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【ジム・クレイマー】債券金利の急激な上昇に負けないためには、資金力の豊富さが必要!?だったら結局これらの銘柄!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

やっぱりほとんどの株は、この非常に弱気な下方圧力に耐えられないよな。その圧力がどこからくるのかというと、債券金利の上昇からや。急激に金利が上昇して、多くの問題を引き起こしとる。セクターごとにそれぞれ違う影響になったりもしとる。今日は醜い日に夏かと思ったが、終盤になんとか持ち直して、ダウは-0.22%ですんだし、SP500は+0.01%とプラス圏にもどって終わった。そしてナスダックは+0.67%と上昇の日になったんや。ナスダックが一日中しっかりと持ちこたえて強く終了したことを覚えておいてほしいで。ナスダックが一番強いという動きは、わいらがナスダックについてもっと考えないといけないことを表しとる。

 

ただそこにいく前に、他の株のことも見てみようやないか。例えばAmerican Electric Powerという、コロンバスの素晴らしい電力会社を考えてみよう。素晴らしい経営陣、予想よりも低い電力コスト、素晴らしい立地。ただこの日、株価は4%以上下落したんや。まさに債券市場からの影響が大きすぎるんや。他のすべての公益事業と同様に、この会社も高い債券利回りという死神から逃れることはできないんや。あとは、この死神はKelloggの分裂も台無しにしてしまったで。今週のゲームプランでも言うたが、今日はKelloggの分割がある日やったろ。分割してKellanovaとなったこの日、株価は12%も下落したんや。これも分割が悪いというよりは、やはり債券市場からの影響なんや。

 

ということで今の関心ごとは、果たして債券金利の上昇から逃れられる株はあるのかということや。実際には債券市場の景況から逃れることができる企業なんてあるはずがないんや。それは株式市場は大きく、もっと大きなサイズの債券市場に影響をうけて、すべてが何らかの形で債券金利に基づいて株価が決定されとるといっても過言ではないで。そして今は、配当株にとっては厳しい。リスクフリーで5%の利回りを債券投資で得ることができるなら、なんで配当株を買わなければいけないのか、となる。わいらはインフレが価値を侵食することを知っとるが、今朝のISM製造業景況指数の強さを見るに、価値の浸食はまだまだ止まらないと思うべきかもしれん。

 

まだこの経済には多くの浮揚力があって、今までの急激な利上げもものともしていない。金利はまだまだ下がらない。そうなると、高金利下では資金が必要になると調達コストが高くなる。資金調達が難関になった時に、有利な企業は誰や?多くの企業や個人が資金繰りに苦労しとって、高金下で資金繰りに難渋しとる中、今の状況でますます強くなってくるのが、資金調達を必死でやらなくていい企業達やろう。そうや、いわゆるメガキャップ株や。彼らだけが、実際に高金利という負荷に逆らうことができるんや。そしてその様をわいらは今日の株価の動きで見たということや。だからナスダックだけが大きく上がったというわけや。

 

非常に資金力豊かなメガキャップ会社、その代表格が、ここまで多くとりあげられてきた所謂荒野の七人銘柄やろ。Magnificent Sevenや。Microsoft, Alphabet, Nvidia, Apple, Meta, Amazon, Teslaや。これらは、独自のカーサイクルに沿って動くTeslaを除いて、彼ら自身のお金だけが必要な企業達や。彼らは巨大なバランスシートを持ち、平たく言うとどんどん財産を造っとるんや。要は、彼らは彼ら自身の預金とも言うべきお金を稼いでそれを使っとるんや。

 

彼らは巨大な勝者や。決算では彼らが稼いだ現金が、強いドルからの惨めな損失の一部を最終的に相殺できるようになっとる。これらの会社は世界に不可欠なものを作っとるがゆえに大きく儲けて、それを元に大きな成長を続けとるんや。例えばわいのお気に入りのNvidiaのケースを取ってみようやないか。あのElon Muskでさえも、Nvidiaが他の企業では替えの効かない会社であるということに敬意を表してきたんや。ここからまだまだAI関連が盛り上がると思うが、Nvidiaはその発展の基盤として欠かせないで。

 

Amazonはどうや?AWSがどれほど世界に貢献しとるか。どれほど巨額のお金を儲けとるか。Microsoftなんか何年もの間、Microsoftはまるで明日がないかのように現金を持つ状態を続けてきたんや。MetaやAlphabet、Appleに関しても同様やで。彼らはまるで債券金利がここまで急激に上がることを知っていたかのように、まるで現金の達人の状態やったんや。現金を持って、その腕彼らはお金の上でお金を稼ぐ状態になっとる。Mark Zuckerbergは比較的どんどん投資してお金を使うことを試みているように見えたが、そんな彼でも途中から方針転換をして、今彼は効率性を重視して、巨額のお金をメタバース等に垂れ流しっぱなしにすることは止めとるんや。そのピボットはわいは素晴らしいと思うで。

 

さて、この週末にわいはGoldmanのDavid Caustonの素晴らしいレポートを読んだんや。実際Magnificent Sevenの株は、債券金利の上昇で最初に最も大きな打撃を受けたんや。投資が肝のテクノロジー株は、金利上昇の影響を真っ先に受けるんや。ただここまで急激に債券金利が上がってきた中で株価も落ち着きを取り戻し、今の動きは逆に素晴らしいものになっとるんや。結論やが、わいらは今珍しい状況にあると言うてもええ。急上昇する債券の利回りは、マーケットの大部分にとって悪いニュースや。ただメガキャップのテクノロジー会社が大きな例外になっとるんや。今のこの困難な瞬間を乗り越えるためには、再び何が必要なのか?それはMagnificent Sevenなんじゃないのかという風になってきとるんや。

 

 

荒野の七人銘柄株はずっともちっぱなしです。

 

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