こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。
やっぱり実際に現地に来ないとあかんよな。今Dreamforceという、Salesforceのテックフェスに来とるんやが、ここでAIが実際に何ができるのか、そして巷で言われていることのどこがただの誇張なのか、見極めたいんや。今までも色々見てきたから、今となっては、ホンマもんと偽物を見分けることがきちんとできるようになってきた。その結果わかったのは、ホンマもんよりも偽物の方が多いということや。どのAIの話が無意味で、どれが本当なのか、わいは皆さんに伝えたと思う。
分かっとるわかっとる、これは「Mad Money」であって「Mad AI」ではない。今日はダウは-0.04%、SP500は+0.03%、そしてナスダックは+0.20%やったんや。昨日も言うたが、明日利下げがどうなるかというタイミングで、今の株価の動きに一喜一憂してもしょうがないんや。金利は上がる方向じゃなくて、下がる方向に進んでいる、そのことをわかっておけばよくて、今はあんまり考えすぎてもしょうがない。もっと長期でお金を儲けることに役立つことに集中しようやないか。ということで、そのことのうちの一つが、今世界で一番ホットなテーマ、AIや。
AIって結局一体何をしとるんや?AI技術が何もかもひっくり返すと聞いたことはあるが、そして実際のところ、株式市場には大きな影響を与えているけど、でも実際の経済にはまだ大した影響はないと言われとる。使われている例があっても、会社の裏方でコスト削減しているくらいで、派手なもんはないんや。だからこそ、多くの評論家がテレビに出て「全部バブルなのではないか」って言うんや。さらに、ほとんどの会社のCEOが「自分達にもAI戦略があります」って言うとるが、あんなん定型文みたいになっとるやないか?そしてわいらが期待しとったようなリターンも出てない。CEOたち自身も、期待通りにはいってないと思っとることが多いやろう。
でもな、ここDreamforceで学んだことがある。AIって、結局、戦略じゃないんや。でもじゃあ何なんや?多くの人がこう思っとるやろう。AIは物として何かを作り出すわけではないし、ガンを治療するわけでもない。何か売るための新商品を生み出すわけでもないし、誰かの業績を上げるものでもない。唯一得しとるんは、NvidiaとかBroadcomとかAMDみたいな、AIの基盤となるハードウェアを作っとる会社だけや。それ以外の多くの企業にとって、AIはただの経費に過ぎない。
でも、今日分かったんやが、実はそういうことではないんや。AIが何をしているのか、それは詰まるところ、Nvidiaのもう一つの革新であるAccerelated Computingと組み合わせると、AIは全てのプロセスを速くするということなんや。全てのプロセスって何?と思うかもしれんが、本当に全部という意味や。全てをもっと合理的にして、機械をまるで賢い人間みたいに振る舞わせることができるんや。いい商品を作って、それをお客さんに売って儲ける。それが企業向けでも家庭向けでも、「資本主義の基本」というものや。
でも今は、それをやるための人手が足りない。昔はそうじゃなかったが、コロナのせいで今や、営業担当者もお客さんとじっくり話す時間もなくなっとる。みんな、入った瞬間から出るまでバタバタしとる。しょうがない、これが現実や。どこの医者がゆっくり話す時間がある?診療所の先生でも、メールで返事くれるだけで十分やわいらは思っとる。会社も、数字を達成して株価を上げて、幹部に大金を稼がせるために、働く人からできる限り搾り取とうとしとる。
そういう中で今日わいは、マーク・ベニオフの凄い基調講演を聞いてて、ハッと気づいたんや。彼が説明しとったのは「エージェントフォース」という仕組みや。このシステムは時間を管理できるし、ちゃんと相手を認識するし、頭もいい。丁寧やし、大体の質問には答えられる。なぜかというと、よくある質問は限られているし、それに答えるためのデータ、つまりあなたのデータを既にAIは持っているからや。あなたの好みまで知っとるんやで。
