こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの8/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。
どの株を買おうかなと選ぶ時には十分な懐疑心が必要や。何か裏があるんやないかと常に思わんとあかん。しかし同時に、もしあなたが過度に懐疑的だと、それが逆効果になってしまうこともあるんや。つまるところ、株を買う時には信じる力というものが必要になる。何かを信じる能力がなければ、このマーケットが提供する驚くような買いの好機も逃してしまうことになりかねない。今日はダウは-0.45%、SP500は-0.42%、そしてナスダックは-0.79%とあまり動きの良くない下落の日になったわけやが、今のマーケットには信じる力という点で大きな問題があると感じとるんや。
ざっくり簡単に言うと、多くの人々はもうマーケットを信じていないかのようなんや。CEOを信じない。個々の企業を信じない。絶え間ない懐疑心にさいなめれ、信念を無くしてしまっとるように見えるんや。それではなぜ多くの人はマーケットへの信頼を失ってしまったのか。わいが思うに、その要因の一つとして、マーケットの日々の動きがあまり意味をなさないことが多いからや。多くの株取引やそれによって株価が上下する理由が、基盤となるそれぞれの企業がどれほどよくやっているかとは関係ないように見えるためや。
そういう動きをずっと見ていたらマーケットに落胆するし、一貫性がないことにイライラしたりもするやろう。ただ、マーケットが期待通りに機能する素晴らしい瞬間もまだあることも確かや。だからわいは今夜、そういう機能する例を二つ示して、マーケットに対する信頼の無さに対して埋め合わせたいと思っとるんや。わいのファンドで持っとる二つの株について言いたいんやが、まず一つ目はEli Lillyについてや。今朝、この製薬会社は素晴らしい決算を発表したよな。その素晴らしさは、わいがこれまで何度も、下手したら史上最も売れる薬になるかもしれんと繰り返し言ってきた、糖尿病の治療薬および減量薬のマンジャロの素晴らしい数字にひっぱられとるんや。
マンジャロは毎週約18%の体重を減少させることができたりするんや。血圧を下げることもできるし、心臓血管系の疾患とか睡眠時無呼吸を予防することもできる。週に1回の注射で過度な飲酒を止めることもできるんや。本当に奇跡的や。まじで驚異的や。また、競合するNovo Nordiskからの競合薬のデータも素晴らしくて、この薬によって多くの人々の生活が変わるのは時間の問題かもしれん。わいは、健康保険やMedicareがこれらの薬の費用を負担するようになると思うで。だってこれらの薬は命を救うものだからや。
結果として今日Eli Lillyの株価は約15%も上昇した。歴史上最も売れる薬の1つを持っているのであれば、15%の上昇は小さすぎると言えるかもしれん。もしかしたら、25%であるべきだったのかもしれん。いずれにせよ、昨日、この非常に前向きな決算の情報を持っていなかった時よりも、このEli Lillyという会社の価値は今日、はるかに高くなっとる。驚くべき新製品を開発し、それが猛烈に売れれば、もしくは売れる見込みが立てば、その会社の株は急上昇するんや。完全に合理的や。
ちなみに、Eli Lillyが上昇したことによる反対側の動きも理にかなっとるんや。糖尿病や睡眠時無呼吸に関わる医療機器会社の株は今日売られたんや。マンジャロがきくんやったら、彼らの製品はあまり使われなくなってビジネスが減少するかもしれんからな。マンジャロができることが多すぎる、その結果もしマンジャロが効いたらこういう会社のビジネスは減少するという会社の株が売られた。こっちの方の動きも完全に論理的やで。ちなみにこの番組を見てくれとる人ならわかるやろうが、わいは随分前からEli Lillyのマンジャロのことをずっと言及し続けてきた。いいリサーチをしてそれに基づいて株を買えば、こうやって報われるという一つのいい例になっとるやろ。
マーケットが正しく機能している第2の例としてNvidiaをあげたいで。この会社は、以前は最高のグラフィックスとビデオゲームを提供するためだけに使用されていた半導体を製造しとったんや。それらは未だにクールなビジネスやが、1.1兆ドルの時価総額を正当化するには十分ではないで。やけどNvidiaの半導体がまさにAIの背骨であることがわかると、そしてNvidiaに匹敵できるような会社がないとなると、もうこのNvidiaの勢いを止めることはできないんや。
今朝、CEOのJensen Huangが氏が最新のAIチップを発表したやろ。GH200と呼ばれるスーパーチップや。そしてJensenはデモで、彼らの高性能半導体の束を使って、機械と直接話すことができて、AIを使って自分だけでは考えつかない素晴らしいアイデアを生成できることを示したんや。しかもそれは誰でもできるんや。これらの技術を使うためにカリフォルニア工科大学のコンピュータサイエンスの学位は必要ないんや。ただ機会に話せばええだけや。これこそ誰でもできる、テクノロジーの民主化や。
