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【ジム・クレイマー】この二日間で目の当たりにした驚くべき変化!これが続くわけがない!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

時代は変わり続けている。そして株式市場においてはここ二日間でがらっと変わった。何が変えたかというと、Fedのパウエル議長や。ここまで機能していた古い秩序を破壊したようなものや。パウエル議長は、3会合連続で利上げ見送りを決めたFOMC後の会見で「利上げのサイクルのピークにいるか、それに近い」とはっきり言うたんや。今までの姿勢とは大きなハト派への変化や。FOMC参加者の政策金利水準の見通しのドットチャートも、来年は三回も利下げがあるんやないかという風になっとる。Fedでの議題が利上げから利下げに明らかに焦点が移ってきとるんや。

 

昨日はFOMC後に大きく株価が上がったわけやが、今日も続伸の日になって、ダウは+0.43%、SP500は+0.26%、そしてナスダックは+0.19%やったで。しかし、これまでの動きが混乱していく様はまさに衝撃的やったんや。ショッキングという言葉が似あうで。今までは荒野の七人銘柄に牽引されとったんやが、今日の動きは全然そうじゃなくなっとるんや。Appleは強気なアナリストのレポートが出たにもかかわらず、今日株価は何も動かんかった。Amazonはホリデーシーズンで素晴らしい話が聞こえてくるにもかかわらず、0.95%も下落したで。Alphabetは0.48%下落した。

 

Twitterから逃げ出した広告主が向かっているとされとるMeta Platformsも-0.47%やった。Microsoftは今最も手堅いビジネスのポートフォリオを持っとると思うし、オープンAIの先駆者的な巨大投資は見事の一言やが、今日は-2.25%や。Nvidiaは半導体のキングやが、今日はプラスやったがでも時代の変化を感じる。今日荒野の七人銘柄で意味のあるラリーを見せたのはTeslaだけや。ほぼ5%上昇したんやが、これはたまたまなんかじゃないで。この前の決算のカンファレンスコールでイーロン・マスクが言うとったことを覚えとるか?彼は高い金利が顧客の車の購買意欲を鈍化させとると嘆いとったんや。ということは、Fedがハト派になって利下げが焦点になって、債券金利が下落している状況では車会社は良くなるに決まっとるやろ。

 

とにかく昨日、パウエル議長が歴史的な金融引き締めサイクルを効果的に終了させた時に、株式市場はがらっと変わったんや。今債券金は再び下がっとる。Tesla以外の荒野の七人銘柄の良さは何やった?金利の上昇にも免疫があるしっかりしたビジネスとバランスシートが彼らの売りやったやろ?それぞれの会社が特別なものを持っていてしっかり稼いでいるから、金利が高くなっても大丈夫、それが彼らの素晴らしい点やったんや。もちろん、金利が低くなったら彼らは更によくやるやろう。ただ、金利が下がってきたら相対的に更によくやるだろうと見積もられる会社があって、それらの株がより上がっとるんや。荒野の七人銘柄と主役を交代しとるんや。

 

ここまでダメだった株が見直されとる。昨日、Fedが声明を出した時点で、これまではその繁栄に低い金利が必要で、高金利下では道路で惹かれた動物の死体のようだった株が、息を突然吹きかえしたんや。それらの株を具体的にいくつか見て、どうなっとるのか確認しようやないか。まずはFordや。ここまでこの株は全然ダメやった。ストライキの影響ももろにかぶり、労使交渉の結果より高い労働コストに苦しみ、EVの高いコストにも苦しんで、株価は下落しとった。

 

