こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/31のMad Moneyはどうだったでしょうか。
わいはそんな気がしとったんや。今日のFedの言動のことや。わいはこれまでもたびたび、今利下げをしなければいけない理由はないように見える、と言うてきたよな。もし企業が大規模な解雇を伴う破産に至ったりしそうだったら、もし銀行が至る所で潰れたりしそうだったら、もし失業率が5%から6%に上昇していたとしたら、そして皆が仕事を探すのに苦労していたら、その時はFedは金利を下げるべきよな?だけど今はどうや?わいらには豊富なビジネスの機会があり、銀行もまだまだ元気で、失業率もまだ4%以下や。
そういうことを考えると今日、Fedが金利の据え置きを決定したのは正しいし、パウエル議長がFOMC後の記者会見で、3月を利下げ開始の時期と特定するようなものは見られなくて、3月の利下げは最も可能性の高いケースとは言えない、と言うたのも当然のことや。わいにとっては驚きでもなんでもなかった。にもかかわらず、ダウは-0.82%、SP500は-1.61%、そしてナスダックは-2.23%と今日は大きな下落の日になったで。SP500は去年9月以来の大幅安や。まあ、今は、2024年だって株価が大きく下がることもあるという事実を受け入れて、一息つく時やろう。
さて、ここからどの株に賭けるのがいいのか。いろいろな考え方があるで。Super 6銘柄に賭けたい人もいれば、NucorやGMのような株に賭けたい人もおるやろう。今日のような値動きの大きな日には、瞬間的に多くの純粋なギャンブラーが湧いてくることもある。ギャンブラーはマーケットで一方向にしか賭けない悪い賭けをするが、わいは彼らには興味がないで。彼らは会社のビジネスそのものに投資をするわけではないからな。純粋にFedの動きに賭けとるギャンブラーは、Fedが何を言うかだけに取りつかれたりしているが、それも経済やインフレがどうなるかにかかっとるんや。
今わいはきちんと経済はソフトランディングの道を歩んでいると思っとるんや。ソフトランディングこそがわいらが望むことや。Fedが金利を早くあげすぎたら、今の状況が台無しになる可能性があるで。そのことによってインフレがぶり返したら、目も当てられないことになる。そうなったらFedとパウエル議長は信頼を失うやろう。だから株価が下落しようが何だろうが、3月の利下げの可能性を排除したのはわいは良いことだったと思うで。逆に賭けていたギャンブラーはただの愚か者の賭けをしたということや。わいは何度も言うとるように、インフレが本当に落ち着いているということでわいらが安心するためには、良い数字が6ヶ月連続して出る必要があるが、まだまだそのような数字は見られてないからな。
さて、あなたにとって重要なのは何よりも、投資をやることであって、それは大きな賭けをしているわけではないということや。ただ賭けをする人たちは、Fedが金利をいつ下げるのか、具体的にどの月に下げようとするのかさえ、巨大な賭けをしているが、彼らのゲームはわいらがしたいゲームとは違う。わいらは投資をしとるんや。ヘッジファンドとかのマネーマネージャーが賭けをするのは、彼らが短期的なパフォーマンスを上げる必要があるためで、そうしなければ投資家がすぐさまお金を引き出してしまうからや。わいらにはありがたいことに、そういう問題がばいやろ?
わいらは現実的な投資に集中すればええんや。そうなったら、今ある二つのマーケットのうちどれを選ぶ?その二つとは、一つ目はFedがどんどん金利を下げるという思惑のものでここまで株価が大きく上がって来た株からなるマーケット、もう一つは、Fedが何もしないという背景もありきで上がりも控えめで立ち遅れている株からなるマーケット。今わいらが注目すべきは前者や。後者は、今回の決算で良い数字が出ても滑り落ちる可能性がある。
例えば、わいはAlphabetの決算はとても素晴らしいものやったと思う。特にGoogle Cloudビジネスの成長は重要なことやった。ただここまでの期待が膨らみすげていた。期待値が高まるばかりの中で、どうしてそんなに期待が高まったのか、愚かさからくるものか、ショーマンシップからなのか、わいには分からんで。ただ事実として今日GOOGL株は7.5%も下落してしまった。わいはMicrosoftのクラウドの数字だって素晴らしかったと思うで。多くの人が今日2.7%下がった株価だけをみて、今回の決算がダメだったとか言うとるが、そんなことに耳を貸さないでほしいで。素晴らしいAIの数字、ゲーム部門もよかったし、わいは「わお」と思ったで。
ただこの株もここまで大きく上がって来とったから、株価も休憩が必要やろう。どれほどいいビジネスをしていても、株価があまりに過熱しているところで入って儲けるのは難しい。こういう株はたしかに、今はより良いオッズで入るために、より良いエントリーポイントを探す必要があるんや。後はこの日はAMDも-2.5%だったが、今朝、CEOのリサ・スーが朝の番組「Squawke on the Street」に出てくれて、Nvidiaの最高のGPUに匹敵する性能のグラフィックカードをわいらに見せたんや。ただNvidiaはGPUだけでなくソフトウェアも作っていてパッケージで売り出しているところが大きくなっていることを考えると、まだNvidia株の方が良い買い物だと言えるかもしれん。
ただ、より重要なのは、リサ・スーがこの種の製品に対するマーケットが2027年までに約4000億ドルになると信じていることや。この予測は、多くのアナリストにとって驚くべきもので、信じられないと考える人も多いやろう。わいは彼女がAMDを引き継いだばかりで株がまだ5ドルで取引されていたときに彼女に出会ったんや。彼女はその時わいに、Intelのバスから降りてAMDに乗り換えるように言うたんや。Intelの株価は当時約35ドルで、AMDの7倍以上やった。その時にわいはIntelへの信奉を止めて、AMDというより小さなエンジンのバスに乗りかえたんや。それ以来わいの姿勢としてはずっとそうであり続けとる。
Starbucksはどうや?この株は11月中旬に下降を始めたんや。ちょうどイスラエルのハマスに対する戦争が本格化した時や。この前も触れたようにStarbucksは親パレスチナの抗議者によって攻撃されたんやが、この会社には何の関連性もないんや。ただ、実際におこったこととして、多くの顧客が遠ざかってしまった。ただの誤解によって。同時に、中国での状況がひどいとわいは聞いとる。既存店売上高が10%になっているとさえ聞いとる。これらはまぎれもなく悪いニュースや。でも良いニュースとして、株価は既に大きく下がっていて、ここから状況が変化したら株価は上がるしかないかもしれんということや。
さて、結論やが、いきすぎた株価はいずれどういう状況であれ自己修正されるものや。株式市場は常にそういうプロセスを踏むんや。わいらには、過去1ヶ月にわたって、何もないにも関わらず、すべてのホットなものに対する目標価格を更に上げ続けてきたアナリストたちを非難する自由があるで。ここから更に株価は落ち着いていくのかどうか、金利が据え置かれた今株価の動きが変わっていくのかどうか、これからも見ていこうやないか。
利下げは遠いのでしょうか。
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