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【ジム・クレイマー】ブルには良い状況が来ている!?AIとリテールとホームビルダー!ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日は注目されていた雇用統計の発表があったわけやが、11月の非農業部門雇用者数は前月比19万9000人増で、予想の18万5000人増より多くて、失業率は予想の3.9%より低い3.7%に落ちたということで、経済は沈んでいなくて大丈夫なことが示されたんや。一方で賃金は予想よりはちょっと上やったがそこまでの賃金インフレはないということで、まさにソフトランディングに向かっていると主張する人たちを後押しするような結果だったことで、この日も株価が上がったんや。今日はダウは+0.36%、SP500は+0.41%、そしてナスダックは+0.45%やったで。

 

さあ、この雇用統計の結果でわいは来週のFOMCに対する心配がなくなったんや。早速来週のゲームプランにいきたいんやが、一番の注目は水曜日のFOMC後にどのようなFedの次の動きが発表されるか、や。パウエル議長がどういうのか。彼に対する否定的な意見を持つ人も多いのは知っとるが、やけどインフレの過熱は彼のせいではないで。世界中で似たようなことがおこっとるのがその証拠の一つや。彼は忍耐強くインフレに対処したんや。必要とされる厳しい行動を取って急激に金利を上げて、インフレの過熱を鎮めようとした。

 

昔からFedの次の動きを予測して馬鹿げた推測ゲームをすることで儲けようとするトレーダーがたくさんおるんやが、そういうトレーダーの短期的な意見とか聞いても無駄やしむしろ害悪や。そういうトレーダーは、せっかく利下げ期待が出ていたのに比較的強かった今日の雇用統計で利下げ期待が後退したとか何とか騒いどるが、そんなことをわーわー言ってどうなるんや?わいは利下げなんかまだまだ視野に入らん、議論するには早すぎると前にも言うたはずや。馬鹿げた議論にあなた達が巻き込まれてほしくはないで。

 

経済について悪いニュースが株式市場にとって良いニュースの時も多いが、今は経済にとって良いニュースが株式市場にとって良いニュースや。なぜならFedが何もすることが無い時がええからや。パウエルはインフレとの戦いに勝っとるんや。パウエルが勝っている限り、そしてその上で経済が依然として雇用を創出し、比較的低い賃金のインフレがある限り、彼は彼の使命を果たしているということになるし、彼は金利を下げる必要も上げる必要もない。そういう状態がまさにわいらが株を持ち続けることを正当化するんや。

 

さて、雇用統計の結果からFOMCでの波風は心配していないということで、来週他に何があるのか見ていこうやないか。決算シーズンのピークはとうに過ぎたが、まだまだ大事な注目決算がいくつか控えとるんや。まず月曜日はOracleの決算発表があるで。普通この会社の決算はそれほど物議を醸すことはないんや。通常はこの会社は堅実なソフトウェア会社で、株価は手ごろな低価格で取引されていて、ほとんど決算の数字を逃すこともないからな。ただ、前回の決算では皆が失望を感じで、株価は126ドルから100ドルに急落したんや。

 

2年前にCernerという電子カルテの会社を280億ドルで買収したことについて、Oracleはその買収に過剰な資金を投入してしまったと考える人々と、この買収がOracleをAIベースの強力な企業に変えるのを助けると考える別の人々との見解の相違がずっと続いとる。結局前回の決算では前者、すなわち買収が痛手だったと思う否定派が勝利して株価は急落したんやが、でもそれ以来、マーケット全体が10月下旬に底を打ってから、株価は上昇し続けとる。なぜか?それはウォール街がAI革命に再び恋をしているからや。わいのファンドはOracleの株を持っとるが、今回の決算はこの会社にとって強気派が正しいことが証明されると期待しとるで。特に、伝説的な創業者のラリー・エリソンがOracleビジネスのAI移行のアジェンダにめちゃめちゃ関わっとるんや。

 