あなたは新しいメルセデスベンツの電気自動車を作る工場を設計したいと、そうやってただ伝えればええんや。そうしたらAIがほとんど全ての工程を示すことができる。基本的に、わいらが何をしたいのかを素早く教えるデジタルロボットを持ってさえいれば、無限に素晴らしいことができる未来がすぐそこや。調整だって話すだけや。もっと作業スペースが欲しい、エンジンにリチウムイオンバッテリーが欲しいなど、希望通りに完璧に、ただ言葉で伝えればええだけや。
そうやることで工場全体をシミュレーションできたりするんや。実際の工場の巨大なデジタルツインそのものを作ることができる。そうやってシミュレートする結果、古い機器で作られた1億ドルの施設は、電力消費の効率が20倍も高い施設に置き換えることができ、しかもそれがたった800万ドルの投資で置き換えることができたりするんや。そういうことを考えるとAIの出番は、製造市場、特に工場建設のセクターが、断然最大のマーケットやろう。Jensenは製造経済全体を革命化する可能性があるんや。彼が言うには、Nvidiaのチップを多く購入すれば、ビジネスの他の部分でとんでもない節約ができるということなんや。
NvidiaがSP500で今年最大の勝者であることに驚きはないで。わいらが知っとる世界を変え、50兆ドルの重工業に影響を与える何かを発明できる会社なんかそうそう見つかるものやない。その視点で見ると、Nvidiaは1.1兆ドルの時価総額の評価を完全に受けるに値すると思うんや。まだまだその数字はおそらく低すぎるやろう。その反対の側面として、NvidiaのAIでの優越性を考えると、パワーの弱い半導体を作る会社、Nvidiaに追い付く可能性のほとんどない会社からお金が出ていくのも理に適っとることやろう。Nvidiaの株価上昇もその反対の動きも今日一日だけでおこるものではないんや。
Jensenが自信満々にいうことを、わいには疑う理由がないで。わいが彼のことを現代のダ・ヴィンチとずっと昔からよんどることは知っとるやろ。彼は真のルネサンスの人物や。彼はわいを間違った方向に導いたことは一回もない。この株は止められない。やけどこの株は特別や。Alteryxは決算が良くなくて株価は約18%下落した。Data dogは期待値が非常に高かったが、素晴らしい決算ではなく株は17%急落した。まあこれらは決算に基づいとるからええとして、多くの株価の上下動には短期的には意味不明なものも多くあるんや。
短期的に意味不明な株価の動きはあなたの時間を無駄にするもので、まるであなたを混乱させるためだけに存在しているかのようや。ただここまで見てきて、合理的に株価が上昇する例があるのはわかったやろ。だからわいは、全てを単なるインデックスファンドで運用するのではなくて、個別株に投資すべきだということを信じとるんや。Eli LillyやNvidiaのような株を見つけて持てばええんや。わいらはそれができる。きちんとやれば可能や。全然可能や。実際わいのファンドはそうやっとるやないか。CNBC Investing Clubのメンバーになってくれればわいがどう考えて取引しとるかもわかるんやで。
Eli Lillyの薬において、大量にその薬をのむことをやめる離脱者が出た、とか、自殺の考えを引き起こす、とかいろいろ悪いニュースが流れた時もあった。それがもとでEli Lillyの株から遠ざかった人もおる。やけどわいのCNBC Investing Clubではきちんと調査を行い、焦点を絞り、Eli Lilly、Nvidiaを信じている。過去を振り返ってもそうや。そもそも昔から、ただのゲーム関連会社のNvidiaが巨人のIntelに追いつくことができるとは信じられない人はいっぱいおった。信じがたいほど非現実的だと思われとった。そういう人は信じることを選ばんかった。信念がなかった。冒頭に戻るが、株を買う時にはやはり何かを信じなければいけないというのに。
結論やが、あなたの目で物を見て、あなたの耳で人の言葉を聞くことで情報を集めて、あなたの頭で考える一方で、皮肉的で、冷笑的で、懐疑的で、過度に批判的な自分を抑えることができれば、大きなお金を稼ぐ可能性が個別株投資にはあるんや。時折、会社はとんでもない富を生み出す驚くべきものを発明するんや。そしてわいらはそういう会社を見つけることでその富の一部を手に入れることができる。ここでやはり強調したいのは信じる力や。近未来に何がおこるかわからないからこそ、いかに綿密なホームワークをしても最終的には自分の考えを信じないと株は買えない。信じる力が儲けのもとなんや。
何事も信じる力が大事ですよね。
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