アメリカ在住マカベェがジム・クレーマーの発言等の米株情報をアップデートします。

アメリカ発ーマカベェの米株取引

【ジム・クレイマー】債券市場が敵の今、狙うべきは自分で何とかできる会社の株!【Mad Money】

投稿日:

 

こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

この木曜日は特にマーケットが開いて前半は大きく下落する日になって、それはなぜならば、この日発表された1-3月のGDP速報値が前期比年率1.6%増と、予想の2.5%増を大きく下回って弱かったからや。なのにPCEコア価格指数は3.7%上昇ということで、四半期として1年ぶりに伸びが加速していて、インフレ率が急上昇しているのに経済が弱いという、いわゆるスタグフレーションじゃないかという懸念が噴出して株価が下がった。でも日中株価は徐々に回復して、そこまでひどい下落の日と言う感じには最終的にはならなかったで。ダウは-0.98%、SP500は-0.46%、そしてナスダックは-0.64%だったんや。

 

経済の低迷と高インフレ、この組み合わせはあかん。恐れられていたスタグフレーションという用語が出てくる今の状況は株にとっては有毒や。更に悪いことにマーケットのリーダーの一つであるMata Platformsが決算をうけて-10%以上下落した。莫大な支出を行ったためや。そのほとんどはGenerative AIに向けられとる。彼らは資本支出予算は膨らみ続ける。それが嫌気された。わいは依然としてこの会社を信じとるけどな。まあこういう悪い決算もありながらも、でも結局は今日の下落はGDPとかの発表からわかる通り、経済の減速と持続するインフレに起因していて、それが債券利回りを押し上げて株価を下落させたんや。ただ、下落幅は日中徐々に縮小していって、それはなぜならば、今のような状況でも自助努力で素晴らしい決算を発表する会社の存在が相次いどるからや。ということで今回はそういう、下落に飲み込まれていない株達の代表例を見ていきたいと思う。

 

まずは決算を発表したばかりのものからいこうやないか。MicrosoftとAlphabetや。どちらも引け後に決算を発表して、発表直後株価は上がったんや。Microsoftはすべての主要項目で売り上げが予想を上回り、売上高は17%増加したで。これは驚くべき成長や。EPSも20%伸びとる。Azureのクラウドビジネスは再び素晴らしい成長を遂げていて、予想以上に良かったんや。AIの統合が彼らのエンタープライズソフトウェア販売に役立っとる。素晴らしい決算やから、時間外で株価が4%飛ぶのも納得や。

 

Googleの決算は、ついに彼らは成し遂げたという感じやな。素晴らしい数字のセットやったで。でした。株価が時間外で13%も急騰しとるが、それも当然や。YouTubeのビジネスが大幅に改善されたんや。Google Cloudも素晴らしく、28.4%のペースで成長した。自社株買いを700億ドル追加することも発表して、あとは、初めての配当も発表して、1株当たり20セントを支払うということなんや。AIビジネスへの大規模な投資を行うと述べた一方で、それを行う際にはマージンも拡大すると言うとる。本当に素晴らしい決算やったで。こんなに望まれていることに対して満額回答だった決算は思い出すことができないほどや。

 

後はMerckも決算が良くてこの日+2.93%と株価が上がったんや。歴史上最も革命的な抗がん剤のキイトルーダが好調で売上は69.5億ドルに達したんや。これは驚異的でMerckはこの薬で治療できるがんの種類を次々と見つけとる。もちろん、薬の特許は永遠には続かないから、Merckは心血管と免疫学関連の疾患の治療薬の会社を買収し続けとる。これからも利益率を上げ、素晴らしい新薬のパイプラインを確保しながらいくと思うで。この会社は通常致命的である多くのがんを単なる慢性病に変えることができるかもしれん。

 

Union Pacificも決算が好感されて今日は株価が+5%だったんや。この会社は以前よりも良く経営されとると思うで。ちなみにCEOのJim Venaは40年前に列車のブレーキを担当するブレーキマンとしてキャリアをスタートさせた男や。そんな彼がアクティビスト・ヘッジファンドからの圧力を受けて、解雇を推進してコストカットをやった。後はきちんと列車が時間通りに運行されるようなシステム改革もやったんや。あと、わいらは金鉱会社のパフォーマンスを嘆いとるが、今朝のNewmontの決算は素晴らしくて、今日は株価が12.5%も上昇したんや。この結果はすべての金鉱会社が同じ効率で金を採掘しているわけではないことを思い出させるで。去年のNewmountは悪かったんやが、今回は期待以上に多くの金を低コストで生産することができた。

 

