こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの3/24のMad Moneyはどうだったでしょうか。
ヨーロッパの銀行が風邪をおこしたらアメリカは肺炎になってしまう。だからこの日の入りは大きな下げではじまったんや。ドイツ銀行の状態が心配されたからな。ただヨーロッパの市場が閉まってからはマーケットは上がりだしてダウは+0.41%、SP500は+0.56%、ナスダックは+0.41%となったんや。はじめはバッドフライデーやと思ったが、そこからのカムバックはすごかったな。クレディスイスの状態と比べるとドイツ銀行はまだましやし、そもそもわいらはドイツに住んでないから、となったんや。
ただまだまだ皆心配しとる。クレディスイスのような感じにならないだろうか。週末を挟んで株価が暴落して来週に株価が$2とかにならないだろうか。彼らの債券が紙くずにならないだろうか。皆が不安や。そのことを頭にいれて、来週のゲームプランを見ていこうやないか。わいらは今地方銀行が大丈夫かどうか、これが焦点や。特にFirst republicや。ここまでめちゃめちゃ下がっとって、投資しとった人は悪夢やろうが、ここからまだまだ大きく下がる可能性もあるで。
皆まだまだ自信を失っていっている状態やから、First republicがSVBみたいに、すなわち破綻して株価が0になる可能性もあるで。ただ問題は、わいらは実際この銀行がどのような状態でどれぐらいの株価に値するのかわからんということなんや。わいはこの銀行は何とかなる算段がつくんやないかと思ったが、ただイエレン財務長官が全てを救うシステムを検討していることはないと議会で発言したことでどうなるかわからんと思ったんや。彼女はその発言をパウエルのFOMC後の会見と同時にやって、彼女の発言はある程度の預金者は保護されるけれどという以上のものではないところが失望をよんだんや。だからFirst republicの株価がどんどん下がって今$12になってしまっとるんや。
覚えとかんとあかんのは、銀行というのは信用で成り立つビジネスやということや。だから実態はどうかということもさておき、言葉が重要な意味を持つんや。メッセージが重要や。特にわいらよりもずっと状況に詳しいであろう財務長官の言葉はめちゃめちゃ重要や。今のこの銀行のミニ危機とでも言える情ky方は、金融システム全体の破綻とかそういうことでは全然ないで。2007-2009年の時は銀行は山ほど悪いローンを抱えとった。クレジットクランチや。
ただ今回の問題はただの流動性だけの問題や。COVID時代に貯めこんだデポジットを比較的安全な債券にどかどか投資して、やけどFedの利上げで価値が大きく落ちて、まわりまわってこうなっとるわけやが、さて、来週の月曜日、このFirst republicの状況がまだまだネガティブやったら、わいらはまた肺炎の状態から始まるやろう。やけどもし状況が大丈夫やったら株式市場も上に走るかもしれん。実際それがSVBやSignature Bankの破綻でおこったことや。
火曜日と水曜日はFedの副議長のMichael Barrが議会証言するんや。火曜日は上院の銀行小委員会で、水曜日は下院の小委員会やが、わいにとってここからの焦点は、この銀行のごたごたがここでおさまるかどうかということや。もしこの先も続くようなら、今は問題のない、いい銀行まで影響が波及する可能性がある。わいには今のところどうなるかわからん。ただ改めて言っておきたいのは、このごたごたがどうにかなりそうだったらマーケットは上に行くということや。ここからどうなるのか?AIがなんか言ってくれたりせんのか?そもそもお金の移動だってAIがうまく差配してくれたりして、いい具合に破綻しないように効率的にできる世の中にならんのか?
火曜日は注目決算がいっぱいある忙しい日やで。まずMcCormickの決算発表があるで。スパイス会社や。商品価格の上昇をなんとかしとる苦しい状況や。ただHersheyとかMondelezとかConagraとかCampbell SoupとかGeneral Millsはきちんと原材料コストの上昇を商品価格の上昇につなげて顧客に転嫁しとる。素晴らしくやっとるんや。もしかしたら今回はMcCormickが素晴らしい結果を見せることができる順番かもしれんが、最近のいけてなさを見るに、そこまで自信を持てないで。
火曜日は更にWalgreensの決算発表があるで。わいはこの会社はかなり心配しとる。ここまでいろいろ買収を進めてきたが、それがここからの株価のブーストにつながるかどうかはわからん。リテールの中でも最近は最もパフォーマンスが悪い株の一つや。ただこれまでも言うてきたが、とにかくドラッグストアは万引き対策があかん。もうわいはカギがかかっとるガラスの扉から、店員を呼んでまで商品を取りたくないんや。そんなことやったらAmazonでクリックするだけで翌日に商品が玄関の前に置かれるわけやから、そっちの方がええに決まっとる。ここら辺の対策とかが今回の決算でどうなのか聞きたいで。
火曜日の引け後は今最も嫌われとる株のグループに入る二つの会社の決算があるで。MicronとLululemonや。わいは両方とも買いの好機を提供してくれるかもしれんと思っとるんや。Micronはここのところずっと株価の低迷に苦しんどるわけやが、その背後には半導体の過剰在庫の問題があったんや。やけどもしCEOのSanjay Mehrotraが、洪水のような在庫の波がおさまったと言ったら状況は転換するで。Lululemonに関しては、前の決算が完璧でなかったことはわかっとるが、わいはでもこれが今ベストのリテールの一つかもしれんと思っとる。わいは今ここで好きやで。わいは買い手や。
さて、わいらはまだまだ賃金インフレに苦しんどったわけやが、銀行破綻がおこって状況はどうなっとるのか?それには何を見ればええんや?わいには今の状況がわからんが、そういうことを掴むのにええのが実際にそういうことに関わる会社の決算を紐解くことや。制服ビジネスで最も大きなCintasと給与処理システムのアウトソーシングサービス大手のPaychexの決算が共に水曜日の朝にあるが、この決算を注意深く聞くことで様子がつかめるで。もし賃金インフレが落ち着いて来とったりしたら、彼らの言うことにまずあらわれてくるはずや。ワシントンからの数字ではなく、や。
水曜日は更にRHの決算発表があるで。わいはこの会社が好きやがここのところの数字は冴えないものやった。もし長期的視野にたって買いたい人がいればここで買うのも一案やが、わいはまだまだ自信を持てる状況ではないで。ただこの決算が転換点になる可能性もある。木曜日はBlackBerryの決算発表があるで。わいはLightning Roundとかでもずっと言い続けとることがある。お金を失っとる会社の株は買うなということや。BlackBerryはここのところ最も顕著な敗者の一つや。こういう株は買うんやないで。
最後に金曜日やが、ニューヨーク連銀総裁のJohn Williamsがしゃべるで。とても賢い男や。わいは何をしゃべるのかはわからんが、今Fedが期待しとることがここからわかるかもしれん。この銀行のミニ危機がクレジット問題を引き起こすかもしれんからな。彼は思慮深い男やから何か有用なことを言って、もしかしたら事態を少し落ち着かせてくれるかもしれん。
結論やが、来週は身構える週や。週末にFirst Republicの問題がどうなるのか、銀行のミニ危機は去ったという状態にできるのか。注意深く身構えながらいこうやないか。
First Republicが焦点ですね。
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