こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。
決算期の不条理がやってきたで。決算期に愚かな動きをしとる人がおる。あなたが同じ間違いをしないように、わいはそれらを指摘せんとあかん。わいはあなたには、軽率なトレーダーではなく、思慮深い投資家になってほしいからな。今日はダウは-0.75%、SP500は-0.76%、そしてナスダックは-1.01%と下落の日になったんやが、決算を受けて様々な株が様々な動きを見せたんや。ただ、大部分の時間において、多くの株式はわいらがいわゆるS&P500と呼ぶ株式バスケットと同じように取引されるだけなんやけどな。
そしてそのバスケット全体の動きが左右されるような出来事がいろいろおこるのも日々投資をやっていたらわかるやろ。今日おこったのは、エネルギー価格の急落や。イスラエルがイランの石油施設を攻撃する計画がないと報道された後、それはおこったんや。イランの施設は1日約400万バレルを生産しとって、その大部分が中国に行っとる。
そしてその中国に関しては本当に悪いニュースがあったで。Hennessyのコニャック、Louis Vuittonの服、Moëtシャンパン、Tiffany、Christian Diorを思い浮かべる、信じられないほど優れた高級品の巨人であるLVMHが、アジアで16%のオーガニック売上高の減少を報告したんや。それは中国の弱さによるもので、信じられんぐらい弱い。明らかに中国共産党の景気刺激策はまだ効果を発揮してないで。中国の需要が弱まり、イランの大規模な石油施設への脅威もない、となると、原油価格が急落して、ほぼ4%下落してWest Texas Intermediate(WTI)を引き下げたんや。
それは厳しいいってこいになってしまったんや。原油価格はイスラエルがイランの石油施設を攻撃するという予想で急上昇しとったんやが、その懸念が解消された可能性があるということで急落した。原油だけでなく、石油株全体で驚くべき下落があったで。石油株に関しては、率直に言って、今の供給過剰状態の石油の状況では、現時点では投資に値せんと思うんや。原油価格が70ドルから50ドルに下がる可能性があるという時に、石油株の底値を予測しようとしても無駄や。そして50ドルは、サウジが普通に可能性があると言っている価格や。OPECにはもはや生産の規律がないんや。
もちろん、原油価格が下がるときはいつでも、ガソリン価格の低下で消費者がより多くのお金を手にする世界で勝者となるはずのすべての小売業者、レストラン、旅行・レジャー株の急速な再評価が行われるんや。そしてまさにそれが今日起こった。例えばクルーズ株は、大量の石油を使用する旅行セクターの銘柄で、今日は軒並み株価が上昇しとる。Carnivalは6%以上上昇し、Norwegianは4%、Royal Caribbeanはほぼ3%上昇したんや。とても理にかなっとるが、その即時の再評価は明日には消えてしまっても不思議ではないとわいは思うで。レストラン株に関してはわいはもっと上がってもええと思ったんやが、それほどではなかったんや。Texas Roadhouseは3%上昇して、McDonald'sは新高値を更新したけどな。
一方で、特定の一つのある企業の業績から業界全体、そしてその顧客にまで推測が及ぶと、すぐに不条理の極致に達したりもする。オランダの半導体製造装置メーカーのASMLが、今日ひどい決算を発表して、ASML株は16%以上も急落したんやが、そのパニックは半導体セクター全体に広がったで。実はASMLは今日決算を発表するつもりじゃなくて、誰も準備ができてなかったこともあって、グループ全体がただの無秩序な状態になってしまったんや。NVIDIAだって今日は-4.7%という下落ぶりや。
そして本当の意味での誤報は医薬品株にあったんや。わいは今日、Johnson & Johnsonについて多くの調査を行って、本当に深く掘り下げようと頑張ったんや。今回の決算は数字を見たところ、MedTechポートフォリオを除いて素晴らしいものやった。実際、製薬ポートフォリオは予想以上に良くて、特にJanssenの抗がん剤は真の革命や。彼らは膀胱がんのための驚くべき治療法を持っとる。かつては致命的だったものが治る世の中や。さらに、Spravato、つまり彼らの精神科用ケタミン薬は、人々に「人生は生きる価値がある」と感じさせるで。MedTechの部分が弱かったのは、トータルセールスによるものやった。
Johnson & Johnsonは、終わりのないタルク訴訟を抱えとるが、これを処理するために子会社を設立して、テキサスの裁判所によって受理された破産申請を行ったんや。原告においては、訴えている人々の83%が和解を望んでいるとされとって、その重荷はおそらく80億ドル程度で、それは複数年にわたって計上されるやろう。一度に大きな支払いをするのではなく、や。今回のアップデートで、新たな変化が比較的早く起こる可能性があるということが示唆された。
だから今朝、わいは朝の番組の放送中にわいはJohnson & Johnsonの株を見ていて、「まあ、3ドル上がるかな」ぐらいに思っとったんや。でも実際は株価が下がったんや。文字通り1ドル下がったんや。わいはこの動きは狂っとると思ったで。ホームワークをしていない愚か者たちによって設定された株価や。株価は常に正しいという見方もあるが、わいは人生の中で、市場の判断が明らかに間違っているときにそれを受け入れるつもりはないんや。そういう間違いには立ち向かう。指摘するで。まあ結局この株は今日は2.5ドル上昇して、+1.55%の値動きを見せたんやけどな。でもこのJNJ株の動きは、いかに株価がボンクラたちによって操作されているかの証左や。
さて、Goldman Sachsはどうやった?わいは決算を聞いて、CEOのDavid Solomonは素晴らしいリターンを出したな、と思ったんや。でもなんと、この株は上がるどころか今日はマイナスやったんやで。なんということや。完全に混乱しとる取引や。それは恥ずべき取引といえるかもしれん。先週、Wells Fargoが完璧な決算を発表した時も、最初は株価が1ドル半も急落したんやで。わいはテレビに何かを投げつけたくなったが、実際にわいは以前テレビにレンガを投げつけたことがあって、さすがにもうそんなことはせんのや。Wells Fargoについてはわいはきちんと分析して、それが予想以上の決算で、この銀行にとってこれまでで最高であることにすぐに気づいたんや。案の定株価は下落からすぐ立ち直って急騰した。
一つはっきりさせたいのは、わいはマーケットに巣食う全員が愚か者だと言っているのではないということや。わいは、情報を持った人々が探している詳細や、決算に向けて受け入れてきたベンチマークがあると言うとるんや。その上で、決算直後の株の動きは、明らかに何に基づいているのかわからない無意識的な動きをすることもあるということや。間違いなく主要な数字に基づく動きではない。間違いなくホームワークに基づく動きでもない。でもそういうことがあるということを知っているだけでも、随分パニックになることがなくなるものなんや。
結論やが、決算直後、株価が雑に再考されていろいろな動きをすることがある。個別株の株価がSP500のバスケットからき放たれる稀有な時期でありながら、でももしあなたがプロでないなら、このプロセスに深く関与すべきではないで。わいらはそんな刹那的な勝負をしてもしょうがない。もしそこに勝負をかけるのなら、これほど簡単にお金を失う方法はないほどや。もっと落ち着いてじっくり行くんや。軽い株価の動きに惑わされてはあかんで。
惑わされずにいきたいですね。
応援よろしくお願いします。