あとはクルーズ船銘柄のRoyal Caribbeanの決算も悪くなかったで。株価は+0.54%だったが、記録的なクルージングの予約数だったんや。高収益の中国の顧客が戻ってきたということで、しかも2019年よりも30%高いリピート率で、内容的には全てが良かったと思える決算やったで。旅行セクターは今でもまだまだ強いし、今回は中国の消費者の復活の兆しが見れた決算だったと言える。後は医療機器会社のBoston Scientificの決算も、中国市場の強さを表しとったで。力強い二桁成長を示したんや。8つの事業部のうち7つが二桁成長を遂げていて、中国市場のカムパックが伺える。ちなみにこの会社は非常に生産的で、驚異的な13%の成長率を達成するために90の新製品を発売したんや。この会社のわいが最も気に入っている点は、純粋な革新を通して他の競合他社を楽に打ち負かしていることや。だから、GDP成長が減速しようが、そんなことにとらわれることはないんや。

 

続いてあまり話題にしない会社、Doverにも言及しておきたい。今日の決算が良くて株価は+4.47%だったで。この会社はいわゆる眠っていたといってもいい工業企業で、正直言ってわいはこの会社のことを全く知らんかったんや。ただ今この古い工業会社が、自己を再発明し、非常に積極的に動いとる。そういう企業が今は強いんや。彼らはクリーンエネルギー、データセンター、航空宇宙、バイオファーマのためのエンジニアリング製品の分野に進出したんやが、四つの市場はすべてブルマーケットや。Doverは非常に強い会社やと思うで。彼らの売上は高い水準やが、プロモーションが少なく謙虚で、これらは良い組み合わせや。

 

さて、同じように謙虚な会社といえば空調設備の会社のCarrier Globalや。経済が減速したら空調会社は厳しくなるんやないかと思う人がおるやろうが、そういう面があるのはその通りやが、ただ商業用の空調はどんどん興味深い分野になっていっとる。データセンターが電力をめちゃくちゃ消費して、施設を冷やす必要があるからや。今回のこの会社の決算では、驚異的なマージン改善がみられて、ドイツの複合企業フィースマン・グループの暖房機器子会社の買収も成立させたんや。この日は株価が+9.20%も上がっとるが、素晴らしいで。

 

後は建設機器のレンタル会社であるUnited Rentalsも素晴らしいパフォーマンスを見せとる。昨日の引け後の決算をうけて、今日は+5.45%だったんや。レンタルと中古機器の販売の両方で、レバレッジを効かせとる。素晴らしいで。後は、最後の最後に最高の動きの株を言いたいんやが、Chipotleは決算が上昇して、新高値をとったで。経費から売り上げ、既存店打ち上げ、利益まで、すべてのラインが予想を超えとったんや。その理由はシンプルや。人々が求めているものを彼らが持っとるからや。いろいろな工夫がある。

 

例えば「限定時間のみ」の商品があることを知っとるか?LTO(Limited Time Only)と呼ぶんやが、非常に人気のある「限定時間のみ」のチキンオファーがあり、それがあまりにも人気があるため、会社は従業員に自分たちのためにチキン料理を注文しないように促しとるほどや。社員が食べ過ぎてしまって顧客用に十分な在庫が残らないぐらいの人気なんや。信じられないことやで。カリフォルニア州は最低賃金を20ドルと大幅に引き上げたから、Chipotleはコストを転嫁するために6から7%の値上げをやったんやが、売上は全く影響を受けなかったんや。本当に驚異的や。

 

ここまでもわいは言うてきたが、今は油断していい時ではない。債券金利が支配的なマーケットやから、債券金利が上がり続けたら株価は下落方向や。その中において何かの株を買う理由を探したかったら、ポイントは何かというと、常に自助努力を生み出す会社がええということや。Chipotleは15分ごとにどれだけの人々に対応できるか、そこにこだわってを改善を繰り返すことでどんどん効率をあげとる。こういうことはGDPやインフレとは何の関係もないことや。他の今日挙げた多くの企業も、経済が悪くなっても自分で何とか成長していく企業や。

 

結論やが、わいはまだまだ債券市場がわいらの敵になり続けると予想しとる。スタグフレーションになる可能性をわいは明言はしないが、でも排除もしない。でもわいがいつも言っている言葉があるよな。いつもどこかにはブルマーケットがあるんや。今の状況でも素晴らしい決算を発表する会社も多い。わいは昨日現金はルークやというたが、わいが言っていることはわかってくれるやろ?全体的には油断がならんから現金は大事で、でも上がる株は狙える状況やということなんや。

 

 

粘り強くいきたいですね。

 

応援よろしくお願いします。


にほんブログ村

米国株ランキング

  • B!