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【ジム・クレイマー】もはやテクノロジー株一辺倒の単純なマーケットじゃない!第3四半期トップ10リストから見えてくるもの!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/1のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日は中東の動きが全てみたいな日になったよな。イランがイスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したというニュースで、当然これは市場に打撃を与えて、ダウは-0.41%、SP500は-0.93%、そしてナスダックは-1.53%と下落の日になってしまった。この中東情勢をわいは決して軽視しとるわけではないんやが、そして地政学的混乱による株式市場の動きの変化も決して軽視しとるわけではないんやが、でも今日はこの中東の話題ではなく、昨日終了した今年の第3四半期を祝う時間にしたいと思うんや。なぜなら、第3四半期のトップ10のパフォーマーを見ると、かつては狭かった市場が完全に様相を変えたという驚くべきことが見えてくるからや。

 

わいはこのトップ10の中の多くの株について知っていることを誇りに思うで。なぜなら決して定番銘柄ばかりというわけではなかったからや。FAANGもMag7も何もないんや。映画を見ても、ブルース・ウィリスもジュリア・ロバーツもおらんようなものや。中東での地域戦争がエスカレートする可能性について考えることもええが、わいは最近上昇した銘柄を見ていく方がよっぽど建設的やと思っとるんや。わいら皆が望んでいて、多くの人がまさに求めていた市場のリーダーシップの拡大がついに実現したことに焦点を当てたいと思うんや。

 

あまり有名でない銘柄が復讐を果たしたようなこの第3四半期、そのS&P500銘柄のトップ10パフォーマーを順番に紹介していきたいと思うで。まず第10位は、Axon Enterpriseや。これは法執行機関向けのテーザー銃やボディカメラを製造する会社で、警察の全記録を管理するデジタル証拠管理事業も行っとる。この会社の株価は長年にわたって絶好調で、この第3四半期にも35.8%上昇したのは驚きではない。この株についてもっと皆が話題にしないとは不思議と言えば不思議やが、拡大するマーケットの象徴的な銘柄や。

 

第9位のパフォーマーは、幸いにも身近なStanley Black & Deckerや。なぜ身近かというと、わいのファンドで大きなポジションを持っとるからや。わいが持っとるのは、ここからますます住宅ローン金利が下がり、人々が家をますます修繕するやろうから、その時にパフォーマンスが向上する企業に投資したいからや。長年マーケットをアンダーパフォームしていたこの工具メーカーは、猛烈な勢いで復活したんや。第3四半期には37.9%上昇したんやで。大きな成長はまだ始まったばかりで、わいはこの勢いは続くと思うで。

 

第8位はVistraや。これは主要な原子力発電所を持つ電力会社や。今、データセンターやそれを利用するハイパースケーラーのためのクリーンエネルギーへの飽くなき需要が目立っとる。その需要は、マイクロソフトがスリーマイル島の3基の原子炉のうち1基を再開させるほどに爆発的に増加しとる。Vistraはこの四半期で37.9%上昇したで。年初来では280%上昇しとる。古くて退屈と思われとった公益事業がこのような動きをするとは以前だったら想像し難いんやが、カーボンフリーの電力は最もホットな商品の一つになっとって、多くの株を押し上げとるんや。Vistaはその中心におるし、このグループにはConstellation Energyも含まれとるで。

 

第7位はCBRE Groupや。商業用不動産の差し迫った崩壊について警告する人々が登場することに慣れてきたよな。やけど、CBREは商業用不動産のアドバイザリーや取引サービス、評価、不動産管理のすべてを行っている会社や。この株がこの四半期で40%近く上昇したという事実は、商業用不動産についてそれほど否定的になる前にもう一度事態を考え直す必要があることを示しとるで。

 

