こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。
エンドレスな売り浴びせが終わったかのような、素晴らしい上昇の日になったな。今日はダウは+2.13%、SP500は+2.28%、そしてナスダックは+2.56%やったんや。これだけ上昇したのは皆今朝発表された雇用統計に安心したからや。発表前は皆疑心暗鬼になっとって、どうせ雇用者数はめちゃめちゃ多くて、平均時給もめちゃめちゃ上がっとるんやろうなと思っとったんや。それがどうや？なんか今雇用が変曲点に来たような、そんな感じがしたような発表やったやろ。
非農業部門雇用者数は前月比22万3000人増で、予想の20万3000人増よりは上やったんやが、前月の25万6000人増よりは下やったんや。失業率は予想3.7%に対して3.5%と、50年ぶりの低水準やったんやが、やけど注目は平均時給や。予想が前月比0.4%増のところを0.3%増と、予想よりも伸びが鈍化しとって、これが好感されたんや。しかも、この日発表されたＩＳＭ非製造業指数が49.6と予想外の弱さやったんや。これらを合わせると、今日発表された数字というのは、パウエル議長が勝利しつつあることを示すものや。
今日の雇用統計や非製造業指数が予想外に弱かったから、債券金利も下がったで。そうなってくると、債券に太刀打ちできていなかった高配当株がいきる目が出てくるで。ただ、こういうマクロの数字でマーケットは上がったんやが、ここから決算シーズンに突入していろいろな会社の決算が発表されていったらまだまだどうなるかわからんで。そしてそれは来週の終わりからもう始まるんや。まあでもそこまでいくまでに、来週の前半も含めたゲームプランを見てみようやないか。
まず月曜日やが、J.P.モルガン・ヘルスケア・カンファレンスでJ&Jが発表するのに注目しようやないか。複数の素晴らしいストーリーを発表してくれると思うんや。火曜日はEli Lillyも発表するんやが、この二つの会社はわいのヘルスケアのお気に入りで、わいのファンドも持っとるし、特に注目しとるで。ここで何が発表されたのかはすぐCNBC Investing Clubでお知らせするから、会員の人は楽しみにしておいてくれや。わいはこの二つの株は持つべきやと思うで。
さて、月曜日は更に、規模の小さい金融会社のJefferiesの決算発表があるで。わいはこの投資銀行について今まであまり語ってこんかったが、この決算で手がかりが得られると思うんや。なんの手がかりかというと、今決算シーズンが本格的に金曜日からはじまって、大銀行から始まるわけやが、それに向けての手がかりや。銀行株は昨今ダウングレードをいっぱいうけとるが、Jefferiesの株価は52週高値付近や。もし決算が素晴らしかったら、大銀行の決算前にそれらの株を買ってもええかもしれんで。
火曜日はAlbertsonsの決算発表があるで。この決算で、はたしてスーパーで物の値段がどれぐらい高くなっとるかの手がかりを得ようやないか。あとはKrogerが買収する件がどうなっとるのかにも注目や。KrogerによるAlbertsonsの買収はいろいろなところで懸念をうんどるんや。独占禁止法に違反していないのか。インフレが激しいこの時期に更なる物価高を招かないのか。ただ2015年にAlbertsonsはSafewayを買収したんやが、その時はAlbertsonsはSafewayとロケーションがかぶっとる店舗を売却したりせんとあかんかったんや。ただその後結局それらの店舗のいくつかは買い戻したりしてて、今回はどうなるのか、今どちらかに決めつけることはギャンブルになってしまうんやが、どうなるか見てみようやないか。
さて、今朝の弱い雇用の数字とかで、もしかしたらホームビルダーとかの株を買うのがより安全になったと思う人もおるかもしれんな。やけど本当にそうなのか？水曜日にKBhomeの決算発表があるから注目しようやないか。Fedはとにかく家の値段が下がってほしいんや。高いローン金利がどれほどの影響を与えているのか、ついに家の値段が下がりだしたりしているのか。今朝のはマクロの数字の発表で、何が実際に個々の会社でおこっとるのかは、こういう決算に注目していかんとあかんのや。
木曜日はCPIの発表があるが、Fedのパズルのまた一つ大事なピースがここで発表されるんや。今朝の雇用統計とかよりは重要ではないかもしれんが、やけどそれでも大事な数字や。CPIの数字が予想より下やったら、わいらはまたいい日を迎えるかもしれん。そしてこの日、更にセントルイス連銀のブラード総裁が講演するんや。彼はタカ派として有名やが、弱い数字が出るならその後でどういう発言をするのか、注目しようやないか。
さて、金曜日からまた今決算シーズンのはじまりや。新しいゲームの始まりやで。銀行の決算からはじまるで。Wells FargoとJPMorganとBank of Americaの決算発表があるんや。ウォール街は悪いローンがたまったりすることを警戒しとるわけやが、高金利下ではいつも銀行は大きく儲けるんやで。顧客から預かったお金を短期債で運用するだけでええんやから。わいはWells Fargoが最も大きい上昇余地があると思うんや。だからわいのファンドでも大きなポジションを持っとるんや。最も大きなポジションの一つがWFCなんやで。JPMorganも素晴らしい数字を発表すると思うし、Bank of Americaも安定していい数字を発表すると思うで。
金曜日は更にBlackRockの決算発表があるで。わいは予想の数字をビートすると思うで。最後にUnitedHealthの決算発表もあるんやが、たぶんこの株はボトムをうつんやないかと思うで。結論やが、今週、ウォール街は来週に向けて失望することについて準備をしたと思うんや。決算は悪いやろうなと皆予想しとる。期待値を下げることができたと思うんや。そして期待値が低い方が、期待値が高いよりええからな。新しい決算シーズンの突入に注目しようやないか。
株価が上がると気分がいいですね。
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