こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/16のMad Moneyはどうだったでしょうか。
ようやくマーケットの下落が見られるようになってきた。あまりにここまで簡単に株が上がっていたように見えたから、株価が下落するのは自然なことや。今日はダウは-0.62%、SP500は-0.37%、そしてナスダックは-0.19%と下落の日になったで。ただ、ナスダックは終了間際のラリーを見せたから、まだまだ買いのパワーがあるということが見られたけどな。わいは別にベアでもなんでもない。ただ、多くの株であまりに順調な上昇が見られていて、そういう風に無休で絶え間なくラリーがおこらなければいけない理由はないんや。
アナリストが価格目標を上げるたびに、ただ上昇し続ける株が多い。わいはこの先もどんどん伸びていくと固く信じているサイバーセキュリティセクターですら、短期間であまりに順調に伸びすぎやから、今はちょっと株価が下落して落ち着く必要があると思うで。いくらマルティプルエクスパンションが見られているとはいえ、そしていくらわいが荒野の七人銘柄をこれからも応援しているとはいえ、実際に株価上昇に値するいいニュースが出るまでは株価がある程度落ち着かないとあかんと思うで。
Nvidiaの株価は好調で、彼らは商務省と協力して、中国のゲーム市場用に使われている半導体を作成したんや。わいらはこの会社は中国市場を失うと思っとったが、素晴らしいニュースやと思うし、後はわいはMicrosoftも気に入っとるで。コパイロットのAIヘルパーから新しい収益源が得られているようで、かなりうまくいっているようや。ServiceNowも、AIを日常業務に統合する方法を見つけたいと思っている多くのクライアントを獲得しとる。ただ一方で、実際に何をしているのか分からないまま、積極的にAIに取り組んでいると吹聴する多くの企業がある。例えAIへの取り組みを主張していても、ただのスプレッドシート機能に毛が生えたようなものがもしれんから、気をつけんとあかん。
とにかくどうであれ、同じ古いニュースが繰り返し報じられるたびに株価が上がり続ける状況とちうのは良くないんや。そんな状況が持続するはずがない。それが今起こっているや。いくら将来性がある企業でも、急激に株価が上昇し続けてきた株は、少なくとも一部は利確するべき候補にいれるべきや。わいは、今のマーケットで新しく作り出されたバリューのほとんどが、多くの人がFedが利上げを休止して利下げに転じると信じていることに起因していると思っとる。
Fedは今、物価が下がり始める転換点を早く迎えることを望んどる。今日注目されとったのはFedのウォラー理事の発言やが、彼は、インフレが再燃しなければ、Fedは今年利下げすることが可能だとの認識を示したうえで、でも、利下げは秩序立った慎重なペースで進めるべきだということを強調したんや。利下げに対するオープンな姿勢は示しつつ、でも超楽観的な人たちは年内に6回もの利下げを見込んどって、そういう見方についてはけん制した形や。
果たしてインフレは本当にこれからもおさまるのか。経済は崩れることはないのか。ソフトランディングに本当に進んでいくのか。ある程度雇用は崩れる必要があって、大量の解雇や賃金の低下がこれから見られるのか。まだまだ見ていかんとあかん。そして、それだけでもややこしい状況に、地政学的な危険性がややこしさに拍車をかけるで。ここにきて原油価格の上昇のリスクが高まっとるかもしれん。今ウォール街は、中東の武装紛争を完全に無視している形になっとる。紅海での争いも、だから輸送ルートが閉鎖されとることも誰も気にしてないかのようや。
先週Carly Garnerのチャートの回があったやろ。今はシーズナルパターン的に石油価格にとっては上に行く時で、もしかすると一バレル当たり100ドル近くになるかもしれん。残念ながら、高い原油価格はわいらが購入するすべてのものの価格にあまりにも大きく影響して、インフレ要因になるから、Fedにとっては望ましいことではない。ただ、わいは現実を見ないとあかんと思う。紅海の紛争は日に日に悪化しているように見える。皆この問題を無視しとるように思えるが、現実をこれからも見続けていかないとあかんと思うで。
他に何が注目の話題かというと、やっぱり仮想通貨や。わいは別に誰もが仮想通貨を所有する権利があると思うが、無謀な投機や、ETF承認にかこつけた上昇については支持してないで。ETPの取引開始にニュースでBitCoinは一旦落ち着いたように見えた。噂で買ってニュースで売れという状況になっとる。果たしてここからどうなるのか。わいは安易にこれに乗ってほしくないと思っとるんや。例えばキャシー・ウッドのような人たちがBitcoinについて延々と話しとる。彼女はここからさらに3,000%上昇する可能性があると言うとる。
わいは安易にそういうことを言いふらさないでくれ、と思っとるで。例え彼女が実際にそれほどBitcoinが伸びると思っていたとしても、発言には責任を持ってほしいと言いたくなる。彼女は無謀な投機を助長しているように見える。歴史的に、そういうことをする人は、多くの人々に多額の損失をもたらしてきた。キャシーが言うとることは時間枠が2030年と遠いために、なんかごまかして責任逃れができそうな雰囲気があるが、このような価格目標が出されると、人々はそれに乗せられて購入に踏み切ってしまって、もしここからBitcoinが更に下落したら、それに簡単に巻き込まれてしまう。
人によってはお金をどんどん借りてまで仮想通貨に投資をする。そして挙句の果てにより大きく傷ついたりしてしまう。なぜ誰もキャシー・ウッドをこの点で厳しく指摘しないのか?彼女がこのような馬鹿げた宣伝をすることが本当に問題ないんか?彼女だけが多くの人々を傷つけるライセンスを持っているとでもいうのか?彼女が自身でいろいろなことを信じるのは自由やが、どうせ説明責任なんか果たさないだろうというところがダメやと思うんや。
さて、先週のJPモルガンヘルスケアカンファレンスに出席して、わいはヘルスケア株が少なくともいくつかはここから逆転の動きが出始めると思っとる。実際いくつかの株をわいはブルペン銘柄に加えた。もし優良ヘルスケア株が下落したら、買い集めたいと思っとるで。あと、JPMorgan株自体も最高の決算の後で下落しとるが、わいはこの下落は買いのチャンスやと思っとる。Morgan Stanleyにも同じ意見や。結論やが、まだまだ株式市場の下落を待とうやないか。そして下落したところで引き金をひくんや。
トランプの復権が報道されていますが、どうなるのでしょうか。
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