こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/4のMad Moneyはどうだったでしょうか。
2024年に入って株式市場全体を見るとなかなか株価が上がらないように思うよな。今日はダウは+0.03%やったんやが、SP500は-0.34%、そしてナスダックは-0.56%と続落の日になったで。ただ、この指数の動き全体を見て今の株式市場がダメやと思ってないか?そんなことは全然ないんや。たしかにアナリストによる評価には格下げをくらっている銘柄もある。例えば今日はAppleや。この株はもう四日連続の下落なんやが、そもそもいろいろなアナリストが既に格下げしとったんやが、今日もそういう格下げがあって、iPhoneの販売台数が低調だの、Mac、iPad、Wearableの分野も回復が見られないだの、中国のマクロ経済状況の弱体化が痛いだの言われとるんや。
わいは次はだれがApple株を格下げするんかなと思っとる。極端に悲観的な見方が続いとると思っとる。ただ、こういう荒野の七人銘柄の巨人の株価が下がってくるということは、実は株式市場全体にとっては素晴らしいことなんや。荒野の七人銘柄から抜けたお金がいろいろな場所に行くことができるからな。実際、今日はいろいろな株で投資レーティングの変更があったが、45のそういうもののうち、ほとんどは格上げやったんや。株式市場が今わいらに問いかけとるのは、もはやMagnificent 7の株だけを話題にする必要はないということや。
もうメガテック株にたよりきりの株式市場ではなくなったんや。マーケットのその他の部分がより強くなっとる。ということはわいらもそこに注目していかんとあかんということや。結局のところ、わいらはなんで株式投資をやっとるんや?自分のお金自身に働いてもらって、増えてもらうためやろ?そうだったらお金がそんなに増えないところに置いておくより、増えるところに置いておいた方がいいに決まってるやないか。今、荒野の七人銘柄はお金が増えない場所になってしまっとる。対照的にお金が増えているところがあるならば、そこに注目するのは当然のことやろ?
例えば今日アナリストが称賛したのは、これからの地方銀行株のことや。ComericaとかHuntington Bancsharesの株とかが信じられないぐらい安いと言われとる。10か月前にはとても聞かれなかったことや。あの時思われとった危機は大げさだったということや。今地銀の株はマーケットで最も安いセクターの一つや。後は例えばAmerican Expressなんかは、今日二つの会社がアップグレードをして、この株を今年のトップピックにしたんや。この株は既に安値から大きく回復して今$187やが、更に$30ぐらいは軽く上がると思っとるんや。
後はFirst Horizonも、一株あたり$25で買収提案を受けたよな。これは結局規制の問題で破談になってしまったが、今$14の株に$25の値がつくようになっとるんや。後は今朝、Wells FargoはHome Depot株をアップグレードした。みんなこの会社を知っとるよな。ホームセンターで、配当利回り2.47%や。金利が急上昇していた時はみんなが心配していた銘柄やが、でも今、金利が下がっとる。このような状況は、長期的に、そして構造的にハウジングマーケットを正常化させてより活発化させる方向に動く。Wells Fargoだけではなくバークレイズも格上げしとるが、わいは彼らの、ここからより強い需要レベルが見られるようになるという賭けに同意するで。
後、バークレイズはなんとDollar Generalも格上げしとるんや。彼らの2023年のパフォーマンスは全然良くなくて、去年は何か良いことを言うのが難しいほどで、もし言われても誰も相手にしない状態やったが、でもこの日は格上げがあったから株価が2.65%も上がったんや。少なくとも今、わいらは荒野の七人銘柄からこれほどの上がりを得ることはできないやろ。状況が変わっとるのが如実にわかるやろ。あと、わいはMerckのアップグレードがあったのも大大大好きや。株価は利益の14倍やが、平均的な製薬株は16倍やから割安や。
Merckは野心的なCEOのRobert Davisの下で、世界で最も偉大ながん治療薬の一つであるKeytrudaから得たお金を使って、新しい薬のパイプラインを構築するためにがんがんいっとる。わいは去年Merckがプロメテウス・バイオサイエンシズを100億ドル以上で買収したことは素晴らしかったと思っとるで。なぜならプロメテウスは過敏性腸症候群のための素晴らしい薬を持っとって、それはここからまだまだ巨大なお金になる可能性があって、しかもそれは今のMerckの業績にまだ反映されていないからや。
あと、Morgan Stanleyは保険会社のAllstateをアップグレードしたんや。そのことで今日この株は+2.41%も跳ね上がった。皆上がり足りていないものを欲しとる。そういう意味では今日、利益の5倍未満で売られている超割安のGeneral Motorsの株もアップグレードされた。今のこのような株たちのフットワークの軽い上昇具合を、荒野の七人銘柄で見れると思う?荒野の七人銘柄が去年どれだけ大きく上がったのかを考えると、難しいかもと思わんか?荒野の七人銘柄だって下落が続いて割安になればアップグレードもあるやろうが、今はまだそういう状況ではないということなんや。
あの、ずっと酷評されてきていたVerizonですら、ついに何人かのアナリストが推し始めた。彼らは、今この会社の5Gへの投資において風向きが変わってようやくバランスシートに回復の兆しが出始めたとしとる。しかも配当が6.75%の利回りや。魅力的に見えるかもしれん。わいは別に、手放しでこういう株に再び幸せな日々がやって来たと言っているわけではないで。ただ、まだまだマーケットが荒野の七人銘柄に引っ張られていると考えている人が多い中で、そうではないということをはっきりとしておきたいというだけや。
Microsoftは今日こそは上がる日になると思ったが、午前中は好調でなぜならPCにAIプラットフォームのコパイロットのボタンを追加するという話があったからやが、株価はその後失速した。あと今日、Amazonがホリデーシーズンのオンライン注文が驚異的な29%の増加があったことを発表したんやが、昔ならこれでAmazonの株価は大きく上がってもおかしくないようなニュースやったが、でも大きくは動かなかった。これが現在の状況や。わいは、このリーダーシップの変化が今月更に進んでいくにつれて、より顕著になるんやないかと予想しとるんや。
結論やが、わいは今のマーケットは奇妙にも楽しいと感じとる。なぜなら今までアメリカのマーケットは荒野の七人銘柄とそれ以外の493銘柄でわかれていたのが、揺り戻しで今までの逆の動きになって、二つに分かれたマーケットが一つに戻ろうとしとるからや。マーケットは結局分断されたものではなく、一つのマーケットの存在を望んどるんや。今まではどうあっても荒野の七人銘柄が支配的やったが、そこからお金が抜けてその他の銘柄にいっている。大規模なローテーションが起こっている。これはもしかしたら、荒野の七人銘柄が再び割安と思われるレベルになるまで、ある程度長い間続くかもしれない。そのことを頭に入れてここからの相場を見ていこうやないか。
粘り強くいきたいですね。
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