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【ジム・クレイマー】悲観が株価を下げる四つの例!事実と雰囲気を分けて考えなければいけない!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

9月というのはそもそも冴えない月ではあるんやが、最近のマーケットはそういう9月にとっては当たり前のような、冴えない雰囲気に満ちてるよな。今日だって、ダウは-0.31%、SP500は-0.22%、そしてナスダックは-0.23%と下落の日になったで。日中はもっと株価は下がっとったんやが、それも最近の傾向や。こんな状況が続かなければいいのに。雨なんて降らなければいいのに。とかいろいろ思うかもしれんが、雨の日がなければ野菜も美味しいトマトやピーマンも育たないわけや。わいは庭仕事が好きで、つくったトマトからトマトソースを大量に作って冷凍庫に保存するんやが、そういうことも雨の日がなければできん。

 

冴えない雰囲気、悲観的な雰囲気はどのような銘柄から特に醸し出されてくるのか。今回四つの例を見ていきたいと思うで。まずはDisneyや。この会社はアナリストミーティングをやったわけやが、CEOのボブ・アイガーは、会社の資本の一部である600億ドルを10年間かけてディズニーランドとかのパークに投資するつもりやと発表したんや。わいは素晴らしいと思ったで。Disneyで最も儲けが高い部分がパークや。会社の広範な国際資産を最も確実に近代化できる場所もパークで、イベントや乗り物をもっと増やすべきなのもパークや。Netflixが持っていない唯一のものがパークや。

 

ただ、この発表で株価はどうなったか。あかんかったで。株は3%下落したんや。わいはこの動きは、マーケットが間違っとると思う。わいはパークへの大規模な投資は素晴らしいニュースやと考える。Disneyのバランスシートは多くの人々が考えるよりずっと良好であるというCEOの自信を現れとると思う。Huluの1/3を買い取る余裕がある程度には良好やろう。ESPNもどんどん攻めるべきで、フットボールの放送パートナーを見つけられれば、例えば5500万人がファンタジーフットボールをプレイしているから、AppleのVision Proとかと提携するべきやと思うで。そして一つの画面で自分が気になるスキルプレイヤーを、もう一つの画面で自分が気になるゲーム全体を見られるようにするべきや。

 

ただそういうプランは今の厳しいマーケットには創造的すぎるのかもしれん。結果として、Disney株は叩きのめされてしまう。皆CEOのアイガーが会社の資本をゴミ箱に放り込んで火をつけるようなことをしているとでも考えているんやろうか。今の株価の連続的な下落は、いままでこの株を見ている中でも最も悪い部類に入ってしまうで。

 

さて、二つ目の例やが、Oracleはどうやろうか。基本的にはOracleの決算はとてもひどいものだったとアナリストたちは心に決めたようや。ガイダンスが悪くて、だから株価が冴えなくて熱が冷めたみたいになっとる。決算の翌日は予想通りにいろいろなアナリストが格下げをやったしな。ただ、Oracleの株はようやく小さな反発を見せたで。そして昨晩、CEOのSafra Catzが番組に出てくれて、Oracleの需要が素晴らしくて、驚くべき数の注文が入っているという素晴らしい話もしてくれた。かなりクリアな肯定的な物言いやったで。

 

もしかしたらOracleのCEOや取締役会は、大規模な自社株買いについて何か準備しているのかもしれん。彼女は、わいがとても尊敬する創業者のLarry Ellisonが毎日AIのビジネスについて取り組んでいると言ったんや。彼女が言うには、収益面での最大の問題は、データセンターを十分に早く設置できないことなんやが、データセンターが完成すれば、人件費がかからないから利益率は非常に高いで。ただやっぱり今のマーケットの悲観的なムードとそのフィルターのせいで、多くの人がSafra CatzとLarry Ellisonの両方に対して疑いの目を向けとる。わいはそれよりも、今彼らのやっとる良いことを見逃すことを恐れとる。だからわいのファンドでこの株を買っとるわけや。

 

三つ目の例として、Starbucksを見てみようやないか。この株は4-5カ月前は$115やったのに、それが今$95に落ちとるんや。多くのアナリストたちがこの株について格下げをして、その理由として中国でのビジネスを挙げとる。今のマーケットは誰もが中国について心配しとる、中国経済が好転する可能性が低いんやないか。中国のAppleストアでは長い行列を見られたけど、そんなことBearは気にしないんや。別に何も新しい悪いことは無いんやが、ただ恐れが恐れを呼ぶ状況で、皆がこの株から逃げとる。

 

中国がまだまだこれから突如として何か厳しい措置を取るかもしれない。そういう状況の中でこの株を持ち続けて損するリスクを避けたいんや。でもこういう考えは悪循環や。確かに悲観が渦巻いとるから、短期的にはStarbucks株にはさらなる厳しい状況が待っているかもしれん。それでもわいは、中国への悲観が過度に株価に織り込まれてとるんやないかと思うで。中国は雇用を生む企業が必要で、Starbucksは中国で9時間ごとに新店舗をオープンしとるんや。わいはこの下落は売りやなくてむしろ買いなんやないかと思うで。

 

さて、最後の四つ目の例としてNvidiaを挙げておきたいで。この株は今不調で下がっとるわけやが、いろいろ悲観的なことを言われとる。そもそも、もともとNvidia株は高すぎたのではないか。ビジネスが減速しているのではないか。AIのビジネスは誇大宣伝が過ぎるのではないか。全部作り話とは言わないまでも、大げさに報道されすぎなのではないか。そうやって言われていることが果たして真実なのかどうかはこの際関係なかったりするんや。なぜなら、今はNvidia株は事実に基づいている動きではなく、ただ暗いムードに基づいて動いとるからや。

 

事実はなんや?彼らは世界で最も強力な半導体を作っとって。それがコンピューターに、瞬きをするほどの時間に音声クエリとその処理を可能にしとる。この会社の事実は何一つ変わっていない。変わったのは単に人々の印象や勝手な認識や。わい自身について言えば、わいはこのような集団心理にわいの考えを人質にとられるつもりはないで。好きな株が下がると、それがDisney株であれ、Oracle、Starbucks株であれ、またはNvidia株であれ、一様に買いの好機がやってくるということになるんや。

 

結論やが、別に今これら四つの株を買えというとるわけでは無いで。買うベストの機会は今日ではないかもしれん。なぜならまだまだマーケットに悲観が渦巻いとって荒れとるからや。ただ、わいは株式市場が下がるたびに、そして自分が持っている株が下がるたびにパニックになる人々から何か指針を得ようとするつもりはないで。もし暗い気分の人々があなたの考えを形成するんやったら、弱気の時は売らんとあかんことになる。逆に強気の時は買わんとあかんことになる。やけど儲けるには、その逆が必要や。暗い気分に支配されて、多くの人々が犯す典型的なミスを犯したらあかんで。9月はそもそもこういうもんだとわりきって、しっかり物事を見ていかんとあかん。そうしたら、厳しい時期を乗り越えれば、物事は大いに変わっていくことやろう。

 

 

下落すればするほど楽しみになりますよね。

 

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