こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/12のMad Moneyはどうだったでしょうか。
わいはいつもCNBC Investing Clubで会員の質問に答えとるんやが、Mad Moneyでもそれをたまにはやっていこうやないか。今日は7個の質問に答えたいと思うで。
まず、ハワイのBrianさんからの質問や。「投資家として石油の方向性についてどう思いますか?さらに石油が下がる前に石油株を手放す時期ですか?」という質問や。わいのファンドは確かにエネルギー株の比率を落としたんや。ここら辺のコモディティー周りのことに関しては、いつもチャートの回でわいが紹介しとる、信頼するチャーティストのCarley Garnerの意見とかをわいは頼りにしとるで。彼女は石油価格は上昇の後停滞するかもというとる。ただ、そうはいっても、エネルギー株は一つか二つ、ポートフォリオにいれておいてもええんやないかと思うんや。わいの今のお薦めはCotera Energyや。石油だけではなくて天然ガスのビジネスもやっとる。こういう株を持っておくべきやと思うで。以前のMad MoneyでもCEOにインタビューしたんやが、素晴らしい会社や。
2つ目の質問は、Jimからや。わいじゃなくて違うJimや。「SoFiについてポジティブなことが聞きたい。あなたは以前、今年はAnthony Notoの年だと言っていたけれど、Sofiについてどう思う?」という質問や。SoFiのCEOのNotoはわいの古い友人やが、彼は以前CNBCの番組で、「自分は全然困っていない。銀行は大丈夫だし悪いローンはない。私たちは素晴らしい仕事をしている。」と言うたんや。そしてその後、素晴らしい株価の上昇を見せた。そしてその後は利益確定の波に打たれたりもしとる。今銀行はいけてない値動きやが、全ての銀行やフィンテックが悪いわけではないで。わいはSofiのこれからを信じとるで。
3つ目の質問はWesleyからや。「食品セクターの株が急落しています。Conagra、Campbell Soup、Darling Ingredientsとかは52週安値をつけています。PERは一桁近くになっています。なんでこれほど嫌われているのですか?ここで少しポジションを取るべきですか?この先方向性のが変わるとしたら、その先行指標はありますか?」さて、下落の理由としては2つあるで。1つ目は、国債の金利が上がることで、例えば今は債券投資で5%の利率を得ることができるから、リスクフリーで元本保証で5%とれるとなると、食品株のような高配当株の魅力が薄れてしまうんや。Conagraの配当も5%やが、保証されとる債券の方がずっとええと思わんか?
2つ目の理由は、GLP-1受容体作動薬のストーリーや。WegovyとかMounjaroや。これらの薬を注射器を使って注射すると、体重が減少し始めるし、食べ物が欲しくなくなるから、食品会社にとってここからまだまだそのような薬が広がることは打撃なんやないかと考えられとるんや。例えば、Campbell Soup一つとっても、わいはチキンガンボが大好きやが、将来はこのスープを半分食べた後で「もうこれ以上食べられない」と感じるようになるかもしれんのや。これが問題で、食品会社の商品のボリュームが減少するんやないかという懸念、これが彼らの株価が下落している理由や。減量薬が主流になって、保険会社がそれをカバーするようになれば、今のような食品のボリュームは必要なくなるかもしれん。だから食品株が混乱と呼ぶべき状態にあるということなんや。
四つ目の質問に移ろうやないか。またJimからの質問や。さっきのJimとは違う人やろう。たくさんのJimがおるな。質問は、「Boeingの株価は下落し続けています。買いの好機だと決定できるような要因は何がありますか?」わいのファンドはBoeingの株を持っとったが、あまりにひどいからだいぶ前に売ったんや。諦めたんや。この会社の問題は非常に特定的や。結局わいはこの会社は良く経営されていないと思うで。たぶん経営陣は現場のことをしらないんやないか。経営陣はもっと人々と話をして、連携を築いて、ありのままのおこっとることを見るべきやと思うんや。何が起こっているのかを把握せんとあかん。エラーがないことを具体的に確認せんとあかん。この会社はそれができてない。わいがこの会社を経営する立場にあったら、たぶん毎日工場の床で寝るやろう。南部や北西部の工場から離れないやろう。なぜならそれが飛行機を作るのに必要だからや。この会社は最高の飛行機を作るが、それには多くの助けと努力が必要なんや。
五つ目の質問は、FloridaのRobertからや。「NextEra Energyの株は大きく下落したけれど、今のレベルは長期的な買いとして良いと思いますか?」という質問やが、わいの答えは「いいえ」や。なぜならば、わいはこの株がなぜこんなに大きく落ちたのかを理解することができていないからや。理解的ないものは買うことができない。全ての人にとってそれは真理なんや。
ここからはCNBC Investing Clubの会員だったらお馴染みのJeff Marksにも加わってもらうが、六つ目の質問はMichiganのPeteから。「ジムよ、あなたのルールでは、ブルはお金を稼ぐ、ベアもお金を稼ぐ、だけど欲張り豚は死あるのみ、と言っているけど、それとは別にあなたは特定の株について、Own it, don't trade itともいっています。相容れないようにも見えるのですがどう考えたらいいのでしょうか。」これは素晴らしい質問や。わいはOwn it, don't trade itということをAppleとNvidiaに関していうとるんやが、そういう株が下落したらわいの言葉に疑問が投げかけられることも多いんや。やけど、わいが反論として言うのは、例外もあるしケースバイケースということもあるということや。どれだけ上がっても売らないということは、理論的には、AppleとかNvidiaで欲張りになりすぎる可能性もあるということや。
ただ、きちんと数字を見てみましょうということは強調したい。そうしたら、一見欲張りでも意外に欲張りに見えなかったりもするんや。Nvidia株は今の利益だと高く見えるかもしれんが、来年の利益だと安く見えてこの株を持ち続けることを正当化するかもしれん。ただ、ここまで素晴らしくてこれからのストーリーも素晴らしいから、もうこれらの株は持ちっぱなしにしようと決めるのは、主観的な問題でもある。いくらわいが、Own it, don't trade itといったって、どんどん上がり続ける株を少しずつ削ることは絶対ダメだとはいっていないで。自分のポートフォリオの中で特定の銘柄のポジションが大きすぎるようになってくると、規律をもって利確するのはええことや。そういうのは良い規律や。ルールには多少の柔軟性があるということや。
最後の7個目の質問はBennettさんからや。「よく分散されたポートフォリオの中では、特定のセクターとか株は最大でどれぐらいまで持てると思いますか?」わいの単純な答えとしては、一銘柄がポートフォリオの10%以上も占めるようになることは良いことではないと思うんや。セクターという意味でいうと、もう少し難しいかもしれん。あなたのホームワークとそれに基づく信念のレベルによって、セクターの過大評価、過小評価、それぞれあるやろう。2023年に入ってわいのファンドが不動産とかユーティリティーセクターの株を持たなかったのは、Fedが金利を上げる必要があるとずっとシグナルを出していたからで、当然そういうことに合わせてミックスやマッチングをしないとあかん。わからなければインデックスにお金をどんとおいてもええんや。わいのやり方を見たければ、是非CNBC Investing Clubの会員になってくれや。
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