さて、火曜日はJohnson Controlsの決算発表があるで。冷暖房空調設備の会社やが、同業のCarrier Globalの株価は今日4.5%も上がっとる。ホテル用ロックとかを製造するGlobal Access Solutions事業を49.5億ドルでHoneywellに売却することで合意したという報道があったからや。Johnson Controlsはわいはこれまで避けてきたんや。わいが欲しい成長を持ってない会社やからな。ただ株価は今年4%以上下がっていてCarrierみたいに上昇してないから、ここからどうなるのか注目する価値はあると思うで。

 

水曜日はもちろんFOMCとパウエル発言に注目なわけやが、それ以外に注目なのはAdobeの決算発表や。Adobeは大企業の顧客だけでなく、すべての人のためにGeneratice AIを機能させるミッションに取り組んでいるとことや。ます。CEOのShantanu Narayenは常に驚くべきリターンをあげてきたし、今回それが変わっているとは思わんで。ただ、決算後この会社の株価は荒れがちや。コンピューターによる高速取引とかを巻き込んでいろんな変な動きをするのに巻き込まれないでほしいで。決算直後の株の動きで、会社の業績について真剣な判断はできないんや。カンファレンスコールもじっくりと聞かんとあかん。

 

1年以上前にAdobeはFigmaというデザインプラットフォーム会社を買収することを決めたんや。値段は高価やったが、わいは素晴らしい買収になると思うで。今やFigmaのツールはとても愛されているから、Figmaが200億ドルの価格に値すると思っとる。ただ、アメリカとヨーロッパの独占禁止規制当局は抵抗するかもしれん。彼らはこの買収が競争を阻害すると主張しとるんや。この買収の進展でなにかコメントがあるのかどうか注目したいで。

 

木曜日は最高級の会社たちの決算発表があるんや。CostcoとLennarや。実はCostcoの決算発表はいつもかなり盛り上がりに欠けるんや。なぜなら彼らはそもそも毎月の数字を発表するから、Costcoがどのぐらい良くやっとるのか皆見当がついとるんや。わいは今回の決算で彼らが今の顧客需要はどうなのか、インフレ経済についてはどういうのかを聞きたいで。わいのファンドはCostcoを持っとるが、決算後一時的に下落することがあることも承知の上や。でもわいはここ数か月、この会社に関しては心配してないで。心配しないという状態に彼らは値すると思うで。

 

さて、今週シアトルに来てAmazonの本社とかを訪れて、改めてリテールの中でもeコマースは万引きの問題がないビジネスで素晴らしいと思ったんや。オンラインのやり取りをかすめ取ることは誰もできないからな。同様にCostcoも万引き問題がないんや。だって会員制で、そもそも会員しか店舗の中に入れないようになっとるんやから。無料でずかずか店舗に入れるリテールが大半なのに、わざわざ会員制のところで物を盗もうという奴はおらんのや。

 

さて、以前のMad MoneyでToll Brothersが素晴らしかったということをいうたが、木曜日のLennarはどうやろうか。Toll Brothersの決算を聞いた時、わいは他の素晴らしいホームビルダーももっと評価に値するんやないかと思い直したんや。どうなるやろうか。水曜日のFedのインフレとの戦いに対して姿勢も影響を与えるかもしれんな。もしかしたら決算後に大きな上昇があるかもしれんで。

 

最後に金曜日はDarden Restaurantsの決算発表があるで。この会社ほど、人々が余暇に使うお金の使い道をよく理解している会社は少ないやろう。リテールとかレストランチェーンから、消費者は価値を求めていると聞き続けとる。そしてDardenは消費者が望む価値を提供しとる会社や。彼らは売上高の細かい分析を行うんや。だから、彼らの決算を聞けば経済について多くのことを学ぶことができまるんや。決算後株価がどうなるのか予想は難しいが、ただただカンファレンスコールを聞こうやないか。

 

結論やが、今日の雇用統計は来週のFOMCを前に素晴らしい数字やったと思う。わいの心配点は減ったんや。ブルにとってはええ状況が来とると思う。来週まだまだ存在するキーとなる決算発表に注目して、AI、リテール、ホームビルダー、レストラン、諸々の状況をつかみながら引き続き株式市場に注目しようやないか。

 

 

良い状況に見えますよね。

 

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