ただ、この日、様相は一変したで。さっきTeslaのところで言うたが、金利が下がってきたら顧客のローンが楽になり、顧客がより安価な資金調達をできるようになるから車がより買われるようになるやろう。しかも経済のハードランディング、すなわち不況は起こらないやろう。しかも彼らのF150ハイブリッドは素晴らしい。今の時点でしかもFord株には5%の配当がある。国債の金利が低下して来とる今、配当株の配当の魅力が復活してきとる。ここまで5%の金利は国債で得られるものと競合してきたんやが、これからは5%の配当ははるかに魅力的に見えることになるやろう。そういうことがあわさって、Fordの株は今日でしょう。そのためフォードの株は今日1日で7.47%も上昇したんや。

 

次はCaterpillarや。今日株価は6%以上上昇したんやが、これは彼らのビジネスがいきなり好調になったからじゃないで。ショートが踏みあげられて上がっとるわけやが、ショートしてきた人が慌てて株を買い戻している理由は、これから何がおこるかということについてや。減速する経済に対して多すぎる在庫を抱えているとみなされとったが、今回の状況の変化で、ハウジング会社も更に良くなるやろうし、そういう新規ビジネスが増えることで今の在庫は普通にはけるやろうという思惑が復活しとるわけや。

 

後はFoot Lockerはどうや?今日なんと株価が10%も上昇したんや。そもそも株価は5月の40ドルから8月の安値で15ドル以下に落ちとったんやが、これはもしかしたら経済のハードランディングがあるかもしれん、そうしたら彼らの低所得の顧客ベースに大きな影響があるやろうと思われとった。それが今回の状況変化で明るさが戻って来た。今のCEOは昔Ulta Beautyを見事に立て直したメアリー・ディロンや。Foot Lockerもターンアラウンドをなしとげようとしとって、その努力が実を結び始めている。Piper Sandlerのアナリストからのアップグレードもあって、大きく株価が上がったんや。もうこの会社の危機は去ったんやないかと言われとる。

 

さて、今の状況で上がっとる株のわいのお気に入りは、ここまでずっと良いと思われてきていなかった銀行セクターのWells FargoとMorgan Stanleyや。どちらも今日約6%株価が上昇したんや。多くの人がおそらく覚えていないか、若すぎて知らないかもしれんが、Wells Fargoはかつては断然購入しなければならないという銀行株やった。ただ今は、多くの悪評や過去に行った悪事のために、プロメテウスのように縛られ、政府の調査や規制にがんじがらめにされとると見なされている。ただ、こういうことはほぼ終わりに近づいていて、ここから解き放されるポテンシャルは株価にどう反映されるのか、更に見ていきたいで。

 

Morgan Stanleyに関しては、ウォール街は前決算がひどかったと見なしていて、株価は数ヶ月間低迷して、決算後に80ドルから70ドルへと急降下したんや。わいはその下落の際に擁護して、普通の環境になったら彼らはより良くできると言うとったんや。そして今Fedが落ち着いたら、MS株が急上昇することが知れたやろ。ちなみにこういう驚くべき株の再評価は、Enphase Energyのようなソーラー株でも多くおこっとるで。ソーラー株が下がっとったのは、ソーラービジネスがもう駄目だというわけではないんや。わいはずっと言うとったが、要はファイナンスの問題が大きかったんや。金利が上がっていっている時の資金調達が問題やった。でも今は、利下げが俎上に乗っとることをわいらは知っとる。だからこの株は昨日は8%、今日は12%も上がっとるというわけや。

 

これらの動きはまさに驚くべき動きや。そしていくつかの動きはおそらく大きすぎるんやないかと思う。一月や、下手したら一四半期、いや、一年かけておこるような動きが一日や二日でおこってしまうという、驚くべき変化をこの二日間目の当たりにしている。これが続くわけがない。実際ここから反発もあるやろう。ただ、この信じられないほどエキサイティングな48時間は、株式市場のリーダーシップの変化を如実に見せてくれている。時代は変わっているということをわいらにつきつけている。そしてやはり多様性をもった分散されたポートフォリオの重要性を教えてくれとる。今は荒野の七人銘柄の外にもホットな動きが目白押しなんや。

 

 

クリスマスプレゼントをパウエルさんからもらった気分です。

 

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