単位で首をきったりせんとあかんと思うんや。残酷なことやが、それこそがマーケットが求めとることなんや。Alphabetは今利益の17倍でめちゃめちゃ安くなっとるんや。この会社がアベレージのバリュエーションやなんて。ただこの会社は広告会社と見られとって、その分野がもうずっと不調なんや。良いことといえば、本業の不調を口実に、従業員を解雇していろいろなサイドビジネスを閉めるチャンスやということや。唯一好調な広告がNFLで、YouTubeとの提携は素晴らしいんやけどな。

 

MSFT株は利益の25倍や。CEOのSatya Nadellaはあらゆる面でイーロンマスクとは反対の人物や。どうやって堅実に数字を作っていくのかわかっとる。後はMeta Platformsやが、もうバリュエーションはハイテク会社とは思えんほどに低くなってしまっとる。ここまでやすくなったらはずみで株価が上がることもあって、今日は3.6%も上がっとる。今反中国の機運が高まっとるから、アメリカでTikTokが禁止される可能性もあって、そういうことに乗じたらこの会社はええかもしれん。ただザッカーバーグは商業化しずらいものにわざわざ注力しとるんや。そうや。メタバースや。今は誰も、あの変なかさばるヘッドセットをつけて歩き回りたくはないんや。まだ機が熟してないんやないか。小学五年生が書いたようなアバターで仮想空間を動き回りたくないで。将来的に報われることがある可能性もあるが、今はザッカーバーグはフリーキャッシュフローを生み出すことに注力すべきやし、TikTokに勝利することに全力を尽くすべきや。ザッカーバーグの手腕次第ではこの株はすぐ上向きになり得るが、その判断は今は下せないで。

 

結論やが、今日一日でもいろいろな株価の動きとそれを取り巻くニュースがあるわけやが、その中からたった一つ、最も大事な読み取るべきことは何かというと、新年になっても状況は変わってないということや。大事なのはファンダメンタルズや。それは変わってないんや。悲しいことに、わいらはカレンダー的には新しい年に入ったが、経済的には新しい局面には入ってないんや。

 

 

新年あけましておめでとうございます!

 

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