【ジム・クレイマー】Regeneronの抗インターロイキン６薬が、新型コロナウイルスの重症患者に効く！？【Mad Money】

コロナウイルスに対してRegeneronはどう取り組んどるんや？

私たちは今週、私たちのリューマチ性関節炎の薬であるKevzaraを、新型コロナウイルスでの重症患者の治療に使用するための臨床試験をはじめました。入院している患者のうち、重症化している患者にこの薬を投与しています。

この試みは前例の無いもので、ニューヨーク州でのこの臨床試験で実際にKevzaraを投与しています。Kevzaraはインターロイキン６（IL-6）に対する抗体です。中国での検査では、IL-6がコロナウイルス患者の肺の炎症反応のオーバーリアクションに大きな役割を果たしていることが示されています。20人中15人の患者で、IL-6を抑えるtocilizumabという抗体投与によって、症状が劇的に回復して、酸素吸入の必要が無くなったことが報告されています。IL-6を抑えることで症状が良くなることが示唆されていて、中国政府はIL-6を抑える治療薬を実際に治療に使うことを認めています。しかし中国でのその結果は、コントロールされた臨床検査の結果ではありません。ランダマイズされたきちんとした臨床試験を行う必要があって、それを今私たちがKevzaraでやっているのです。

私たちはFDAやHHSのBiomedical Advanced Research and Development Authorityと連携をとって、臨床試験を滞りなく行っています。最終的には10以上の州の400人の患者が参加する予定で、もし成功すれば、この薬は重症化した患者の治療薬としてすぐ使えるようになります。

順調にいけば、数週間以内には臨床試験の結果がでて、中国でのポジティブな結果が再現されると思います。もし成功すれば、重症化した患者が人工呼吸器から解放されることになるかもしれません。私たちは海外での試験に関しては、Kevzaraを共同開発したSanofiと組んでやっています。

私たちはその他にも、ウイルスに対する抗体をつくることに注力しています。このことについてはCEOのLeonard SchleiferがCNBCの他の番組で語っていますが、私たちはエボラウイルスの時に同様のことをやりました。ヒトのような免疫システムを遺伝子改変によって持つマウスを使って、ヒトに効く抗体をつくるのです。FDAのDr. Scott Gottliebからは、最も確実性の高い方法の一つだという言葉ももらっています。

そのマウスはウイルスの一部を投与され、私たちの科学者は何百という抗体を単離しました。ウイルスにかかったヒト患者サンプルから単離されたものもあわせて、今抗体を選び出す作業が進んでいます。その中からベストの２つの抗体を選び出し、それらを混ぜたカクテルを生産します。同様の手法で作ったエボラウイルスに対する抗体は2018年のコンゴでの臨床試験で命を救っているのです。

そのマウスはウイルスの一部を投与され、私たちの科学者は何百という抗体を単離しました。ウイルスにかかったヒト患者サンプルから単離されたものもあわせて、今抗体を選び出す作業が進んでいます。その中からベストの２つの抗体を選び出し、それらを混ぜたカクテルを生産します。同様の手法で作ったエボラウイルスに対する抗体は2018年のコンゴでの臨床試験で命を救っているのです。

この抗体はEarly Summerにも、ヒトで効果を見る段階に入れると思います。

頑張ってほしいで。