こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの11/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。
わいのファンドはずっとLinde株を持っとる。この株は素晴らしい株で、先月の決算も素晴らしかったんや。堅実な数字を出して、これでこの会社はなんとここまで19回連続で決算の数字をビートしとるんや。この19回連続というのは本当にすごい数字で、ここまでマーケット全体だって山あり谷ありだったわけで、決していい時だけではなく厳しい状況の時も多々あったわけやが、そんな中でもずっと決算をビートし続けている堅実性は特筆に値するで。
今回、なんでわいがLindeを改めて持ち出したかというと、彼らのチームが最近興味深いことを言うたからや。それは何かというと、Linde株というのは、過去5年間で、毎年一年もかかさずに、SP500指数のパフォーマンスを上回っていて、そんな銘柄はSP500銘柄の中で14銘柄しかないということなんや。この五年間、どんなに混沌とした5年間であったか。そんな中で常にSP500を上回っとるということで、この株を持っていても夜にぐっすり眠れるという、そういう類の株なんや。
さて、じゃあその14銘柄は、Linde以外にあと何があるのか、気になるやろ?他の13銘柄を見る必要があると思うやろ?彼らは過去5年間連続でS&P500を上回るという、Lindeと同じエリートリストに入っとるんや。ということで、これら13銘柄を一つ一つ見ていきたいと思うんや。まず一つ目と二つ目は、半導体設計用のソフトウェア会社である、SynopsysとCadence Design Systemsや。これらはNvidiaの長年のパートナーで、彼らの半導体スペースのためのデザインソフトウェアは秀逸や。ここで注目すべきは、半導体業界というのは、上がり下がりが激しくてサイクル性がある、’ブームとバストの性質があるということで、その業界の中で、半導体産業の長期的な上昇を一貫してつかむ勝者だったということや。
ボラティリティの高い半導体の中で安定して上がっているということで言えば、三銘柄目のKLA Corpもそうや。彼らは半導体メーカーのための精密機械を作っとるんやが、普通はこういう資本設備メーカーは半導体市場の大きな変動に人質をとられる形になるんや。半導体の過剰在庫が問題になったら、ファウンドリーは拡張計画を後退させて、KLAの機械を少なく購入したりするんやが、そういう状況の中でもKLA株は2019年から今日まで毎年S&P500を上回っとる。これは驚くべき安定性や。この会社の売り上げはしかもこの期間におおよそ3倍になっていて、シクリカル的ではなく、連続的に成長しとるんや。
さて、安定13銘柄のリストには古風な名前の保険ブローカーがいくつか含まれていて、たぶんあなたは興味がないやろうが、わいは興味があるで。なぜならわいは儲けることに主眼をおいていて、儲けられればどの株も興味深いからや。ということで、四銘柄目と五銘柄目は、Arthur J. Gallagher & CoとBrown & Brownや。両方とも保険会社で長い間ビジネスをしとる。興味深いことに、保険株はここ数年まで別に印象的というわけではなかったが、Fedが金利を上げ始めて上昇したんや。保険会社はあなた達から保険料を取って、それを他のものに投資する。その投資先はしばしば債券で、だから債券金利が上がると彼らの収益も上がったりするんや。これらの保険ブローカー、すなわち他の誰かの代わりにポリシーを売る会社、特に商業ポリシーで生命保険とかではないもの、こういうものは、COVIDの前も、最中も、後も、安定しとるんや。悪くない会社たちよな。
他には何があるかというと、堅牢な工業株がいくつかあるで。例えば、六銘柄目に挙げたいのが、Trane Technologiesや。冷暖房とか換気とか空調とかの会社や。わいはTraneも好きやし同業のCarrierも好きやで。なぜなら今、古い建物をよりクリーンでエネルギー効率の高い空調制御システムに改装することにおいて、多くのお金が動いているからや。さらに、政府のインフラストラクチャ資金もここにふってくるやろう。Carrierの方は最近少し難しくなってきていて、なぜなら、ヨーロッパで大規模な買収をやったりしとるからやが、でもわいはそれでも好きやし、Traneも好きやで。
