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【ジム・クレイマー】下落に際して考えるべきこと!まだ下落は終わっていない!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ここのところのマーケットのセットアップは悪いよな。毎日石油価格が上昇し続け、債券金利も上昇したら、それは株価が影響を受けるに決まっとる。今日はダウは-1%、SP500は-0.72%、そしてナスダックは-0.95%と下落の日になったが、本当に状況はひどいんやろうか?ゲームプランでも言ったように、金曜日には雇用統計で非農業部門雇用者数や失業率が発表されるから、それが注目なんやけどな。

 

さて、ここからもマーケットが売られる局面が出てくるやろう。それに対する対処というものをわかっとかんとあかん。対処をわかるということは、ルールを理解しておくということや。マーケットが売られたときに何をしなければならないのか。まず、株価が下落したら、その下落の背後にある本当の理由を見極める必要があるで。ニュースのヘッドラインを飾る言葉の数々ではなくて、何が背後にある理由なのか、というのが大事なんや。今、債券金利が上昇しとるが、この動きが重要なんか?歴史的には、今のような状況でのこの種の動きは通常、経済にそれほどのダメージを与えなくて、したがって結果的にそれぞれの会社の利益にもほとんど影響を与えないというのが答えや。こういうことをわかっておくことが、わいらがお金を稼ぐ上で重点を置くべきところや。

 

ニュースのヘッドラインという意味で言えば、例えば、今日リリースされたPAYXの決算で経営陣は「第2四半期に始まった採用の軟化は、第3四半期に続いています。」と言うた。そしてその後、「私たちのクライアントはまだ質のいい従業員を見つけることができず、特に最低賃金の増加や積極的な雇用法の変更のある地域では、高い賃金でそれぞれの会社の採用する意思が縮小された。」というとる。このことはどう扱えばええんや?例えばカリフォルニアは最低賃金を引き上げ、それが採用に影響を及ぼし、採用される人を見つけるのが難しくなっているということやが、でもこれは何も新しいことではないで。

 

次に、Teslaもニュースになったよな。3月までの3か月間の世界での新車販売台数が前の年の同じ時期より8.5%減少したと発表したんや。前の年の同じ時期を下回るのはおよそ4年ぶりで、この7年間で最大の見積もりミスや。2020年以来の初めての年間比較での減少はショッキングに思えるが、EV業界が今逆風にあることは何も今はじまったことではないよな。わいらの国アメリカでもTeslaへの需要が以前の高まりを考えると後退しとる。中国ではEV市場での競争激化でTeslaは苦しんどる。ベルリンではサボタージュにより混乱しとる。金利は高いままだから、車を買う時のローン金利も高くて、これも影響があるやろう。

 

ただわいは、一番重要なところは、EVを欲しいと思う人はもうEVを買ってしまったということだと思うんや。そしてこの点で苦しむということは、TeslaはFordやGMと同じような問題で苦しんどるということで、ということはTeslaは不死身の革新的なテクノロジー会社というよりは、衰退もあり得る自動車会社だったのではないかということになり、そう人々が捉えとるところが真の問題や。

 

さて、PVHはカルバン・クラインやトミー・ヒルフィガーをブランドに持つ大きなパワーアパレルカンパニーやが、今回の決算はわいは良かったと思うんや。ただガイダンスの数字が悪くて、今日株価は22%下落してしまった。ただ、わいが決算書をチェックしたとき、ガイダンスの弱さはヨーロッパの弱さについてだということがわかったんや。アメリカでのビジネスははるかに強いままや。その情報を知っているか否かでも捉え方が全然違うやろ?そもそもPVHの前は決算前にホットになりすぎとったということもあったしな。

 

さて、今日は健康保険会社の弱さが顕著だったよな。Humanaは13%以上も下落し、United Healthは6%以上下落し、CVS(aetnaを所有)は7%以上下落したんや。なぜかというと、バイデン政権が、メディケアアドバンテージプランに対して保険会社により大きな値上げを認めないと決定したからや。もし政府が今、保険会社の側に立っていたら、それは恐ろしい医療費のインフレーションになっとったやろう。だからこの日の保険会社の株の下落の関らず、このニュースはほとんどのアメリカ人にとって良いニュースや。

 

エネルギーセクターはどうや?石油価格は上がり続けとる。これはインフレにとっては決して歓迎すべきことではない。天然ガスの動きはより冷静で、これは供給過剰のおかげで複数年の最低水準で取引されとる。わいらは車やトラックに天然ガスは入れんが、家を暖めるために使うから、ここのところがこの先の経済指標でどうでるかやな。何はともあれ金利が上がる方向にいったら株価が下がるというのは当たり前のことで、じゃあこの株価下落に際してどうすればいいんや?

 

やっぱり考えるべきは、この株価下落は何か買いの機会を作り出したか?ということや。例えばわいは今日、SP500の下位50のパフォーマーの動きを観察して、そのうちの大きく下落しとる株はわいは買う当たりをつけたで。また明日の株式市場の動きを見て、フォロースルーデーの動きが良ければ買うかもしれん。さっきのPVHを覚えとるか?このセクターも注目かもしれん。PVHの弱点はヨーロッパにあって、アメリカではなかった。なのにアメリカのアパレル会社の株式は今日ほとんど下がったんや。VFCとかやが、まあでもこの製品の30%がヨーロッパで売られているなら、下落は当然かもしれん。ただ、TJXはどうや?アパレル会社からの在庫がたまったら恩恵をうけることやろう。ホームビルダーはどうや?LENもTOLも3%以上下落しとる。ただ今、金曜日に雇用統計を控えているこの時に積極的に下落をとりにいくのはためらいがあるな。

 

フィデリティのマゼランファンドを運営していた伝説のピーター・リンチが、平均して2年に一度10%の株価下落があると言っていたのを覚えとるか?わいらはそれを正しく認識すべきやで。わいがいつもチェックしとるSP500オシレーターの数字はまだわずかに買われすぎの水準にある。だからまだ下落は終わってないかもしれん。ただ下落の時こそ買いの好機を探れる時で、そして重要なのは、辛抱強く、粘り強くより低い株価になるのを待つことなんや。我慢の先に大きな儲けが見える未来があるんやで。

 

 

ある程度の下落は覚悟しないといけないですよね。

 

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