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【ジム・クレイマー】今の状況はいきすぎだと思うか、との問いにはわいは。。債券がくしゃみをして株が風邪をひく!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/3のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ここまでの下落は十分ではなかったのか。それが今朝多くの人々が口にした話題やった。極端な損失を見ることはしばらくはないんやないかと皆が油断していた矢先に、またひどい一日が待っとった。今日はダウは-1.29%、SP500は-1.37%、そしてナスダックは-1.87%と大きな下落の日になったんや。残念ながら株式市場よりも債券市場の方がはるかに大きくて、だからその動きが重要で、それが株式市場に決定的な影響を与えとるんや。

 

プロの投資家でない限り、債券市場のことを深く考えるなんてことはないかもしれん。でも状況がこうなってくるとわいらは債券市場の理論を理解する必要があるんや。わいらが好むか否かにかかわらず、債券市場がいかに株の支配者であるかという事実を認識せんとあかん。債券市場がくしゃみをすれば、株式市場は肺炎になってしまう。そして今債券がすごい勢いで売られ、だから債券金利は上がり、株価は下がるという図式や。

 

現在、とても動機付けが高い債券の売り手が4つあるんや。まずはわいらの政府の巨大な赤字を資金調達する必要がある財務省。そして、5.3兆ドルの国債と2.6兆ドルのエージェンシーモーゲージバック証券を持っているFed。あとは通常の債券の所有者、この中には、その債券を所有するために巨額のお金を借りる人もおる。そして最後に、債券の価格を下げようと力を尽くしているショートセラーがおる。

 

債券の売り手は今は勝者や。彼らはもしかしたらら勝ち続けることができるかもしれん。Fedが再び金利を引き上げるならば、国債の長期金利は高いままやろう。この状況が続くと、最近は経済に関する何らかの良いニュース、例えば今日わいらが知った8月の好調な求人数のようなもので、債券価格が下がってしまう。ベンチマークとなる10年物国債の金利は、わずか2日で4.6%未満から約4.8%まで上昇たんや。多くの人々は、金曜日の雇用統計がどのような数字かを固唾をのんで見守っとる。もしかしたらその数字がさらなる売りを引き起こすかもしれん。

 

わいのキャリアのほとんどの間、長期債と短期債の金利差は普通だったんや。すなわち、長期債は、リスクを補償し、時間とともに統合するために、短期債よりも高い利回りを持つことになるのが普通や。ただ、今のこの狂った期間の長期債だけが、Fedによって設定された短期レートよりもはるかに低くなっとる。それが景気後退の予兆やと言う人もおるが、このイールドカーブの逆転現象はもう長期間続いとるんや。ただこれは今、変わりつつあると感じるけどな。

 

4月には、20年物の金利は3.75%やったが、現在は5%以上や。わいらは今、10年、20年、30年の債券市場の大規模な再編成を目の当たりにしとるのかもしれん。まあでもすべてが高いレートへ向かっとる。長期の債券利回りも上昇し続けるやろう。正直わいは債券について話すのは好きじゃないんや。なぜなら、ふつう、債券の話はとても退屈だからや。でも、今のこの債券市場に退屈なことは何もないやろ?

 

今国債は、ほとんど小型株のように取引されとるわけやが、わいはあなたにそういうふうにとらえてほしいで。すなわち債券を株のように考える方法や。所有者は痛みに耐えられないか、損失のために追加の資金を供給してマージンコールに対応しなければならないみたいな感じで債券が取引されとる。だから債券が株のように急落することができ、短期の売り手や、株と同じようにマージンで購入する脆弱な人々がいるんだなということを理解していたら、今の債券市場の動きの速さをちょっとは納得することができるかもしれん。

 

正直、今のこの債券市場の崩壊は、先進国のものとは似ても似つかないものだとわいは感じるで。それで株式市場に影響が出る。例えば、スパイス会社のマコーミック。今日、彼らはわいがまあまあと思う決算を発表したんや。経営陣は多くのカテゴリーでの大きな強みについて語って、ガイダンスを引き上げた。中国の影響がなければ、マコーミックの結果はもっと堅調やったやろうし、彼らは中国が最終的にはきちんと回復してくると考えとる。

 

わいはマコーミックの株が今日は上がるかもと思ったんやが、この絶え間ない売りの津波のせいで、結局ほぼ8.5%も急落したんや。これこそが債券市場の影響や。わいはマコーミックの食品が好きや。ホットソースやマスタード、後は家で料理するために使用できるさまざまなものを買収も含めてどんどんラインナップを増やしてきた。一流の人気ブランドを持つ一貫した一けた台中盤%の成長率も素晴らしい。パンデミック中にわいらはこの会社の良さを学んだはずや。

 

でもやはり金利が狂っているから、マコーミックの一桁成長は評価されなかたりする。金利が上昇すると、利益に対する株価の倍数もどんどん小さくなければならないというふうになってしまう。なんでそういうふうになるのか?なんか一見わかりにくいこの話を、わいはいつもゴールドマン・サックスに勤めていたわいの一番最初の勤務日の話からはじめるんや。

 

わいはDelta Airlineの株を買うのがええとその時に思ったんや。当時わいは自分のことを優秀やと思っとって、個別の株の事実や数字にほぼ写真のような記憶を持っとった。そしてDeltaが今どれほどうまくやっとるかを知っとった。成績がどれほど良好であるか知っとった。旅行するする人々の数、さらには1マイルあたりの席の収益とかを考慮に入れて計算して、わいは今の取引されている株価よりも約20%高い株価であるべきだという目標を立てることができたんや。

 

ただ、自信満々のわいはそこで何を言われたか?30年物の債券金利はどうなっているか知っているのか?と言われたんや。その時債券は上がっとって、だから金利は下がっとった。そうなると、Deltaの株を買っている場合やないんやないか?はるかに優れた株がありはしないか?そんなこともわからん奴はもう帰っていいよと追われたんや。わいはこの恐ろしい瞬間を未だに忘れないで。いかに自分が物事が見えていなかったのか、そして青二才として謙虚になる必要があったのか。でもこういう経験が今日のような日にわいを助けてくれるんや。今日のマコーミック株はあの時のDelta株や。

 

結論やが、金利が下がるまで、つまり債券の価格が上がるまで、株式市場の下落の連鎖は続くやろう。今の状況はいきすぎだと思うか、との問いにはわいは、絶対にいきすぎやと思うと答えるやろう。だからわいは今日、わいのファンドでも株を買い増したんや(SBUXとAVGOを買い増し)。今日のような悪い日こそ、横によけておいた現金を働かせる時や。ただ、債券金利が上昇し続けるなら、わいらが今日買った株も下がるやろう。それは織り込み済みや。だけど長期で見たらわいは行きすぎやとおもっとるから買っとるわけや。だからといって今全部のお金をつぎこんだらあかんで。今のところ債券が全ての指揮を執っていて、株のラリーを許さなかったりするからな。

 

 

10月も今のところダメですね。

 

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