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【ジム・クレイマー】とにかく○○ゲームから自分を解放できなければ、投資機会を逃すことになる!ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/5のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

最近は本当に馬鹿げたゲームが流行っとるよな。どういうゲームかというと、Fedの委員や関係者の講演の一言一言に耳をそばだてて、金利に関係する発言を一言一句とりあげて、それによって利下げが今年何回あるのか、いつ始まるのかを類推し続けるというゲームや。まるで馬鹿げとる。今日はダウは+0.80%、SP500は+1.11%、そしてナスダックは+1.24%と上昇の日になったが、わいはFedの委員のコメントをあまり真剣に受け止める必要はないと考えとるんや。なんでそもそもFedの委員がもったいぶって常に予測を立てたり、大見得を切ったり、そして彼ら彼女らのスピーチを聖書のように扱うのか、わいにはわからんで。

 

大抵の場合、Fedの委員のコメントで大騒ぎしたって、結局のところそれは何も意味しないんや。結局それほど重要なことではないんや。いろんなFedの委員がいろんなことを言う。今週だって、ある委員は今年の利下げは2回だといい、ある委員は三回だ、いや、一回だ、もしくは利下げはないかもしれない、もうこの人たちからの意見はまるで一貫性がない。Fedの長のはパウエル議長のはっきりした言葉を待ちたいんやが、Fedの委員達が口を閉ざすことがないという状況で、わいはもう利下げの推測ゲームはやめにしようとはっきり言いたい。

 

ここで強調しておくが、投資はゲームではないんや。Fedの委員の軽い言葉から手がかりを得ようとすることほどナンセンスなことはない。なぜなら、まず第一に、とにかくパウエル議長が一番重要だからで、他の委員は別に重要ではないからや。第二に、株に関して言えば、この先利下げの方向だという方向性さえ見えていれば、株は上方向だという可能性が高まって、いつ、何回利下げがあるのかは実際、全体の方向性以上に重要ではないからや。実際に大事なのは、Fedがわいらの敵ではなく、味方の立ち位置にいるということで、それはこの前のFOMCでも感じることができたやろ。

 

現時点での教訓は、誰もが何回の利下げがあるのか知らないということ。それなのに、推測ゲームに興じてばかりいるのはばかげているということ。今株式市場はスウィートスポットにおる。利下げが始まる前のところがちょうどいい、理想的な期間や。経済が十分にうまく動いていて、いずれFedから利下げという救済を受けることをわいらは知っているが、まだそれを必要としていないという甘美な期間。実際に利下げが始まる頃には、経済は減速していて、わいらのポートフォリオにとって良くないかもしれんからな。

 

今のマーケットは利下げ無しにはこれ以上高くならないと思っとる人もおるが、それは単純に歴史的に見ても事実ではないで。いつ、何回利下げがあるのかを推測するゲームは無意味やし、そもそも大事なのは、金利をカットする必要があるかどうかや。例えば今朝、わいらはかなり堅調な雇用統計の数字を聞いたよな。そしてかなりまともな賃金インフレの数字を聞いた。これは株にとってええことや。経済はまだうまく機能しているということで、わいらは強い経済、強い消費者を持って決算シーズンに突入していくわけやから。

 

現時点でFedが何かをする必要はない。そのことはとても素晴らしいことや。その事実以外の、ぺらぺらした話を無視するのが賢明や。そんなことにかまけていると、わいらがマーケットでお金を稼ぐ能力が損なわれていくで。注意散漫になって、最悪の場合は正しい方向性を見失うかもしれん。そういうことを頭において、次の週のゲームプランを見ていこうやないか。まず月曜日やが、この日は皆既日食がアメリカを横断するんや。月が太陽を覆い隠し、空を暗くするのを見る滅多にない機会や。

 

さて、無理矢理株に話を結び付けると、日食はソーラー株にとっては最悪や。太陽が出ているときにしか機能しないというソーラー発電の弱点が露わになるような気がするからや。ソーラーよりはじゃあ風力ということで、そういうGEのRenewal Energyをやっとるのが、GE Vernovaや。スピンオフしたばかりのこの株のことを思い起こさせるで。もし再生可能エネルギーをポートフォリオにいれたいならこの株はええと思うで。

 

さて、わいはずっと大麻株は時間の無駄やと言うてきたが、状況が変わって来とる。火曜日は大麻会社のTilrayの決算があるで。今週フロリダ州最高裁判所が11月に大麻合法化の投票をすることを許可したというニュースが出て、またもう一つの大きな州がレクリエーション用大麻を解禁することをわいらは目の当たりにするかもしれん。ドイツも4月1日に娯楽目的の大麻を部分的に合法化したしな。わいはでも大麻株やったら、選ぶのはCanopy Growthや。この会社はほぼConstellation Brandsの子会社や。

 

水曜日は消費者価格指数の発表があるで。これは重要や。CPIが熱すぎる場合、長期金利が上昇する可能性があるからな。わいは特に家賃の部分に注目しとるで。なぜならアメリカはまだ大規模な住宅不足に直面しているからな。インフレの観点からCPIがどうなっとるのか、今週一番大事な数字や。水曜日は更にDeltaの決算発表もあるで。現時点では航空会社で最もバランスシートのいい会社の一つやが、わいは今、決算前に航空会社の株を買うことはお薦めしないで。ただ、今はまだまだ旅行の動きは非常に活発で、これからもそうやと思ったらこの株を買ってみてもええかもしれんな。

 

木曜日はわいのファンドが持っとるConstellation Brandsの決算発表があるで。彼らが売っとるModeloはアメリカでナンバーワンの売り上げのビールや。ビールの売上が好調でそれがキャッシュフローの素晴らしさに寄与しとるはずやが、この会社は多くの負債も返済せんとあかん。でもこの株を持っとる人は売ったらあかんと思うで。そして金曜日、今回の決算シーズンの本格的スタートがこの日から始まるんや。大手の金融会社が一斉に決算を発表するで。わいのファンドが持っとるWellsFargo、あとはJPMorgan、BlackRock、Citiの決算発表がある。金利がカットされたらこういう金融機関にとっては必ずしも望ましくなくなるんやが、今回の決算がどうなるやろうか。

 

結論やが、とにかくFedの委員の言葉の一字一句に固執するのを止めるべきや。いつ、どこで、なぜ、どのように利下げがあるのか、推測したり心配したりするのを止めるべきや。もしこのひどい推測ゲームから自分を解放できないならば、あなたは素晴らしい投資の機会をたくさん逃すことになると思うで。そうじゃなくて、このゲームプランを見てくれ。こういうことに注目すべきなんや。

 

 

また新しい決算シーズンが始まりますね。

 

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