もはやだから、顧客対応を人間に頼らなくてええんや。人間は、人によってははっきり話さなかったり、いろいろなことが分かってなかったり、せっかちだったり、後は時間がたつと疲れ果てて不機嫌になるやろ?わいらは人間や。早く家に帰りたいと思っているし、できるだけリモートワークしたいとも思っている。それに比べてAIはええで。楽しいし、賢いし、ユーモアもあるし、仕事をするのは全く苦ではない。だから、AIエージェントはこれからどんどん凄くなってくるで。
AIはちゃんと話を聞いて、何度でも説明を繰り返してくれるし、正しい場所に案内してくれる。もう何年も前から、電話で人間と話すのは諦めとったりするやろ?数字の迷路に迷い込んだりするやろ。実際に人と話す前に、1を押してください、2を押してください、3を押してください、いつまで時間かかるねん、って思っとったやろ?顧客対応はどこのビジネスも「適当にあしらっても大丈夫だろう」って分かってる感じや。競合他社も同じことしてるしな。
でもそういう中で、もしAIエージェントがきちんと電話対応してくれるなら、それは顧客サービスにとって大革命やで。AIがやっとることは、今よりももっとええサービスを提供することや。例えば、あなたがその小売店で買い物していたら、そのAIエージェントはあなたの好みを全部知っているし、次に何を買うかも的確にアドバイスしてくれるようにもなるやろう。AIエージェントは、あなたが買ったものを返品するのも手伝ってくれるし、親切にしてくれる。「前に買ったもんとどの程度違うものが欲しいんですか?」って聞いてくれるかもしれん。
これで、人間の販売員の対応にイライラしないで済むし、怒っていることもない。もしあなたがほんとうに満足してなかったら、実際に人間と話すこともできる。でも多くの人が、AIエージェントのほうがずっと快適やと思うやろう。これ、別にリテールだけの話やないで。10年後には、「なんであんなに医者との時間を無駄にしていたのか。AIエージェントのほうがずっと優れてたのに」って思うようになるんやろう。AIエージェントは、医者が数百万件ものテスト結果を処理して、危険なパターンを見つけるのにかかる時間を一瞬でやってまう。何年もかかるような複雑な問題もすぐ解決できるんやで。例えばメラノーマ、心臓病、腎臓がんとか、そういうのも全部データに入っとる。そしてそれをすべてまとめて、使える形にするのはAIだけができることなんや。
自動運転車なんか見てみろ。人間の運転手よりもはるかに安全で簡単やし、AIは飲酒運転なんてしない。AIエージェントは校正して間違いを修正できるし、二度と同じミスもしない。大手の法律事務所やったら、最初の2年間は人間がそういうことを逐一やるが、AIがやることになれば、事務所は今よりも半分の人数で済むんや。いかにして少ない人数で、無駄を減らしつつ、より速く、より良い結果を出すのか、そのことを考えるのにAIはもはや必要不可欠ということや。
全部まとめて考えてみよう。もしあなたが何か事業を運営しているとして、そうやな、例えば1万店舗を持つコーヒーチェーンを経営しとるとするやろ?注文を正確に受けたり、複雑なドリンクをちゃんと作ったりするための人手が全然足らない。でも、今はいろんなAIロボガある。実際に何を頼んでも全部知っているAIを見たことあるし、1席で20種類のドリンクを同時に作れるAIロボも見た。今はモバイルオーダー&ペイもあるんやから、注文する時に人間と関わらんで済むし、AIが素早くやってくれたらドリンクがぬるくなる心配もないで。みんなハッピーや。
結論やが、もしAIエージェントがSalesforceみたいに仕事をきっちりこなせるなら、それを教え込むことができたら、ほとんどのケースでわいらよりも仕事をうまくこなすやろう。そして、それが繰り返しのタスクやったら、イライラしたり、怒ったり、忙しすぎてあなたに構ってられない人間より、丁寧で親切なAIエージェントの方がずっといいということになる。もしかしたら結局、AIが一番得意とするところは、人と接するところかもしれん。AIは、昔わいらが「理想の人間」に期待していたものを完璧に再現できるように思える。そういうことを感じ、更なるAIが活躍する未来を感じたDreamforceやったんや。
未来への期待が膨らみますね。
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