こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの5/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。
週末に、バイデン大統領が債務上限問題を巡る協議に楽観的だというニュースが流れた。ただわいはまだまだ油断なんてできたもんじゃないと思っとる。2011年の時もいろいろな楽観論が出たんや。やけどなかなか折り合うことができずにマーケットが19%も下落することになってしまった。何か良さそうなニュースが曖昧な感じで出たって、それはただ風船がうち上がっとるだけやと思っとかんとあかんで。今日はダウは+0.14%、SP500は+0.30%、そしてナスダックは+0.66%と一応は上昇の日になったが、油断したらあかんのや。
債務上限問題が全然折り合わなかったらどうする?実際共和党の方は出口が見えていないというとるやろ。もちろんわいはもめ事が長引くことを望んどるわけではないで。スムーズな解決を当然望んどる。ただ、どれだけ望んだっていつもその通りの未来が来るわけでは無いことは皆知っとるやろ。前にも言うたが、わいらには参考にすべき過去の経験がある。そうや、2011年に債務上限問題が折り合わずに格付け会社によるアメリカの債券のダウングレードまであってマーケットが19%も下がったときや。
わいらは歴史に学ばんとあかん。ただそれはそうシンプルなことではないんや。いろいろな状況が当時と今では変わっとるからな。ただ、わいらが今知りたいことの一つに、債務上限問題がこじれた時でも大丈夫な銘柄は何か?というのがあるやろ。債務上限問題がこじれたらシビアなリセッションにつながるかもしれん。ということは債務上限問題を乗り越えられる銘柄とリセッションプルーフの銘柄というのは近いところにおるかもしれん。そうやって考えてじゃあどういう銘柄がええのか絞り込む時に、やっぱり参考になるのは前回、2011年の時に良くやった銘柄や。あの時もリセッションが怖れられとった。
わいはそういう観点から見て、前回素晴らしかった8つの銘柄を洗い出してリストを作ったんや。債務上限問題がもめたら株価は大きく下落するかもしれんが、そうなればなるほどいい買い場が提供されることになる。そういう時に狙うためにも、そしてその前から資金を移動するためにも、前回良くて、そしてだからこそ今回もいいであろうとわいが考える8銘柄を順番に見ていきたいんや。
まず一つ目はONEOKや。エネルギー会社や。奇しくもこの株は今日話題になったで。マゼラン・ミッドストリーム・パートナーズを約190億ドルで買収するというニュースが出たからや。これでアメリカ最大級の石油・天然ガスパイプライン会社が誕生することになるんや。2011年のアメリカの債券格下げの時にONEOKの株は$20台中盤から$30台後半まで上がったんや。そこの時期だけピンポイントに見るとパーフェクトな値動きやったんや。今日の買収のニュースで株価は大きく下がっとるが、わいは買いの好機やと思うで。6.6%の配当もあるし、わいは好きやで。
二つ目はROSS Storesや。ディスカウント百貨店のチェーンや。ROSSは木曜日に決算があって、わいはその決算に注目しとるで。ディスカウントリテールということやと、わいは水曜日に決算があるTJXの方がより好きなんやが、わいはこの決算はええものになると思うで。わいのファンドでも持っとるんや。BBBYの倒産からの在庫とかがこの会社にどんどん降ってくるやろうからな。TJXを買いたい人は、明日買って、そして決算でもし下がったら買い増せばええと思うで。オフプライスリテール株は2011年の時はとても良くワークした。ということで、ただでさえ今TJXはいいと思っているのに、それに更なる買う理由が加わったようなものや。
三つ目はChipotleや。この前の決算は良かったやろ?前回の2011年の債務上限問題の時の値動きは素晴らしかったんや。$270から$340まで上がったりしたんやで。この株は新高値をつけとるが、わいは好きやで。四つ目はわいのファンドでも持っとるHumanaや。この株も前回の債券のダウングレードの時に上がった株や。$65から$90まで上がったんや。リセッションを心配する全ての人にとってええ株やと思うで。わいはこの株が今好きやで。
五つ目はMastercardや。素晴らしい決算やったやろ?2011年の時も値動きは素晴らしかった。もう長年フィンテックの世界でこの会社は最も安定して成長している会社として君臨しとると思うで。彼らはお金を借りてないからクレジット問題もないしな。Visaと比べてもサービス面でMastercardがスペシャルな面はいっぱいあるで。もし債務上限問題の交渉が長引くことでこの株が下がってきたら、それはギフトやで。
六つ目はBiogenや。この株はわいにとってはタフなやつや。アルツハイマー治療薬でもALS治療薬でもあまりいいニュースを聞かない。前回の2011年の債務上限問題の時は$70後半から$100以上に株価が上がったんやが、それが繰り返されるかどうかは難しいんやないかと思うで。七つ目はEli Lillyやが、わいのファンドはこっちを持っとるんや。マンジャロが糖尿病治療薬としてだけではなく肥満治療薬として承認されたら大きいということはずっと言うてきたやろ。高血圧にも高コレステロールにもきくから、夢のような薬になるかもしれんで。
最後、8つ目はIntuitive Surgicalや。2011年の時のこの会社はまだ前立腺がんを中心としたより小さなマーケットにフォーカスしとっただけやったんや。やけど今は膵臓であれ肝臓であれ、いろいろなところの手術に使われとる。COVID時代は緊急でない手術の停止によって打撃をうけたが、その状況から完全に回復しとるんや。2011年の時は$30台から$50台に株価が上がったんやが、その上がり幅が今回も繰り返されても不思議ではないで。
ヘルスケアとか、クレジット問題がないフィンテックとか、パイプライン会社とか、確かにこういう時にいいという特定セクターは存在する。Mastercard以外はディフェンシブ銘柄や。Mastercardの株は安くは無いし、そういう意味ではChipotleもディフェンシブではないかもしれんな。わいはこんなに債務上限問題について警鐘を鳴らしたくないんや。大丈夫やと屈託なく言えたらどれほどええやろうか。やけど2011年のことを考えると、何か大きなネガティブがおこらんとあかんのやないかという気がしとる。
再選を目指すバイデン大統領がいっぱい妥協するかもしれんが、共和党とどう折り合うことができるのか見えてこない。先送りにすればするほど、マーケットにもホワイトハウスにも悪いことになるで。ハードな交渉がポーズだけやったらええんやが、ただ今は民主党も共和党もあまりにわいらの国の金融にリスクを押し付けとる気がしとる。だからわいは現金を厚めにするのがええとここのところずっと言うとるわけや。
結論やが、2011年に学んで、あの時良かった銘柄を頭にいれておいて、そしてここからおこる状況に対処する際にその知識を使おうやないか。もしここからマーケットが醜くなったら、これら8つがとりあえずに買い候補リストや。
はっきり銘柄を言ってくれるとわかりやすいです。
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