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【ジム・クレイマー】ブルマーケットに必要な二つの要素!早くも一つが黄色信号!?もう一つは明日から!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

もしかしたらここからブルにとっては簡単な道のりではなくなるかもしれないな。この日はダウは+0.04%、SP500は-0.07%、そしてナスダックはフラットやったんやが、株価ははじめ大きく下がって、でも持ち直した日になったんや。もしあなたがブルならば、あなたは経済のソフトランディングに賭けているわけで、それには二つのことが正しくいく必要がある。一つ目は予想よりも高いインフレ率の数字が出ないことや。もしインフレがぶり返しでもしようものなら、Fedがよりタカ派になってしまうからな。そして二つ目はこれからどんどん明らかになると思うが、それぞれの会社の決算がとてもいいこと。とにかくこの二つが揃わないとここからのブルは厳しいで。

 

そんな中なぜ今日は株価が一時下落したのかというのは、一つ目のインフレ率のところの暗雲を皆が見たからや。今朝、注目されとった12月の消費者物価指数が発表されたんやが、予想より強い数字やったんや。だから、気の早い人は3月の利下げをもくろんどったわけやが、Fedがどんどん利下げをするという観測が強いCPIの数字で後退したんや。3月に利下げするにはまだまだ経済も消費も強すぎるんやないかと皆思ったんや。今超強気な人たちはFedが今年6回利下げすると考えとるが、そういう人たちはこの日のCPIの数字に非常に神経質になったやろう。彼らの理論には全くあわない数字や。

 

さて、明日から本格的に決算シーズンが始まるんやが、もしそれぞれの決算も冴えない場合は、さっき言った二つの要素、両方とも黄信号ということで、ここまでとても良かった2024年の株式市場の動きの外壁にひびが入る感じになってしまうやろう。ちなみにやが、明日のMad Moneyはスペシャルバージョンでカンザスシティのチーフスのスタジアムからお送りするから楽しみにしておいてくれや。チーフスはドルフィンズと土曜日にプレーオフの試合や。楽しみやで。この試合はNFLで初めての独占的なライブストリームプレーオフゲームや。Peacockで見れるんやで。

 

さて、話を戻すが、CNBC Investing Clubのメンバーの人は重々承知やろうが、わいは今のこのマーケットに慎重姿勢を崩したくないんや。昨日もいうたが、アナリストがポジティブなことを言うだけで株価がするする上がる時は注意した方がええ。まあでももちろん、ブルたちは簡単には引き下がらないやろう。今日の株価の上昇した例をいくつか見ておくと、わいのお気に入りのSalesforce、アナリストが目標株価を$300に引き上げたりしたから、株価が上昇したんや。CEOのマーク・ベニオフは利益率と収益性の向上にますます集中しているからというのが理由や。やけどわいはそんなこと、過去に何回も言うてきた。別に新しいことでもなんでもないで。でも株価は上がる。

 

Nvidiaだってそうや。わいはさんざんこの会社はすごい、AI時代の寵児やと言うてきて、でも今日だってまだまだ上がっとるんや。CESでいい発表があったが、でもそれとてもはや新しいニュースでもなくなっているのに、や。あと、Microsoftは株価が上がったことで、時価総額でAppleを抜いて首位を奪いとったよな。でもこれも、AI分野の競争で優位にたっていることが好感されとるが、そんなこと今にはじまったことではないで。

 

一方で今朝の高いCPIの数字は別に債券の売却を引き起こさんかったんや。実際債券はラリーしたりしたで。債券金利も上がった後に下がった。その結果ユーティリティーセクターや銀行株のような金融セクターも下げたりした。銀行に関してはJPMorgan、Citigroup、Wells Fargo、Bank of Americaは明日決算発表があるから、とりあえずそれがどうなるのか見てみないとあかんな。あと、他のものに目を移すと、ちょっとこの日は株式市場が少しの間脇役だったりもしたんや。

 

なぜならば、今日は、SECがビットコイン取引商品を承認して実際に取引された日になったからや。注意してほしいのは、わいはETFが承認されたとは言ってないで。他のニュースとか情報源ではそういうとるところもあったり、そう聞こえるかもしれんが、厳密にはETFではなく、Exchange-traded products (ETP)や。ちょっとややこしくて、ETFはETPに含まれるわけやが、実はこの違いは重要やったりするんや。取引できるようになった信託は商品を所有しとるが、証券ではない。すなわち投資家は、発行者の利益相反を保護する1940年の投資会社法、または「40アクト」として知られる恩恵を受けることはないんや。

 

これは実は良くないことで、このようなものに投資する際には、可能な限り最大の保護を受けたいと思うから、ETPではなくETFがええと望むのが本筋や。今はそれほど重要に見えないかもしれんが、交換取引商品がお金を正しく扱わないことが判明した場合には重要になるやろう。わいが詳しく説明する時間がないにもかかわらずこのことに言及するのは、多くの人がETFが受けられるような保護を当然と思っているからや。ちなみに普通はこういう時は噂で買ってニュースで売るみたいになるんやが、この日はBitCoinは売られなかったな。依然として高くなったんや。

 

わいの見解では、BitCoinはポートフォリオにおいて適切な位置を占めるということに市民権を得たのかもしれんが、それでも他の多くの暗号通貨は私にとってはワイルドすぎるし、注意が必要やで。規制当局は、実際に存在しないように見えるコインから誰かを守ることはできん。わいはそのことが大嫌いやし、わいもあなたを守ることはできん。しかも、こういうBitcoinへの熱狂はFedが見たいと思っているものとは逆のことやろう。Fedは歴史的に投機をインフレと見なして、潜在的な利益を捕らえるための借入を作り出すことは望んでないんや。そしてETPによって率いられる株式市場も決して望んでないんや。まあでも物事はこれで落ち着いたように見えるで。Coinbaseの株も-6%以上今日は下落したからな。

 

結論やが、ブルには二つが必要や。適切なインフレのおさまりと各企業のいい決算の数字や。今日は適切なインフレのおさまりに疑問符がついたようなCPIの発表やった。これを本来スリーストライクが普通の野球で、ツーストライクしか許されない場合で、ストライクが一つとられたと考えてみてほしい。もし明日から始まる決算で冴えないものが続いたら、ツーストライクでアウトや。そうなったら、今日の日中のような株価の持ち直しが見られるとはわいは思わんで。

 

 

ツーストライクになりませんように。

 

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