第6位やが、だいたいこういうトップ10のランキングには必ず買収案件が入るものや。今回は本当に意外な展開やったが、第6位のKellanovaは、旧Kelloggが分割された際に作られたスナック食品会社で、非公開のMarsに359億ドルという巨額で買収されることになったんや。ほとんど誰もこれを予想してなかったんや。なぜなら、GLP-1減量薬のおかげでスナックは衰退産業だと常に言われていたからや。でもMarsはそうは考えてないんや。彼らはジャンクフードについて誰よりも詳しいんや。Kellanovaの株価はこの四半期で40%近く上昇したで。

 

第5位は、Builders FirstSourceや。わいらはHome Depotを、新しい家を建てたり古い家を改装したりするためのプロ向け製品を購入する場所だと考えとるが、プロ向けの純粋な住宅供給業者は実はBuilders FirstSourceなんや。これはニッチな卸売業者で、わいの番組で何度も取り上げてきた。この四半期で40.1%上昇したで。Builders FirstSourceのような株を、これらの会社が大きな数字を出すのを待ってから安く買うことはできん。これは明らかに金利引き下げの勝者やから、先回りして参入する必要がある類の株なんや。

 

第四位はMohawk Industriesや。家やその他の建物の建設に何が必要かを考えると、フローリングは明らかに必需品やろ。フローリングと言えばMohawk Industriesという会社が同義語みたいなものや。カーペット、硬木、ビニールフローリング、それらを含むすべてのものを扱っとる。金利引き下げサイクルでは当然よくやるであろうため、この株はこの四半期に41.5%上昇したんや。

 

第3位のPalantir Technologiesはデータ分析会社や。良好な数字を出しとるのは確かやが、個人投資家の間で大きな人気を集めている株としてよく知られとる。2週間ちょっと前、ウォール・ストリート・ジャーナルは「Palantirの背後にいる狂信的なアマチュア投資家たち」というヘッドラインの驚くべき記事を掲載したんや。これは、先月この株がS&P500に加入した際に喜んだ熱心なファン層について素晴らしい洞察を与えてくれたんや。有象無象の投資家がSP500加入のタイミングに乗じて参入して、株価をこの四半期で46.9%も急騰させたんやで。

 

第2位はGE Vernovaや。つい最近まで多くの人がGEのパワー部門について心配しとった。その部門はGE Vernovaとして分社化されたわけやが、それはGE本体が純粋な航空宇宙企業になるための取り組みの一環で、わいは立案者のLarry Culpに尋ねたことがあるで。天然ガス発電所、風力発電、原子力発電を含むパワー事業の信用格付けについてどれほど自信があったのかを。でも今の状況を考えると結果的に、GE Vernovaには何も心配することはなかったということになるよな。実際、分社化は完璧なタイミングで行われて、株価は大成功を収め、第3四半期に48.7%も急騰したんや。発電事業は素晴らしい成長物語となったんや。醜いアヒルの子がダイナマイト部隊に変身したんや。

 

第1位は聞きなじみが無い会社かもしれんな。Erie Indemnityや。保険を購入したい人のための取引所をやっとる会社で、エリー湖にちなんで名付けられとる。この株が一番大きく上がった要因は主に、この株が指数に加入したことで多くの買い手が殺到したためや。Erie Indemnityが運営するエリー保険取引所は、100億ドルの保険料と約700万件の有効保険契約を持っとるんや。そして、Fedが金利を引き下げると、保険会社は活況を呈するんや。第3四半期を支配した多様な非テクノロジー系勝者グループの典型的な例になっとる。

 

結論やが、いかにマーケットの上昇が幅広い銘柄によってなされとるかわかるやろ?このトップ10リストは勝者の本当の広がりを示す驚くべきリストや。これらの企業は、金利低下や電力やセキュリティへの尽きることのないニーズから恩恵を受けとるものが多い。一部の人々は、これがわいらの向かう方向性を示していると言うかもしれん。わいはそこまで言い切ることはせんが、確かに今後、勝者を見つけるためにもっと深く掘り下げる際の材料にせんとあかんやろう。もはやテクノロジー株一辺倒の単純なマーケットじゃないんやで。

 

 

いろいろ物語っているリストですね。

 

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