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【ジム・クレイマー】今買うべきは○○を重視するテクノロジー会社や!ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

地方銀行の危機はまだまだ去ってないで。明日発表の雇用統計がどうなるのかもわからん。Fedのインフレとの戦争の進み具合もまだまだ不透明や。銀行危機が叫ばれても、Fedは過剰にオーバーヒートした経済を冷やすために利上げを続けんとあかんかもしれんのや。わいは今の状況をUnholyな状況と呼ぶで。まあ今日の株式市場が大丈夫やったけどな。ダウは+0.01%、SP500は+0.36%、そしてナスダックは+0.76%やったんや。

 

とにかく今大事なのは明日や。もしかしたら明日、ここ長い間ではじめて、ようやくソフトな雇用統計の数字を目にすることができるかもしれんのや。もしそうなったら、Fedはまだまだ利上げをせんとあかんという心配が遠のくで。ただ経済のスローダウンが露わになったら、それはそれで多くの問題が発生することにもなるんや。そういうことを頭にいれて、来週のゲームプランを見ていこうやないか。

 

まあでも来週のといっても、繰り返すがまずは明日の雇用統計が大事や。明日はGood Fridayで株式市場が休場なわけやから、雇用統計をうけて週末に皆がその数字を咀嚼して、そして株式市場としての反応は月曜日に出てくる。ウォール街は23万人の雇用者増を予想しとるわけやが、予想より経済がスローダウンしていたらどうやろうか。明日の非農業部門雇用者数の数字によって月曜日のマーケットの動きが決まるやろう。

 

忘れたらあかんのは、今、まだ皆は次の地方銀行の破綻があるんやないかと恐れとるということや。もしくは大きな問題を抱えとる銀行が救済策として吸収合併みたくなるんやないかと恐れとる。わいの現時点での気持ちとしては、この先、どの銀行も売られることなく終わったら驚くで。商業不動産投資信託や保険で保護されていない預金者や短期債券投資家が、ずっと冷や冷やしながら銀行にお金をおいておく状況が健全に続くとは思わんで。

 

ということでわいらは経済のスローダウンがわいらのポートフォリオにどのようなインパクトを持つのかを考える必要がある。経済のスローダウンが明らかになったからといって、大きな部分の投資マネーはどこかにいってしまうわけではないで。ただ、投資対象のセクターを変えるんや。今わいが目にしとるのは、巨額のお金がテクノロジー株に戻っていっとるということや。インフレがおさまって経済のスローダウンが焦点になる時というのは、テクノロジー会社は比較的いい傾向があるんや。

 

ただ今回、全てのテクノロジー会社がええことになるとは思わんで。やけど例えばAIに深く関連する会社はええやろう。経済のスローダウン時は皆コストを落としたい。人件費を削って人の仕事をソフトウェアや、特に今だとAIにおきかえて、コスト削減を図りたい。とにかく効率をもっと上げたいとなる。そういうところに貢献するテクノロジー会社は良くやるあろう。

 

この前のMetaの決算でCEOのMark Zuckerbergが強調しとったことを覚えとるか?とにかくEfficiency, Efficiency, Efficiencyや。それを強調することで株価は上がって、上がり続けとる。実際彼は従業員数も減らしてどんどん効率化に舵をきっとるんや。

 

わいはこのように効率化をもっともっと考える会社がこれからもっと上にいくと思うし、他の会社がそれをするのを助けるテクノロジー会社が上にいくと思うんや。SVBの破綻以降の動きはそういうことで、テクノロジー株は持たないといけないセクターになっとる。そしてSVBの破綻とかでテクノロジー会社の中でもスタートアップが苦境に陥ってIPOできないとしたら、それは更に株式市場にとってプラスになることや。

 

火曜日の朝はCarmaxの決算発表があるで。アメリカでもっとも大きなカーディーラーの一つや。わいは需要は強いと思うが、今のファイナンスの状況を考えるとすごく良くやっているということにはならないと思っとるで。YoYの比較だと恐ろしいことになるかもしれん。中古車の価格も落ちて来とるしな。火曜日は更にAlbertsonsの決算発表があるで。Krogerと合併しようとしとるんや。そこのところがどうなっとるのかわいにはわからん。やけどわいが聞きたいのは、食品インフレがどうなっとるかや。YoYの比較で安くなっているものがあるのか?わいはそこを聞きたいし、皆が聞くてきや。

