こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/29のMad Moneyはどうだったでしょうか。
債券市場が本当に事態を混乱させとる。債券がストーリーを壊して、最悪の場合としてはあらゆる資産から人々を追い出したりしとる。今日はダウは-0.36%、SP500は+0.16%、そしてナスダックは+0.78%とナスダックは史上最高値で終わったわけやが、テクノロジー株に買いが集中して、マーケットが狭まり、包括的ではなくなっとるんや。もしかすると、それは健全ではないかもしれん。勝者がより狭く集中して、テクノロジー株以外に勝者があまりおらんくなっとるんや。
もし債券市場が止まらなければ、そして少なくとも長期金利が上昇を止めなければ、数ヶ月間わいらを牽引してきたグループを失って、数個の素晴らしい銘柄だけが良くやるという悪い昔の状況に戻ってしまうかもしれん。そもそも今の事態は予測可能なことではあったんや。Fedが50ベーシスポイントの利下げを行うと知ったとき、人々は債券を買おうとして熱狂したんや。彼らは今月だって、急速な一連の利下げがあると賭けとった。それは既定路線のようやった。インフレは減速して、自律的に回復しとった。
でも9月18日のあの厄介なダブル利下げの後、1995年以来起こっていないことを目にしたんや。それは、債券の長期金利が下がるのではなく上がったということや。完全に興ざめやった。そしてその興ざめ具合をわいらは今回の決算で感じ始めとる。今日、D.R. Hortonは決算をうけて-7%も株価が下がってしまった。この会社は手頃な価格の住宅を作っとって、ハウジングセクターにおいてとても重要な会社や。彼らでさえ、住宅ローン金利が予想以上に高いから、業績があまり良くないという結果になってしまったんや。
実は、似たような動きはわいのファンドが持っとる銘柄でもあって、これはわいにとって痛手やったんや。工具メーカーのStanley Black & Deckerが決算を受けて-8.7%と大きく下落してしまったんや。ハウジングセクターの株が壊滅的に下落しとる。住宅部門は経済の10%に過ぎないんやが、でもわいが常々言っているように、S&P500に関しては住宅部門はその比重以上の影響力を持っとるんや。ハウジングセクターは期待されるすべての住宅ローンやホームエクイティローンがあるから、銀行業界とつながっとるし、リテールにも当然影響がある。リノベーションのために店に行くからな。
あとは、電子機器、コンピューターにも住宅セクターは関与しとる。引っ越すときにホームオフィスを設けたいと思うかもしれんからな。住宅には本当に多くの要素があって、そのセクターが債券の長期金利がいつ上昇を止めるのか分からないことで不調が続くのなら、その影響は経済全体に広がるで。今、金利は依然として低い水準やとは思うんやが、その変動速度が異常なんや。二人の大統領候補は共に、我々の収入以上に支出しようという計画を持っていて、関税をどんどんあげたら貿易にとってひどいことになるかもしれん。だからどんどん債券オークションをやらんとあかんということになって、誰もがこんなに多くのオークションは望んでない中で、債券がこのように打撃を受け続けるという状況になる。
今の状況が続くと果たして株式市場はどうなるんやろうか?まず、米国債へのエクスポージャーがほとんどない企業、つまりテクノロジー企業の株にお金が戻ってくるで。昨夜のCadence Design Systemsの決算は素晴らしかったんや。この会社は優れた半導体設計ソフトウェアを提供しとって、NVIDIAとも密接に連携しとる会社や。今日は素晴らしい決算を受けて株価が12.5%も上昇して、これが業界全体を押し上げたりしたんや。果たしてこの水準を維持することができるやろうか?
でもまあ、すべてのテック企業がCadenceのように順調とは限らんで。例えば、AMDや。AMDは今夜、強力な決算を発表したんやが、これは部分的に彼らのAIチップの需要によるものや。でも同時に、彼らは今四半期のあまり高くないガイダンスも示したんや。なぜなら、サプライチェーンのところで制約があることを彼らは心配しているからや。だから株価はアフターアワーで7%以上下落しとる。需要はめちゃめちゃ高いんやが、世界中の高性能半導体の生産能力は限られているため、十分に生産できないかもしれんということなんや。わいにとってはこれはハイクオリティーな問題のように思えるんやが、AMDが気になる人はCEOのリサ・スーが明日の朝、わいの番組に出るから見てほしいで。
一方で、Alphabetは基本的に素晴らしい決算を報告したで。わいはAlphabetについては心配しとったんや。コアな業績がかなり良いときでも、株価がしばしば下がる要因がたくさんあったりするからな。でもわいのファンドではこの株を持ち続けとったわけやが、今回の決算は素晴らしかったんや。検索ビジネスも良かったし、YouTubeの強力な広告売上も見れたで。だから株価がアフターマーケットで5%以上上昇しとる。決算前に株価がどんどん、すでに上昇していたことを考えると、印象的な上昇やで。あとは、Redditの決算も素晴らしくて、アフターアワーで20%以上株価が上昇しとる。大暴れや。さいはCEOとこの後話をするで。
さて、住宅や債券、テックから遠く離れたところで、わいらは資本主義のちょっとした奇跡を目撃したりしたで。Goldman SachsがBoeingの1億1250万株を1株143ドルで価格設定して公募をして、これは前日の終値から5%以上のディスカウントで、これで161億ドルを調達したんや。これは連邦政府が2012年にAIGを救済して以来の最大の追加株式発行やったんや。Boeingはまた債券市場でも多額の資金を調達して、合計で211億ドルを調達したで。これは月に10億ドルを失っている会社をしのぐのに十分な額や。
Boeingが2020年4月に250億ドルの社債を発行したとき、それはパンデミックにおいてもわいらの経済が破壊されないことを基本的に実感した瞬間やった。今日の株式発行は、Boeingが再び健全になることを意味するで。もはやこの会社が国有化される可能性はないやろう。たとえスト中の機械工組合が賃金をめぐって経営陣と高リスクのチキンゲームを続けていても、今やBoeingは十分な資金を持っていて、おそらく彼らに対する優位性を持っとる。つまり、すぐに事態は収まるかもしれん。そうなったら、彼らは再び飛行機を製造することができる。以前そうしていたように、またそうできるんや。
株式の発行は株の希薄化を招くことは当然や。でも今のマーケットで最も差し迫った懸念事項の一つが取り除かれたことも事実や。これでBoeingの株価は自由に上昇できるというものや。もし現経営陣がしっかりすれば、株価は上昇するやろう。わいはこういう資本主義の奇跡というべきものが大好きや。しかしこういう動きに対抗するのが今の債券市場や。もし債券市場が下落を止めなければ、Fedが利下げを続けることで2025年に活気ある経済をもたらされるという考えに疑問を抱かざるをえなくなる。
結論やが、金利の急上昇が止まらなければまずいことになるで。金利がゆっくりと上昇するのは理解できるが、この急激な上昇は問題や。今の状況が続くと、昔の状況に戻ってしまうで。ごく少数の大手テック株だけが勝ち、多くの他の株が負けるという状況に戻ってしまう。債券市場が落ち着かなければ、やばい事態に陥るんや。今どっちに転ぶかのちょうど境目のところにおるとわいは見とるで。
決算後の株価の動きが激しいですね。
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