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【ジム・クレイマー】一つならまだしも。。。待ち構える四つのハードルを乗り越えられるのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの5/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは-1.08%、SP500は-1.16%、そしてナスダックは-1.08%と大きな下落の日になったで。日中はもっとも悪い株価の動きすらあったんや。なんで人々はこんなに売っとるんや?直接的には地方銀行不安がぶり返して、それで地方銀行株は大きく下がったし、株式市場全体も大きく下がったんやが、もっと大枠で見ると四つのネガティブポイントがあるんや。一つ目は明日のFOMCや。二つ目はアップルの決算や。三つ目は金曜日の雇用統計、そして最後に政府の債務上限の問題や。

 

もしハードルが一つだったら超えることは難しくないで。やけどやけど四ついっぺんに襲い掛かってこられる可能性があると不安に感じるのは当然や。一つ一つ見ていこうやないか。まずは明日のFedのミーティングや。皆0.25%の利上げを覚悟しとることはわかっとる。問題はその後や。まだまだ利上げは続くのか、それともこの先利上げは停止するのか。ここまでパウエル議長は良くやってきた。ただ明日はかなりトリッキーや。サプライズをおこしたらあかんからや。

 

First Republicも破綻したし、これらの一連の銀行破綻や銀行危機は、1%の利上げに相当するとわいは言うてきたやろ。実際地方銀行の様子はまだまだどんどん悪くなっているように見える。昨日JPMorganがFirst Republicを買収したが、FDICはそうせざると得なかった。危機を危機のまま手をこまねくことはできんかった。やけどこういうぎりぎりの状況で、明日本当にFedの利上げを耐えられるのか?もしかしたら利上げが引き金になって地盤沈下したりしないか?

 

Fedは明日の利上げの後、これでしばらくどうなるか様子を見ますというやろう。やけどわいらはもうどうなるか知っとるんやないか?明日の利上げで一層状況が悪くなってシビアなリセッションに向かうんやないか?リセッションを皆が心配したら長期金利が下がる。そうしたらローン金利も下がる。ハウジングマーケットは冷えずにインフレがまだまだ問題になる。こういうことがおこらんと言えるか?やけどFedはその他にやりようがないのも事実かもしれん。

 

二つ目のハードルはアップルや。アップルの決算のハードルがめちゃめちゃ上がってしまっとる。ここまで株価がどんどん上がってきたからな。そしてこの地合いや。完璧な決算の数字じゃなければ株価はひどいことになるかもしれん。今あったばかりのAMDの決算後の株価の動きを見たか?決算が瞬間的に上がった後時間外で大きく、-6%以上も下げとる。どうやったらAppleは同じことがおこることを防げる?中国の状態とかは安定しとるから、もちろん大丈夫な可能性もあって、どうなるかわからんが、やけどハードルの上がり方に注意せんとあかんのは当然のことや。

 

三つ目は金曜日の雇用統計や。失業率がどうなっているのか。非農業部門雇用者数はどうなっているのか。わいはまだまだ今の経済は部分的には強いと思うんや。ただ地銀からのお金の貸し出しが少ないことの影響をわいは心配しとるで。しかもそもそも、FOMCとか地合い次第で、強い数字がええのか弱い数字がええのかすら今の段階でははっきりしてないんや。

 

最後の四つ目が債務上限の問題や。わいは昨日のニュースにショックを受けたんや。イエレン米財務長官が債務上限未満に維持するための特別会計措置が、早ければ6月初旬に使い切る可能性があるというたんや。わいはこのニュースでめちゃめちゃあたふたしたで。なんということや。あと一カ月したかないやないか。このままやと2011年の再来や。あの時民主党と共和党がなかなかおりあわずに、政府機関の機能停止とかおこって、マーケットも多大な影響をうけたんや。

 

今回はどうなるのか。わいはこれはチキンゲームになってしまっとると思うんや。いずれ結果的には合意に至って債務上限は引き上げられるやろう。やけどその前にはまた、政府機関が停止したり、国立公園が閉まったりということを経ないとあかんかもしれんのや。今株価はどんどん上がってきたところやから、余計マーケットに対する下落圧力は大きくなるかもしれん。

 

一つのハードルならまだしも、四つのハードルを次々に越えないといけない状況や。見ようによっては馬鹿げとる。地方銀行をどうやって救うのか、どうやって銀行システムの安定を取り戻して人々が預金を引き上げるのをやめさせるのか。これまた難問や。わいはいずれのハードルも越えることが可能やと思うんや。やけど今全部越えられるかどうかは疑問や。わいのファンドは最近ちょこちょこポジションを軽くしとるんやが、マーケットの下落が強まったら買いの好機を探しに行くで。

 

結論やが、今はベアマーケットというわけではないで。そして今言った四つのハードルを越えた暁には約束の地へたどり着く、すなわち上昇するマーケットが待っとるやろう。ただそこにたどり着くまでにはまだまだ我慢の時を過ごさんとあかんかもしれんのや。

 

 

なかなか一筋縄ではいきませんね。

 

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