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【ジム・クレイマー】さようなら、悲惨な9月!ここからの期待感を隠せない動き!?原油価格と半導体株とUAW!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ベアたちへメモを送らんとあかんな。そこには何を書いてあるかと言うと、過度に売られすぎになったマーケットにはご注意を、や。マーケットが売られすぎになればなるほど、株価はどんどん下がらなくなっていってBearが歓迎されるべき時間が過ぎている兆候がどんどん現れるんや。結局昨日のMad Moneyでも言うたが、昨日の午後1時40分から1時43分頃にかけて実質的に何もニュースが無い状態で、大口のクライアントからの急な株の買いで株価が反発した時が、今までの下落基調の変化が示された時やったのかもしれんな。

 

そういう日の翌日は株価は実際に上がりやすくて、わいはマーケットのボトムとトップを見つける能力を磨きながらキャリアを積んできたわけやが、昨日とか今日のマーケットの動きは典型的なピボットの際に見られる動きや。実際今日は、今日はダウは+0.35%、SP500は+0.59%、そしてナスダックは+0.83%と上昇の日になったで。昨日は実際には債券金利は上がり続けとったし、原油価格も上がり続けとったのに、株価はマイナスにならずに持ちこたえた。そして今日は、高い債券金利とかのネガティブな状況は変わらないのに、株価が上昇した。

 

基本的な状況が変わってないのに株価の動く方向が変わるのはおかしいじゃないかという思う人もおるやろう。やけど、わいは自分の経験から、こういう時は非常にマーケット的に意味がある時だということを知っとるで。このような時期は、いわゆるマーケットの動向が変わる前触れとしてよく見られることなんや。ただ今日は、原油価格が下落したよな。

 

原油価格と債券市場は関連しとって、ようやく原油における利益確定の動きがでてきて、こうなると大きく状況が好転する可能性があるで。今まで上がり続ける原油価格がマーケットにとって大きな懸案事項やったわけやから。それに加えて、アノマリー的なことも大きいんや。普通、月をまたいだからって、何か重要なことは何もないよな。ただ、わいがこれまで繰り返し言うてきた通り、9月はだいたいひどい月になるんや。

 

長年にわたるシーズナルパターンで、9月は冴えない月になるということがあって、今年も結局そうなった。ただ、幸いもう厳しい9月は終わりが見えていて、シーズナルパターン的には厳しい9月の後には、実り多き10月が来るんや。ここからマーケットの反発の道が築かれる可能性があるということや。歴史的に、9月に事態が悪化すればするほど、10月には良くなるということがあるんや。

 

後は、昨日のMad Moneyでも言うたが、S&Pオシレーターでマーケットがどれほど売られすぎと出ていたかということも重要や。そういう売られすぎの状況にあって、今日の原油価格の2%の情報というのも重要や。あとは今朝、様々な経済指標が発表されたんやが、その結果はまちまちだったよな。例えばGDPの確定値で、個人消費の伸びがほぼ半分に下方修正されたりしたんや。一方で先週の新規失業保険申請件数は予想ほど増えなかったりして、まちまちやったんや。

 

そんな中で結局大事なのが、またここに戻ってくるんやが、石油価格や。今、ガソリンスタンドの価格は消費者心理に大きな影響を及ぼすで。価格が下がればわいらの気分も良くなるが、そう単純なだけではなく、例えば石油価格が上昇すると必ず債券を売るマネーマネージャーがおるんや。なぜなら、石油は将来のインフレの先行指標とされとるからな。実際そうなったら債券金利は上がって株価にマイナスの影響を及ぼすことになるんやが、今日は原油価格が下がったのも、突然マーケット全体が良くなったことの一員やで。

 

マーケットが良くなったことを示す他の例も挙げてみようやないか。例えば、昨夜、巨大な半導体会社であるマイクロンが良い決算を発表したんやが、ガイダンスがダメやったんや。人々が予想していたのはこの逆や。今回の数字は悪いかもしれんが、ガイダンスは良いんじゃないかなと皆思っとったんやが、まさかのガイダンスの悪さや。今朝、マイクロンのCEO、Sanjay Mehrotraにインタビューした際、彼は半導体ビジネスがボトムをつけたと感じているが、その一方で、大幅な収益の増加を見込んでいないということを言うとって、実際、彼はフリーキャッシュフローがマイナスのままであることを予想しとるんにゃ。

 

わいはこのマイクロンのガイダンスにとても落胆したで。ただ、刮目すべきはここからや。わいはマイクロンのガイダンスが悪いと知った時即座に、ああ、これは半導体セクター全体が大きく下がるやろうと思ったんや。でもこの日の動きは全然違ったで。半導体セクターは驚くべきポジティブなラリーをみせて、Applied Materials、Nvidia、AMDとか、多くの株が上がったんや。半導体セクターは実際、マーケット全体で最も良いパフォーマンスを示すセクターの一つやったんや。マーケット全体に明るさが戻って来とる証や。

 

あとは、UAWのストライキが多くの人々を心配させとるわけやが、今日初めて、UAWが柔軟性を見せたんや。今までの40%の賃金引き上げ要求を撤回して、30%の引き上げに妥協をしているということが報道されたんや。やっぱりUAWとしても、なるべく高い給料を求めながらも、雇用主を壊しては元も子もないと考えている兆候であるとわいには見えるで。

 

あとは、ここまで冴えなかったリテール株もこの日は上がった。たかだか数ドルの石油の価格変動がMacy'sとかTJ Maxx、あるいはCostcoの利益にどれだけ影響するから株価がどれだけ上がる、みたいなことを考えるのは馬鹿げていると思うかもしれんが、でもこれがマーケットの動き方や。問題はでも、マーケットの上昇が続くのかどうかや。大きな下落の後にラリーが起こると、その全体の動きがただのショートカバーなんやないかと思うのも自然なことや。

 

ただ本当に今日の上昇は一時的なことなのか。もしかしたら大きな売り手たちは、株価が上がりやすい10月を恐れているかもしれん。もしくは、自分たちで株価をこれ以上下げることを合理化できなかったのかもしれん。あるいは、彼らが株を売り抜けるということがひと段落して、ようやく買い手が見えはじめたのかもしれん。ただ、どうであれ、最終的には、株式市場は供給と需要の世界や。

 

昨日の早い午後の1:40のその瞬間に、売り手たちは供給を放棄し、買い手たちは非常に貪欲になった。こういう動きはほとんどのラリーが始まる前に見られる動きや。わいが見つけたほとんどすべてのラリーは、こういう風に始まったんや。結論やが、1年で最も悪い月の1つがようやく終わる。そのことへの魅力が隠せないマーケットになってきとる。新しい月に入るにつれて、マーケットは良くなるんやないか、その期待感を隠せない。わいは今朝、わいのファンドでいろいろ株を買いましたわけやが、とにかく昨日と今日ということでいえば、今までのところマーケットの方向転換は良好に見える。ここから先も注意深くでも楽しみにいこうやないか。

 

 

ここから上がるといいですよね。

 

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