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【ジム・クレイマー】質の良い個別株を持ち続けることができるかどうか!それが大儲けへのカギ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/19のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

わいは今のこのパーティーにとても興奮しとるんや。一時期の大きな下落から株価がどんどん戻って、今や8日連続で株価上昇が続いとる。今年に入って最長の連続上昇局面で、今日はダウは+0.58%、SP500は+0.97%、そしてナスダックは+1.39%だったで。これは素晴らしいことや。でもそれだけでわいはエキサイトしているわけではないで。ちょうど今日から20年前、素晴らしいことがあったんや。それは何かというと、Googleが株式分割前の価格で85ドルの株価で上場されたんや。その初日の終値は18%近く上昇して終えたわけやが、多くのトレーダーがこの上昇を利用して一日でこんなに上がったとよろこんどったんや。株式市場で儲けるなんて簡単なことやと皆思った。

 

でも今振り返ると、そんな小さな上昇で喜ぶなんか愚か者以外の何物でもないことがわかるやろう。Googleの株式は現在までにどれほどのリターンを生み出しとるか知っとるか?プラス7736%のリターンを生んどるんや。一方で、S&P 500は400%強のリターンしかない。いや、そのSP500のリターンだって十分凄いことなんやが、でもやっぱりGoogle株と比べると貧相なパフォーマンスに見えてしまう。そしてこのことは、個別株投資があなたに対して株価平均を優に凌駕する富をもたらす可能性があることを思い出させてくれるで。そして株価平均以上のパフォーマンスをあげることは、適切な株を選べば、それほど難しいことではなかったりするんや。

 

さて、短期的な株式市場全体の動きと長期的な個別株のパフォーマンスについては分けて考えんとあかん。今この時点という意味で言うと、短期的な株式市場の状況はそれほど良くないで。冒頭で言ったように、8日連続の上昇が続いていて、これは記録的な状態や。S&P 500の93%の株式が上昇しているのは非常に印象的やが、そもそもこの上昇のはじまりは、ちょっと前に円キャリートレードが崩壊して投売りが発生して、人々がパニックに陥ったためや。パニック売りで株価平均が大きく下げたからや。

 

パニック売りは戦略にはなりえないで。あのパニック以降、株価はほぼ直線的に上昇してきたわけやが、残念ながら、市場が過熱しすぎると、徐々に上昇力を失ってしまう。わいはここでたびたび言うとることやが、1987年以来、SP500オシレーターという信頼できる指標を使って、株式市場の過熱状態を測定しとるんや。この指標は実はわいを裏切ったことがない。オシレーターはゼロを基準としていて、その時は株式市場がニュートラルな状態にあることを示す。マイナス5以下になると、売られすぎの状態であることがわかるため、それは買い時や。逆にプラス5以上になると、何かを売る必要があるということになる。今日の終値時点でオシレーターは非常に過熱した7.26やった。わいにとっては非常に危険な数値や。

 

だからわいのファンドではポジションを処分して現金を確保したりしたで。こういう時に勝者株を切って敗者株を救うとポートフォリオがくず株ばかりになるから、注意せんとあかん。勝者を補助するために、敗者を処理することも必要で、わいのファンドはそれを行ったわけや。痛みを伴うが必要なことや。株式市場が一方的に上昇し続けると、わいが危険な状況と呼ぶ状態に陥ってしまう。そういう時は防御的になる必要がある。オシレーターが過熱状態に達すると、次の動きはほぼ間違いなく下落だからな。でもこれは短期的な話や。長期的にはどうやろうか?

 

GoogleのIPOの20周年を考えてほしいで。わいはGoogleが上場したとき、その株の価値が約300ドルだと思うとMad Moneyで言うたことを覚えとるで。その価格があまりにも高かったから、わいにどんどん電話がかかってきて、そんなのあまりに高すぎるんやないか、と次々に言われたものや。でもそのたびにわいは、「500ドルだと本当は思っとるが、控えめに言うたんや」と答えたんや。多くの投資家にとって問題なのは、まさに今わいらが直面している相反する状況やったりする。株式市場が過熱しているときには、あまり多くの株を持ちすぎたくはないが、でも同時に、短期的な痛みのために長期的な勝者を手放したくもないんや。わいのファンドはアルファベット株を今持っとるが、でも正直に言って、今のこの株の状態はあまり好きではないで。司法省がこの会社を独占企業として訴えたことにも賛成できん。YouTubeやGoogleクラウドのような成功について彼らがほとんど話さないことも気に入らん。

 

