こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの8/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。
またマーケットはここのところのいつもの動きやった。まずはじめは大きく上がったんや。なぜなら、今朝発表された消費者物価指数が低かったから、皆インフレがとうとう勢いを失いつつあると安心したからや。皆この結果に喜んで、多くの人が株を買った。全て順調なように見えたよな?だけど結局上昇は続かんかったんや。完全に不快な展開やった。上昇の大部分を日中に吐き出して、結局今日はダウは+0.15%、SP500は+0.03%、そしてナスダックは+0.12%とちょっと上がっただけの日になってしまったんや。オープニングの熱狂からは程遠い終わりだったで。
今朝の時点で安心して株を買った人はおるか?ここ最近のわいのMad Moneyを聞いてくれていたら、それは間違いなんじゃないかと思えたはずなんやけどな。わいはここのところ、あなたが株式投資において一般的な間違いを避けることができるようにこの番組でもしゃべってきたはずや。今朝買うべきでなかった理由はいっぱいあるんやが、例えば詳しく四つ見ていこうやないか。
一つ目は、たった一つのデータによって積極的に株の買い出動をすべきではないということや。マーケットを密接にフォローする大多数の人々が、CPIは3.3%上昇すると予想していたんやが、実際には3.2%上昇やった。予想が3.3%のインフレで、実際が3.2%のインフレだった場合、何が起こると思う?たいして数字は変わらんわけやから、そこから驚きは生まれないやろ?
驚きではないデータポイントで積極的に株を購入することはないんや。例えメディアが少しの興奮のために大げさに報道したりしたとしても、そういう偽の驚きに決して飛びついてはあかんのや。そんなことをすると最も可能性が高い結果というのは、お金を失うということなんや。
第二に、こういういろいろな情報が飛び交う中で株を買う場合、是非リミットオーダーを利用してほしいんや。マーケットオーダーを使用しないで、希望する価格を設定し、その価格限定で注文してほしいんや。マーケットオーダーを使うと、ブローカーの意のままになってしまう。先物を不適切に購入する人々のようになってしまう。結果として、不利な価格で購入することになりかねない。
今日この日の最高価格で株を買った人は、それを後悔しとるやろう。多くの人がこの朝、マーケットオーダーで株を買った結果損をしとって、もう株なんか金輪際買わんと思っとる人もおるかもしれんな。マーケットオーダーは、容赦のないマーケットの意のままになってしまうということや。リミットオーダーを利用すれば、買う機会を逃すことはあっても、少なくとも自分が思うより過剰な値段で株を買うことは無い。買う機会を逃すことがあるということは、それは損するよりは全然大丈夫なことなんや。
第三に、今のようなマーケットの状況の時は盲目的に株を買うのではなく、このブルマーケットの間にポートフォリオを見直して、保険株とか製薬株とか、あなたが気に入らないと思っとる株を売ることをむしろ考えるべきや。何日も続けて上昇している株があれば、検討すべきは部分的な利確や。前日の終値よりも高い株価でリミットオーダーを設定して、できれば望みうる高値で株を処分していくんや。常にこういうことを目指してほしいんや。強気の時に売り、弱気の時に買うことを心がけてほしいんや。逆をするのは適切な方法ではないで。
第四に、売りの状況が来たらその時は、全体の売りの状況に負けずに株価が持ちこたえたり上がったりする銘柄に注目してほしいということや。CNBC Investing Clubの今朝の午前10時20分のミーティングでわいが予測した通り、日中売り圧力が来たんやが、その時はその時で目をそらさずに、いろいろな株の動きをしっかりと観察する必要があるんや。今朝オープニングで上昇しとったほとんどの株は、初めの動きに根拠がなかったために下落したんやが、売りの波の中で実際に上昇を始める株を見つけることができれば、それは将来の買い候補として見ることができるということになるんや。
一つそういう株の例を今日の動きの中から挙げてみるすると、例えば他の多くの株が高値から下落した中で、Disneyは徐々に上昇し始めたで。このような動きを目にしたら、何か特別なことが起こっていると感じるはずやろ。ちなみにわいは短期トレーダーのためにこの番組をやっとるわけではないで。短期の上下動を的確にとらえて利益をあげるのは、フルタイムの仕事としてトレードをしている場合でなければほぼ不可能や。
そうじゃなくて、わいはフルタイムの別の仕事をしながらも自ら株式投資で儲けたい人のためにこの番組をやっとるんや。わいは過去の40年以上の経験からこのシンプルなルールを学んだわけやが、強力な売りトレンドに逆らえる株を探す、これはとても大事なポイントの一つや。津波のような全体の売りに耐えられる銘柄は、特別なことが進行中で、それに焦点を当てる必要があるということを意味しとるからや。
そしてそれが今日、Disney株で起こったことや。この株はトレンドに逆らって、今日ほぼ5%上昇しやで。なぜなら、例外的に良いことが進行中だからや。まず、CEOのボブ・アイガーは、一見するとかなり悪いと思われる決算を発表しました。実際、株価は決算のヘッドラインの発表で3ドルも下落したんや。ただ、率直に言って、この時この株を売っていた人々は間抜けやった。
Disneyの経営陣は長年にわたり膨大な価値を生み出してきた経験豊富なベテランや。CEOの特技は何か、それは彼がどのようなことを行っているのか、魅力的な物語を伝えることや。だから、決算直後すぐ株を売った人は、愚かな売り行動を取る前に、カンファレンスコールを待つべきやったんや。待たなかった人々は、その後の大きな上昇を逃したんや。
経営陣は具体的に何を言っていたのかと言うと、ディズニープラスの良好な数字、価格の上昇を含め、ケーブルテレビの衰退の痛みを取り除くための戦略的取り組みの可能性、そして未来の展望について話したんや。その他にもいい点があって、株はカンファレンスコールが進むにつれて評価されていったんや。わいは今回のアイガーは良かったと思うで。彼は自分で何をしているのかちゃんとわかっていると信じとるで。
確かにここまでDIS株を持っていることは全然楽しいことではなかったが、今回の決算はわいは安心させられたで。アイガーは会社の成長をきちんとコントロール下においているように聞こえたんや。わいはそれが、今日、マーケット全体のプルバックに直面してなおラリーを起こすことができた理由だと思うで。今日の売り圧力は嵐のような強さやった。全ての株に大きなプレッシャーがかかっていたわけやが、とても大きな買い圧力をもって、DIS株の株価は全体の流れに逆らったんや。短期でまた手放す人が多くでるかもしれんが、そうなったらわいはまた安値の時に拾っていきたいで。
こういう株価の動きはほとんどの場合、アナリストコミュニティからの良好なニュースより前におこるんや。こういう株のアクションを見ると、アナリストはどう思うかというと、「ああ、この株はついに最悪の時期が終わったという動きをしている。ここはこの動きを逃すよりは何らかのアップグレードをした方が良いだろう」と考えるんや。どうしてわいがこのことを知っとるかというと、わい自身が何年もの間アナリストと共に働いてきたからや。
アナリスト達はマーケットがその株のボトムを確認するのを待って、自らもそれを宣言するんや。だからこういう動きに目を光らせて、その後の動きを狙ったりするのが有効な時があるんや。結論やが、どうかマーケットの一時的な偽の動きに惑わされないように、ひっかからないように気をつけてほしいで。その上で、マーケットが方向を変えている時、それに逆らうような動きをする株には何かがあると思わんとあかん。その繰り返しで勝者株を見つけることができるかもしれん。今日だったら例えばそういう株の候補がDISだったということなんや。
気をつけなければいけないマーケットの動きが多くなってきましたね。
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