七銘柄目に挙げたいのは、産業機器メーカーのIngersoll-Randや。彼らは特殊な機械をたくさんつくっとる。特にフロー制御機器とかな。あとは、わいのファンドが最近新規買いした、最新の銘柄であるEatonを八銘柄として挙げておきたい。CNBC Investing Clubの会員の人は、わいが詳しく、なぜEatonを最近買ったのか、理由を理解してくれているやろう。Eatonはデータセンター、エネルギー移行、インフラ支出の再構築、多くの電気機器などでとても大きなプレーヤーになっとる。このセクターで最高の成長物語の1つになっとるんや。ただ、今こういう株は上がっとるから、買うとしても一気に全部のお金を投入したらあかんで。それは純粋な傲慢というものや。
次に、いくつかのインフラ関連のプレイがあるんやが、九銘柄目に挙げたいのが、全国で建設機械をレンタルするロールアップ企業のUnited Rentalsや。これは素晴らしい会社で、株価は過去10年間で600%以上上昇しとる。長年のアウトパフォーマンスの後でも、わいはまだこの株は安いままやと思うで。株価は今年の利益見積もりのわずか12倍や。わいはこの安さの点が大好きや。そして連邦政府のインフラ投資資金もここからどんどん流れてきて、これからも大きな勝者になると思っとるで。ただ、もしこの先金利が再び上がるようなことがあると、こういうレンタルビジネスが一番初めにダメージをうけることも理解しておかんとあかん。
10銘柄目に挙げたいのが、エネルギーや通信インフラの建設、修理、保守の専門請負業者のQuanta Servicesや。わいはこの会社を15年前にはずっと追っていたんやが、最近はあまり注目していなかったんや。この会社は明らかな安定した勝者やが、ただ株価はここ数ヶ月で大幅に下がっとる。わいはこの会社に関しては、皆さんにお薦めする前に、もっとホームワークをして調べてみたいと思っとるが、でも詳しく調べる価値は絶対にある会社やと思うんや。
続いて、もう少しユニークなところに移ろうやないか。11銘柄目に挙げたいのが、わいがもっとよく知りたいと思っているAmphenolや。この会社は主に通信ネットワーク用のハイテク部品を作っとるんやが、航空宇宙と防衛にも関わってとる。明らかに素晴らしいビジネスをやっとると思う。そうでなければ、5年間S&Pを上回ることなんかできん。ただ、わいはこの会社ももっと良く調べてからものを言いたいと思うで。
次に、S&P 500の最新メンバーのAxon Enterpriseが12銘柄目や。以前はテーザー・インターナショナルとして知られていたこの会社やが、わいは長い間推奨してきたで。なぜなら、彼らは大きな警察用ボディカメラ事業を持っているからや。カメラを作っとるだけではなくて、実際大きな儲けは、ソフトウェアビジネスからきとるんや。ソフトウェア・アズ・ア・サービス、SaaS部門や。彼らはそのソフトウェアで警察署がボディカメラからのビデオ映像を管理するのを可能にしとるんや。素晴らしいビジネスで、わいはこの会社が長い間好きなんや。
最後の13銘柄目に挙げたいのが、大手ホームビルダーのD.R. Hortonや。ホームビルダーは半導体セクターと同じく、ブームとバストのサイクルがある業界とされとるが、この株も5年連続でS&P500を上回っとる。現在、長期金利は高値からかなり下がっていて、だからホームビルダー株は現在の環境においてわいのお気に入りや。特にDR Hortonはこの前のカンファレンスコールで聞いたとおり、彼らのは在庫を一貫して回転させるように戦略を練っていて、それがワークしとるんや。マーケットが急激に冷え込んで、在庫過多に陥っても、この会社は規律を持って経営して、悲惨な事態を避けることができる。しかも彼らは手頃な価格の住宅を素晴らしいセレクションとして持っていて、彼らのウェブサイト等でそれを強調しとるんや。
結論やが、ここ5年間、毎年S&P500を上回る14の銘柄を見てきたが、ここまで安定しとると、普通に考えてここからもええやろうと思うやろう。だからこの14銘柄のリストは実質的にこれからも買いを考えられるショッピングリストというわけや。これらのどれもあなたのポートフォリオに素晴らしい追加となるやろうが、わいはでも今株が上がっとるから、買いたいときでも一度に全部買ってはだめで、まずちょっと買って、市場全体の引き下げを待つことが重要やということを強調しておきたいで。マーケット全体の下げに巻き込まれても、これらの株だったら下がってもすぐに戻ってくるやろう。でも買う時はなるべく安く買わんとあかん、それが鉄則やで。
注目銘柄ばっかりですね。
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