NFLパッケージがどれだけうまくいっているのかもわからんし、Googleの検索プラットフォームがメタAIのような様々な人工知能ボットに取って代わられる可能性がないとも言い切れない。わいが最も懸念しているのはやっぱり次の司法省の訴訟で、これはGoogleが広告のアドエクスチェンジの両サイドに立つ能力に疑問を投げかけるものや。場合によってはアルファベットにとって、Appleにデフォルトの検索エンジンとして支払うことで得た独占の称号を失うことよりも、さらに壊滅的な打撃となるかもしれん。経営陣が決算ごとに話すたびに、わいらが気に入らない新たな問題が出てきたりする。

 

でもこの株はわいらにとって非常に大きな勝者で、これまでに巨大な成果をもたらしてきたやろ。わいは去年、そしてその前年、その前も含め、Googleの苦難の時を乗り越えてずっとこの株を保有してきた。そして、Googleが公開されて以来そうであったように、これからも常に自己革新を繰り返していくならば、これからも保有し続けるやろう。

 

この会社には元々はクラウド事業がなかったんやが、2019年にトーマス・クリアンが参入して、事業を引き継いだんや。わいは彼を知っとるんやが、評判高い素晴らしい経営者や。彼は「まもなくクラウド事業は大規模になるやろう」とわいに話してくれた。普通の人なら笑ったかもしれんが、わいは笑わんかった。なぜなら、Googleは常に何か新しいものを生み出しているからや。案の定、5年後にはGoogleクラウドプラットフォームが420億ドルのランレートを達成したんや。

 

短期的にはいろいろな嵐が起こる可能性が常にあって、痛みに耐えられないために株を売却する人々がどんどん現れるのが常や。多くの投資家は次の下落を避けたいと思っていて、そのために、Googleが公開されて以来もたらしてきた7736%の利益のようなものを手にする前に株を手放してしまう。この綱引きというべきものは、株式市場全体の縮図とさえ言えるやろう。Nvidia株は最近19%もの上昇を見せとるが、わいは短期的にはピークを予想しとる。ゴールドマン・サックスが再び買い推奨を出して、リスクとリワードが魅力的だと指摘していることについてわいは警告しとる。ただだからといってここで株を売るのかというとそうではない。個別株投資はこの国での富の創出の最大の手段といってもいい。うまくいくんやったら、S&P 500じゃなくて個別株投資が最大や。長期的な儲けを手にするためには、例え最高のオペレーターの株に対しても、短期的には損を被る覚悟を持たんとあかん。

 

Amazonはこの前の決算が嫌われたが、その中で消費者が飽和状態に達したんやないかとの声が多くあった。でも今日、モルガン・スタンレーは、即日消費財の売上に希望があると発表したんや。彼らのレポートは私の予測を大きく変えるかもしれん。Microsoftもいわゆる「悪い決算」の後、株価は戻って来とるが、特別な理由はないで。Appleに関しても豊富なキャッシュフローを株式市場が無視しているんやないかというポジティブなコメントも出て来とる。

 

Apple株は高価だと言われるが、それはキャッシュフローを考慮しない場合の話で、もろもろをきちんと考えると、株式市場が過熱している時でもわいは売る必要がないと考えとる。このように、テクノロジー関連企業、ハイパースケーラー、そして株式市場の巨人たちの株式が売られるたびに、皆やっぱり短期的にはその損失が避けられないことを思い知らされるよな。もしその株が長期的に手放すにはあまりにおしい価値があると思う場合、短期の痛みがきたらそれを受け入れる時が来たということを思わんとあかん。

 

結論やが、ここまで順調に株価が回復してきた時で、ここからまた嵐の中に突入する可能性があるからこそ、わいはあなたに伝えたい。もし20年前にGoogleを購入していたら、そのリターンがいくらだったか、を。繰り返し言うが、驚異的な7736%の利益というものはやっぱり個別株投資でないと難しい。インデックスからではなく、や。そして繰り返し言うが、その利益を完全に得た人は多くはないやろう。なぜなら上昇するたびに利益を確定してしまったり、下落が来そうだと思うたびに売ってしまったりするからや。ただ、わいはここであなたに挑戦したい。あえて挑発したい。どうせあなたは短期の下落も受け入れることもできない愚か者なんやろ?本当に価値のある企業の株でもパニックに陥って手放してしまうんやろ?そんなことを繰り返していたら本当に巨大な個別株の上昇は決して掴むことはできないんや。

 

 

株によっては持ち続けると凄いことになりますね。

 

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