 

火曜日は更に二人のFedメンバーの講演があるで。ミネアポリス連銀総裁のNeel Kashkariとシカゴ連銀総裁のAustan Goolsbeeや。彼らは状況を良く把握しとるやろう。二人とも論理的で理知的や。ドグマティックすぎないし、彼らがきちんと火曜日にしゃべってくれることは、水曜日に発表されるFOMCの議事録の予防線にもなるやろう。彼らはある程度柔軟に物事を考えてくれとると思うんや。

 

水曜日の朝は三月のCPIの発表があるで。わいはまあOKな数字やと思うんや。でもグレイトではないかもしれん。昨夜ConagraのCEOのSean Conneryとしゃべったんやが、彼はまだまだインフレが根強いと言うたんや。Fedの仕事は、わいらがデフレーションという言葉を聞くまでは終わらんで。そしてまだまだわいらはその段階やないんや。

 

水曜日は更にConocoPhillipsのアナリストミーティングがあるで。わいは彼らのビジョンがすきやで。彼らは採掘を増やしていくことをしゃべると思うで。石油価格は上がってきたしな。水曜日は更にWarner Brothers Discoveryのプレスイベントがあるで。数か月前やったらあまり注目されんかったやろうが、今は効率化が叫ばれとる世の中で、ストリーミング作品のお披露目がどうなるのか、注目やで。CEOのDavid Zaslavは目をひく性格で、ここでの発表は好感されるかもしれんから、もしかしたらこのイベントの前に株をちょっと仕込むのもええかもしれんで。

 

木曜日の朝は今度はPPIの発表があるんや。この数字も下がり始めたという発表を聞けると思うで。この数字次第では、もしかしたらFedはアグレッシブになりすぎなのではないかという思惑も出てくるかもしれん。この木曜日こそが今決算シーズンの本格的なキックオフや。Delta Airlinesの決算発表があるで。皆もうわかっとる通り旅行はブームになっとって、飛行機はいつも満席や。やけど航空会社はその追い風を全部利益に変えられてないようにも見える。どういう発表になるのか見てみようやないか。

 

金曜日は大きな銀行の決算が目白押しや。Wells-Fargo, JPMorgan, Citiの決算発表があるで。Wells-Fargoは今日素晴らしいアップグレードがあったで。ええローンを抱えとるし債券のポートフォリオも安全や。JPMorganは王者で、Citiはちょっと複雑な状況やが、今の株価の状況よりはええ状況やと思うで。やけどこれらの銀行がどの程度良くやっているのか、わいらは注意深く中身を見んとあかんと思うで。

 

更に金曜日はBlackrockの発表もあるが、ええ数字やと思うものの、お金の流入量がどこまでええという感じではないかもしれんから、もし決算後株価が下がったらわいは買い手やで。長期的な勝者やと思うからな。後はUnitedHealthの決算発表もあるで。ダウ銘柄の中で最も安定した勝者やと思うんや。もしこの週のここまでで、雇用統計とかCPIとかPPIの発表とかで株価が下がっとったら、さいはこのUnitedhealthの株を決算に先駆けて買ってもええかもしれんと思うで。

 

最後に、金曜日は小売売上高の発表もあるで。わいはどんどん人々は物を買わなくなっている代わりに旅行とかレジャーとかでサービスにはより多くお金を使っとると思うんや。結論やが、この決算シーズンでは二つのストーリーに注目や。銀行危機が叫ばれて経済のスローダウンがどうなるのかという点と、後はどれほど素晴らしい決算が発表されるのかという点や。総合的に見るとテクノロジー株がやっぱりベストのセクターということになるかもしれん。

 

ただ、最後に強調しておきたい。どうかお願いだから、素晴らしい経営陣が効率性を重視しとる経営をしている、利益を出しているテクノロジー会社の株だけに注目してほしい。とにかく今年は効率性重視の年やから。こうやって着実に考えることは面白みに欠けるかもしれんが、これがあなたのポートフォリオにベストなことなんや。

 

 

決算シーズンが本格的に到来です。

 

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