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【ジム・クレイマー】バブルでは決してないが、今の株式市場の「トップリアクション」はまだ続く!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/5のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

典型的な、株価が「トップ」の時の動きが出てきたな。ただわいが「トップリアクション」と呼ぶものは、「バブル」とは全然違うで。混同してしまう人も多いが、「トップ」は「バブルの破裂」よりははるかに軽く、壊滅的にはならないものや。

 

今日はダウは-1.04%、SP500は-1.02%、そしてナスダックは-1.65%と大きな下落の日になって、もちろん一部の株はトレンドに逆らって上がったりしたが、ほとんどの株はそうできなかったんや。こういうことが典型的なトップの時のリアクションや。マーケットが大きく上がってきて、いきなり方向を変える時はいつも不安定なアクションになるのはしょうがないで。

 

ただ、わいは今の状態はバブルとは違うと思う。2000年と2006年、2007年はわいらはバブルを見たんや。一方で90年代と2010年から2011年の期間には、トップリアクションがいっぱいあった。2000年の.comバブルの崩壊では偽のインターネット企業にお金を投じた多くの投資家がどん底に沈んでしまって、多くの大損した投資家はその後株式市場に戻ることはなかったんや。

 

2007年には、住宅バブルの破裂があった。貸し手は第三者にこれらのローンを売却していたから、誰にでも住宅ローンを与えてしまっていた。彼らはそれらをモーゲージバック証券として一緒くたにして、ますます抽象的にしてリスクを隠した。住宅バブルが崩壊すると、わいらの経済全体をほとんど破壊してしまうような金融危機に見舞われたんや。

 

.comバブルの崩壊では、少なくとも一世代にわたって株式市場への信頼が破壊されてしまった。リーマンショックの際はシステム的なもので、いくつかの主要な金融機関が破壊されて、大不況につながってしまった。本当に恐ろしい弱気市場になってしまった。これらはまぎれもない、バブル崩壊や。

 

今はそういう時とは全然違うで。ただ、マーケットがトップにいる時特有のリアクションを今日見せたことは認めざるを得なくて、いくつか具体的な問題を見ていこうやないか。まずはTeslaや。今日-4%も株価が下落して、今株価は$180なんや。この株は荒野の七人銘柄の一つやった。でも状態がどんどん良くなくなっていった。なぜなら、Teslaの中国販売がひどく落ち込んでいて、中国のEVメーカーは世界中で数字をどんどん伸ばしにかかっとる。中国からの競争は、高い関税や輸入制限なしにはますます厳しくなるやろう。

 

更に悪いことに、EVはわいらが思っていたように世界を席巻してはいないんや。バイデンの補助金をもってさえしても、や。トランプが選挙に勝った場合、これらの補助金は無くなってしまうやろうことも考えておかんとあかん。今はTeslaの株主にとっては良い時期ではないで。それでもわいはイーロン・マスクを信じとって、何か良いことが起こるとどこかでは信じとるけどな。

 

第二に、問題はどこにあるかというと、今やほぼ毎日この会社に対して批判が集まっているんやないかと思われるAppleや。Teslaの場合と同様に、中国での苦戦が問題になっとって、iPhoneは困難な経済状況にある人には高すぎるかもしれん。今一確定情報ではないが、わいはわいの情報源から、今年のAppleの中国でのiPhone販売は24%減少しとると聞いとる。VisionProは既にその魅力を失っていると思っとる人も多い。

 

多くの人がAppleの衰退を予測しとって、でも歴史的には、長期的には彼らが間違っていることが証明されとるんやけどな。ただ、短期的には、否定的な情報の洪水が株に本当に悪影響を与えることがあって、今Apple株は下り坂や。わいはいつも、Apple株に関してはOwn it, don’t trade itと言うとるが、それはなぜなら、株をトップで売り、ボトムで買い戻すのは難しいからや。

 

第三に、Super Micro Computeをあげておきたい。わいは1月末に創設者兼会長でCEOのチャールズ・ラングを番組に迎えたんや。その2週間後には株価が倍になった。パラボリックな動きや。こういう動きは恐ろしく、ほぼ常に悪い結果で終わったりする。SP500にこの会社が追加されることでまた大きく上がっとるが、わいはこの株は株式市場全体で最も泡が膨らんでいる株の一つやと思うで。

 

第四に、昨日の夜決算があったGetLabや。テックスペースの最も今いけているセクターはエンタープライズソフトウェアで、その中には開発セキュリティオペレーションソフトウェアというセグメントがあって、これが最もホットなソフトウェアセグメントなんや。GitLabはその代表格で、でも驚くほど弱いガイダンスを出してしまった。GitLabの株は20%以上下落したんやが、わいは正直に言って、もっと下落しなかったことに驚いとるで。

 

第五に、飲料会社のCelsius Holdingsや。わいのお気に入りで、大量に空売りされている株や。この会社が素晴らしい決算を発表した時、空売り勢はすぐに数字が実際のものではないと主張する話を広めて、その結果株価は下落して、急激で恐ろしいパニックが引き起こされたんや。ただ、それだけでは株価を抑えるには結局不十分で、その後株価がどんどん上昇しとる。

 

後は今日のTargetは決算後12%も上昇したし、AeroVironmentは決算後28%も上昇したんや。Targetは在庫が減少したことで株価が勢いづいて、しかもロイヤルティプランを改革しとる。ています。AeroVironmentは、アメリカ政府がついに彼らが持っていた安価なドローンを受け入れたために勝利しとる。彼らのドローンはウクライナで非常に役立つからな。

 

さて、これらのトップの兆候に対して、銀行のような高価な株へのローテーション以外にわいらが見ているものは何か?それは例えばNvidiaや。今日の下落の日だってこの株は+0.85%と下がらなかったで。そして時間外で、決算をうけてCrowdStrikeが23%も株価が上がっとる。サイバーセキュリティ株はまだまだ魅力を持っているよな。ただやっぱり今はパラボリックに上がる株にはますます注意が必要な状況になってきとる。

 

結論やが、トップリアクションは、ここまで大きくあがってきた全てのものが、そしてそれは例えNvidiaなような株も含めてやが、そういうものが下落を見せないと終わらないかもしれん。わいはNvidiaという株が下落しなければいけない理由を何も思いつかんが、やけど株式市場がトップをつけた後というのは、その会社がどうこうかかわらず、そんなこと関係なく下落するものだったりするんや。ここまで大きく上がって来た株はまだまだ下落するかもしれん。そのことを頭にいれてこれから行動せんとあかんで。

 

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