こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今わいらはとても重要な企業からの見込み収益にいくつかのひび割れを見とる。それが不安を感じさせる状況を増幅させとる。そのことはFedがインフレを抑制するためにやっていることの裏側であって、こういうことが今日、ダウは-0.57%、SP500は-0.70%、そしてナスダックは-1.06%と下落の日になった大きな要因でもあるんや。わいらはこの商業活動の減速というものを受け入れる必要があると思うんや。収益性の低下を受け入れんとあかん。そこの部分のひび割れはビジネスサイクルの特定の時点でいつも見られるものなんや。
例えばSouthwest Airlinesが今後の失望するような見通しの数字を発表したんや。航空会社の利益率は、高いガソリン価格によって圧迫されとる。それはそうや。従来想定しとった油の価格より今は上がってしまっとって、飛行機がどれだけの燃料を消費しているか想像してみるとええで。Southwestの一席当たりの利用可能マイルあたりの利益がかなり落ちとるんや。この事実を無視することはできんで。そしてこれは、ここまで好調を維持してきた旅行とレジャー産業のブームが終わりに近づいている可能性があるという兆候でもあるかもしれん。
その兆候は全くわいらの望むところではないんや。何といってもわいらの経済はサービス経済が主体や。工業経済ではないで。その意味では旅行とレジャーがすべてを牽引してきたんやが、ここに陰りが見えたらどうなるのか。あと、ゼネラルミルズに関しては、ペットの所有者の財布の紐がかたくなってきているというニュースが出たよな。彼らの経済的展望が暗くなって、ペット用のいろいろなものの製品が、より低価格のものが売れるようにシフトしとるということや。ということはゼネラルミルズのブルーバッファロー高級製品はあかんくなって来とるということや。そもそもペットフードは、ある程度代替可能なアイテムであるとわいは常に感じてきたで。こういうことは他の製品でもおこるやろう。消費の減退によるひび割れや。
先週、通常は信頼性のあるDollar Generalからもひび割れが見られたで。在庫が過剰になっとるんや。8/31の決算は売り上げもEPSも予想をミスしたで。一方でCostcoの株が好調なのはなぜかわかるか?結局彼らが商品の品質的にも価格的にもお得なことを皆がしっとるからや。他の店のバーゲンサイズは魅力的ではなく、こういうときはCostcoという風になってしまう。でもCostcoが好調だということは、人々がより節約意識を持っていることの表れかもしれなく、ということは株式市場にとっては実際には悪い兆候かもしれんのや。
似たような話として、今日、TJXの目標株価を幾人かのアナリストが引き上げたで。この会社のビジネスモデルは、他社で余った過剰在庫を引き取って安く売るというものや。ということは他の多くの小売業者が苦境に立っている時は特にうまくやるんや。TJXが活況だと、皆他のリテールで買うことをやめてしまうという悪循環に陥る可能性もあるから、経済にとってええニュースだとはいえんし、やっぱり皆より安価な商品を求めとるというあらわれや。
先週、ドラッグストアのWalgreensでも大きなひび割れが見られたで。CEOが去ったんやが、物事が順調に進んでいるときにCEOが去ったりはせんやろ。さらに、いつも言うとるが、万引き対策でいろいろなものがキー付きの棚にいれられとるから、買う時に店員を呼ぶのがめんどくさくてしょうがない。皆、必要なものはすべてAmazonで購入して、同日配達を活用すればええやないかという風になってしまう。Amazonで朝クリックしたら、仕事から帰ると玄関先に届いとるからな。
銀行システムでもひび割れが見られていて、普通は信用面で問題があるんやが、今回の問題は資本面や。投資判断の問題や。住宅ローンの申請にもひび割れが見られて、先週に比べて2.9%減少したことが今日わかったんんや。長期金利が急上昇しとるから、住宅ローンの利率が約9%になったりしとる。2年前、わいの住宅ローンの利率は3.35%だったんやで。こうなってくるとわいだけでなく、多くの人々も新しく家を買って引っ越そうとはならんやろう。住宅価格はまだまだFedにとって悩みの種やが、住宅の供給が増えるのではなく、金利を高くすることだけでなんとかしようとするのは、問題解決するためのあまり良い方法ではないかもしれん。
自動車産業でもひび割れが見られる。Tesla以外の、労働組合の労働者に依存する自動車会社は、大規模なストライキに直面する可能性がある。もしストライキが起きれば、生産は停止してしまう。販売するための十分な車がなくなってしまう。もしストライキがない場合は、過剰な在庫が残り、フットボールシーズン中には多くの車の広告がテレビで見られるやろう。あと、今ドルが上昇しとるが、ほとんどの海外で事業を展開する企業は、弱いドルから恩恵を受けとって、3ヶ月前にはそのような状況だったんやが、今は逆の方向に動いてしまっとる。
いろいろな新しいひび割れが出て来とるが、政府は何をしとるのか。何もしてないどころか、連邦取引委員会、FTCは、Amazonに厳しくあたったりしとる。9月は一般的に厳しい月であることも覚えておいてほしいで。結論やが、今言うてきたようなひび割れが、なんで9月が厳しいのかという理由になっとる。多くのことがうまくいってないから、この日もマーケットは下落した。ただ、悪いところも株価が下がるにつれて織り込まれるから、マーケットの下落がこれ以上大きくならなかったり、近いうちに下落から回復したりすることもあるかもしれん。今後も注意深く見ていこうやないか。
警戒感が強くなっています。
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